
2018年10月25日~Web上に投稿フォームを設け、広く「私は選択的夫婦別姓に賛成です!その理由」ご意見を募集しています。その中で「サイト公開OK」の方の声をご紹介します。
投稿してくださった方々の内訳(2018年11月現在)
- 私は選択的夫婦別姓に賛成です!その理由
- 研究者にとって、婚姻時改姓とはキャリア断絶の危機
- 海外出張や駐在では旧姓は法的根拠がないため、日本以上に面倒。
- 事実婚20数年。相続とお互いの看取りが心配
- 夫婦別姓が認められないことと、女性差別は地続き
- 名は小さな頃から使ってきた自分自身の記号
- 夫婦別姓について口論となり、夫婦仲が悪化。離婚危機に
- 選択制で生きやすくなる人はいても、生きづらくなる人はいない
- 仕事面、資格や口座名義、各種手続き…改姓は非常に不便
- 社会的に不都合や不利益を被るような状況は人権問題
- 改姓しないままの通帳は「偽名」とまで言われ、ペーパー離婚に
- 自分の姓を変えざるを得ない現状は人権侵害
- 自分が自分でなくなる感情をどうにもできなかった
- 仕事をしていると大変。自由じゃない国
- 旧姓で稼いで新しい姓で納税するなんて理不尽
- 女子差別撤廃条約を守ってください
- 外国人との結婚で姓を変えずに済んで本当に良かった
- 選択式ならば、同姓になりたければなれる
- どちらかの姓に統一しなければならない時点で既に公平ではない
- 事実婚では法的に不利。十数万円の費用をかけ、公正証書を作成
- 改姓問題で結婚を躊躇する人、破談になる人、出産の時期を逃す人がいる
- 自分が自分ではなくなるような喪失感に耐えきれず、ペーパー離婚
- 女性が改姓を拒否するのは軋轢のもと。そんな状況を国が続けることにメリットがあるのか
- 改姓すれば私の名字は私の代で途切れてしまう
- 改姓することが嫌で嫌で、鬱々とした精神状態に
- 特許出願や研究発表に使う通称(旧姓)は、会社という後ろ盾がなければ保証されない
- 子連れ再婚で2度目の改姓。一家の大黒柱が「別の人間」になる苦痛
- 事実婚では不動産を共同名義にできない、遺産相続権がお互いにない、子供の共同親権がない
- 自分が自分でいられる社会で生きていきたい
- 妻氏婚のため「婿養子か」との偏見に苦労した父
- なぜ女性が名字をかえなければならないのか
- 旧姓使用という偽名を認めるより、姓の選択肢を広げた方がベスト
- 国連の是正勧告にも関わらず、未だに夫婦同姓を民法で定めている国は日本だけ
- 少子化なうえに結婚できない時代。姓が途絶える家は増える
- 近い将来に結婚を考えているが、「同姓が強要」されているために億劫
- 自分もパートナーも法人代表。お互いこの姓名で多くのことを成し遂げてきた
- 姓を同じにせねば、税金面や保険、看病などあらゆる不利益が
- 現法は国民の時間を無駄に浪費させ、生活に支障を来す理不尽な制度
- 女性活躍社会にも関わらず、本来の姓を国が変えさせるのは拷問
- 「家族の絆」を理由に強制同姓は意味不明
- 通称使用は正直ほとんどの場で役に立ちません
- 選択肢が広がれば、自分らしく生きることができる人が増える
- 論文や特許など新姓に変更する場合は丸二日平日の休みが必要
- 出生率上げたいのなら、女性が結婚に二の足を踏む状況を少しでも減らして
- 時代に合わない制度はアップデートしていくべき
- 苗字を一緒にして家族仲良くなれるならとっくに国民全員仲良く問題がないはず
- 嫁に行く、婿に貰う等昔からの考えの人がまだ多く、結婚時さんざん揉めた
- 男尊女卑の法律をどうにかしてください
- 海外赴任中は夫の姓を名乗り、帰国次第、離婚して妻氏婚し直すことに
- 選択的夫婦別姓は、女性活躍推進の上では最低限必要な人権
- 研究者の姓が変われば改姓前の実績がなくなる、混在するなど不利益を被る
- 結婚当時、名義変更に追われて鬱になり、2ヶ月ほど寝込んだ
- 通り名と法律姓との混在で民間サービスでも不利益が発生
- 銀行、病院、保険、家の購入、納税、NISAも旧姓不可
- 論文は姓を変えると検索されず、仕事の成果が断たれてしまう
- 名前は「今まで生きてきた自分」と「今この瞬間の自分」をつなぐ証
- 夫婦別姓を実現するため法律婚から事実婚。補助が打ち切り
- 公的書類では夫姓。大切な自分の一部を国に取られた気持ち
- 新姓で働くと「○○というものはこちらの部署にはおりません」
- 旧姓使用で各種手続きに混乱。煩雑さや負担に毎度困惑と怒り
- 自分が働いて貯めたお金で買い物をするのに、半分他人の名前を書かなければならない
- 親権を持つ子どもの銀行口座開設に戸籍の提示を求められた
- 入試差別、賃金差別から「女性が改姓することが当たり前」の非対称性にも気づいた
私は選択的夫婦別姓に賛成です!その理由
研究者にとって、婚姻時改姓とはキャリア断絶の危機
大ねこ 東京都多摩地区 男性 50代
選択的夫婦別姓制度実現へのご協力をお願い申し上げます。
私は一科学者として大学で教鞭を執ります。科学者としての実績を世界に示すためには、著者として論文や書籍などに記載した氏名が極めて重要です。しかし、夫婦のうち法律婚によって改姓を強いられたほうは、論文の著者名を改姓後のものとすれば、自身の業績が連続性をもって正確にデータベースに登録されないため検索できないものが生じることになり、逆に本来姓を継続使用すれば、戸籍名のみが正式名と見なされる多くの国内組織においては、結婚前の実績が本当に自分のものであることを示すため、やはり多大な労力を払わねばなりません。このように、名前を売ってこそ業績と見なされる研究者にとって、婚姻時改姓とはキャリア断絶の危機、あるいはそれを回避するために多くの時間を割くことを強いられるものであり、世界と互しつつ日本の研究力を向上させるための大きな障壁となっております。
私は大学教育の現場にいるため、学生の優秀さに男女差がないことは良く存じております。彼らの中には、将来研究者になり、世界で活躍する者も出るでしょう。しかしながら現行制度化下では、民法が「男女いずれが改姓してもよい」と規定していても、現実には女性の大半が婚姻時に改姓を余儀なくされるため、上述のキャリア断絶の危機にさらされます。これは、科学分野における日本の情報発信力を大きく削ぐ要因になるため、到底放置することはできません。日本が科学立国としての地位を維持し、世界をリードする情報を発信し続けるために、現行の婚姻時強制改姓制度を改め、望む者には出生時からの姓を私的・公的双方において、何の妨げもなく使い続けることができるようにできることが望ましいのです。これは、科学研究の分野に留まらず、ビジネスのシーンでも同様の問題であると確信します。
かく申す私ども夫婦は、法律婚ではなく事実婚を選択しております。その理由を以下に記します。
私は妻の人格に惹かれ、敬意を払い、生活を共にするようになりましたが、妻の姓もその人格の一部です。妻も同様に、私に敬意を払っております。ところで私の姓は私の人格の一部であり、また上述したキャリアを示す重要性に鑑み、これを安易に変更することは受け入れがたいものがあります。
自分が受忍し難いことを、一体どうして妻に強いることができましょうか。私はかようなダブルスタンダードを、人生の伴侶に適用することは、とてもできません。多くの人は、特に若い世代ほど、同じ思いを抱いていることでしょう。それにも関わらず、法律婚を選択しないことによる数多の弊害、例えば共同名義の資産保有や遺産相続などの点において、法律婚と同等の権利を保持できないことを避けるため、やむを得ず改姓を受け入れ婚姻する人も少なくないことは理解しています。しかしその結果、出生時から使い続けてきた名前の変更を余儀なくされ、自己喪失感を味わう人もいるでしょう。これは重大な人格権の侵害であると考えます。
「結婚するのだから、そんな喪失感も受容せよ、でなければ結婚する資格などない」などと、何の関わり合いもなく、罪もない他人に対して平然と強要できる者はいないと思われます。一方、夫婦のうち改姓しなかった方は、その喪失感を免れるわけですから、この時点で既に、改姓を2人のうち1人に強要する現行制度は、両性の平等の原則に反していると明言できるでしょう。
私達夫婦は今まで大過なく生活を続けることができましたが、これから容赦なく年老いていくに従い、互いを労り助け合う必要性は一層増していくでしょう。その際、法律婚による夫婦であり、互いの地位を法的に保証されていることは、極めて重要です。その保証を得るため、上記の人格権を侵害されてまで改姓を強要されなければならない理由は、私達にはどうしても思い当たりません。なぜなら私達夫婦は、今まで市民としての義務を果たし、次世代の育成に力を注いで来た自負があるからです。事実婚夫婦であるため、子の姓は私とは異なりますが、それを理由として学友から疎外された事実などは一切なく、無事に成人しました。私達は、天道に照らして何一つ恥じ入る行いはしてこなかった…そう確信できます。
選択的夫婦別姓制度の実現は、決して世界に向けて活躍しようという日本人のためだけではなく、生来の名前を保持したいという至極自然な感情をもつ多くの人のためでもあります。最近の内閣府による調査結果が示すとおり(1)、現行の強制改姓制度により結婚をためらっている人は、若い世代を中心に、決して少なくはないと思われます。少子高齢化による破綻から日本を救済するため、早急な民法改正を希求するものであります。
- 内閣府 平成29年度 家族の法制に関する世論調査
選択的夫婦別姓制度が実現しないのは、政権与党内で保守的な家族観が強いためであると言われています。その主張の一つが、先祖から伝わる家族の姓を護持する意義であると理解しております。しかしここで、その保守性を、結婚した夫婦のうち改姓しない側だけに向けることの論理的不整合性について指摘したいと思います。改姓した側、現状ではほとんどが女性側ですが、その家系の姓は保持しなくても構わないのでしょうか?男性側だけが姓を維持することが重要であり、女性側のそれを軽視しても良いという考えは、法の下の平等に違反することは明白です。特に昨今は少子化が進み、結婚を予定している女性の家族にきょうだいがいない例も珍しくありません。婚姻時に改姓を強要されれば、その家系の姓は途絶えてしまいます。この事態を放置することは、先祖を大切にする、という保守的家族観に、真っ向から反するものであり、保守的立場からも再考する必要があります。また、現行の強制的夫婦同姓制も明治期に列強に模倣する形で導入されたものであり、決して日本古来の伝統ではないことを強調したいと思います(1)。
次に、「同姓であることが家族の絆の証である」という論を以て、婚姻時の強制同姓制を正当化する意見も根強いようですが、世界において、日本のみが婚姻時の強制同姓制を保持している一方(2)、選択的夫婦別姓も可能な他の全ての各国において、婚姻や家族生活に、別姓であることを以て何らかの重大な支障が生じているという報告は見られないことにも関わらず、我が国では現在、離婚件数は婚姻件数の3分の1にも達しております(3)。我が国に於いて離婚した人は、100%例外なく同姓であったことから、この論はもはや、何の説得力も持ち得ないことが明白であります。
最後に一つ付け加えさせていただきたいと思います。選択的夫婦別姓制度を求める人達には千差万別の背景があり、決して一括りの政治的指向の持ち主の集まりではありません。かく申す私は、改憲容認派の一人です。近年実施された内閣府による世論調査では、現行制度を改める必要はないとの意見の占める割合は僅か29.3%である一方、選択的夫婦別姓に理解を示し、法改正を容認する割合は42.5%にも達しており、既に大勢は民法改正支持で決しております。さらに若い世代ほど選択的夫婦別姓を求める傾向が強く(4)、もはやそこには、制度変更に政治的指向が介在する余地は無いと考えます。若い人たちが求める制度に変えていくことが、将来の日本に資する政治ではないかと思います。少子高齢化が問題となる昨今、婚姻に対する障壁を少しでも低くすることが、問題解決の一助となります。また、日本人がこれから一層世界で活躍するためにも、婚姻で姓が変更されてしまい、ビジネスシーンにおけるインフルエンサーとしての知名度が維持できなくなることは、大きな障害となります。日本の国力を維持する為には、現行法による改姓を強要する制度は、もはや有害無益であると断じざるを得ないのです。
私たちが求める制度は「選択的」であるため、婚姻時に誰も意志に反して姓変更・非変更を強要されることもありません。立法府の皆様におかれましては、上記を踏まえた議論を進めていただければ幸甚であります。
- 我が国における氏の制度の変遷 法務省ホームページ
- 第196回国会 法務委員会 第2号 平成三十年三月二十日(火曜日) 議事録 國重徹議員に対する 小野瀬政府参考人の答弁
3. 厚生労働省 平成29年人口動態統計の年間推計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei17/dl/2017suikei.pdf
- 内閣府 平成29年度 家族の法制に関する世論調査
海外出張や駐在では旧姓は法的根拠がないため、日本以上に面倒。
たか 男性 40代
旧姓使用はできる場面とできない場面での使い分けが非常に面倒。海外出張や駐在では旧姓は法的根拠がないため、日本以上に面倒。
1億総活躍、女性活躍、多様性の尊重、など耳障りの良いスローガンを聞きますが、希望者が夫婦別姓を選択することすらできない社会で、虚しく響くだけです。また、公私において改姓という非生産的な手続のために、どれだけの時間や労力やコスト(改姓する側も、手続を行う役所や企業の側も)がかかっているのかを考えると、無駄にしか思えません。
事実婚20数年。相続とお互いの看取りが心配
おはなちゃん 東京都 女性 50代
私とパートナーは20数年、事実婚を続けています。
1)なぜ法律婚をしないのか
私は子どものころから「なぜ女性は、生まれたときの姓を死ぬまで使えないんだろう」という疑問がありました。また、社会的キャリアを積んで独立し、自分の名前で仕事を続けるほどに、改姓は私にとって手間とデメリットとしか感じられなくなりました。やがて、「なぜ離婚時には旧姓と改姓と選べるのに、なぜ結婚時に選ばせてくれないのか。これは不平等ではないか?」という疑問を持つようになりました。
パートナーもまた私同様に独立し、自分の名前で仕事をしています。世間の風潮から考えれば、やはり男性が改姓することについて、彼自身だけではなく、彼のご両親も私の両親も、もちろん私も快く思えません。自分が変えたくないものを、なぜ最愛のパートナーに押しつけることなど、まさに地獄の沙汰です。
90年代の中ごろ、別姓が決まりそうだという世間の流れに期待しましたが、法制化されないまま、月日だけが流れていきました。姓を変えたくない気持ちだけが、どんどん取り残されていく不安のなかで、せめて公正証書をつくり、もしもに備えようと考えてきましたが、私たちのような低所得層にとって、それは経済的に簡単なことではありませんでした。
2)事実婚での不利益
そもそもパートナーと一緒に人生を歩もうと決めたきっかけとなったのが、パートナーが轢き逃げ事故に遭い、瀕死の重傷を負ったことでした。このときはまだ若く、世の中も厳しくなかったので、「婚約者です」の言葉で集中治療室へ入ることができました。
しかし、年を経た今ではどうでしょうか。法律婚ではないと医療行為の承諾が不可能だったり、事実婚では万が一のときに判断を委ねられることができません。それはどちらかが危機状態になろうと同じことです。年を重ねるごとに、入院などを経験するたびにその不安は強くなり、何度も法律婚という言葉が頭をよぎっていきました。
また、世の中にはやはり、事実婚という状態に不快感を露わにする人たちがいます。
「だらしがない」「不潔だ」のほか、「法律婚していない人には守るものがない。だから低額でよいでしょ?」 という理由で、賃金を低く決められたことがありました。特にパートナーは「法律婚していない社会的落者」「妻に改姓させられないダメ人間」など、男性ならではともいえる、社会的に苛まれる発言を何回か受けており、自分自身が改姓することについて一層抵抗を感じるようになっています。
事実婚では賃貸住宅を借りる際も不利益があります。たとえば通常1人でよい保証人を、最多で夫婦それぞれで2人ずつ立てて欲しいと言われたこともありました。各保証人の収入証明書も要求され、それは保証人を請け負ってくださった方にも負担になります。法律婚夫婦の4倍の迷惑をかけるとは、私たちはそれほど社会的に迷惑な夫婦なのかと思うと、悲しみとやるせなさでいっぱいになりました。
また、不動産を購入した場合でも事実婚では共有名義にはできず、カップルローンも組めません。事実婚を続けていれば、相続の問題なのは明らかです。しかし平成27年の裁判で、いよいよ別姓が選べるようになると信じていました。ですから一からやり直しとわかったときの落胆は、もう先が見えないどん底で真っ暗闇の状態でした。
これらは、夫婦そろって企業に属さない立場だからかもしれません。しかし、現在の雇用状況を見れば、非正規雇用が多い 今後は、若い人にとって他人ごとではないともいえるのではないでしょうか。
とはいえ、双方の両親やきょうだいたちは、事実婚状態の私たちを温かく見守ってくれてきました。10数年ほど前には父がふと「もうすぐ別姓も決まるようだし」と口にしていたことを、最近よく思い出します。そんな私の両親もパートナーの両親もすでに高齢で、入退院を繰り返すようになりました。法律婚の制度から取り残されてきたうちに月日が経ち、いよいよ両親の看取りが現実的となってまいりました。そうこうしているうちに、パートナーの医療行為許諾や、それこそ互いの看取りの時期がやってくることも、今や強い実感として持つようになり、日々不安を感じることが増しています。
3)選択的夫婦別姓が法制化されたら
選択的夫婦別姓の検討が始まった時代は、まだ「子どもができたら」という夢もありました。時間が経ち過ぎて、とうとう相続とお互いの看取りだけが目的となってしまいました。
SNSなどを通じて、選択的夫婦別姓がないことで困っている人はたくさんいることを知りました。今では「困っている人がこんなにたくさんいるのに、それも多方面で多様な『困った』があるのに、なぜ認められないのか、不思議でなりません。
私は選択的夫婦別姓の制度が法制化されれば、すぐに婚姻届を出しに行きます。待ち望んでいる仲間も、みんな同じ思いでしょう。そして法的にパートナーを看取れること、私が看取られることを確かな自信として、残りの人生をパートナーとともに色濃く歩んでいけたらと願っています。
おかしなイデオロギーに惑わされず、一刻も早い選択的夫婦別姓の法制化を望みます。
夫婦別姓が認められないことと、女性差別は地続き
Alex 南半球 女性 30代
女性は結婚を考える世代になるより前、小学校の頃から、いずれ結婚する相手の名字になることを考えさせられます。初恋の相手の名字と自分の名前を組み合わせてみて、組み合わせの悪さに頭を抱えたりします。実際、オダさんとお見合いしてはすごく素敵な相手だったけれど結婚を断念したマリさんもいます。女性は結婚と改姓をセットに考える習慣がありますが、男性はどうでしょう。勝手に女性が変えてくれてその分の面倒な手続きも手数料も引き受けてくれて当たり前だと思っていませんか。
現段階でもどちらの名字を選んでも良いのだから平等だと思う人は、96%以上の女性が改姓している現状に対して、本当にそれが彼女ら全員の本意であると思っているのでしょうか。そう思うなら、試しに「区役所で婚姻届を出す際にじゃんけんで買った方の名字にする」としてみればよいでしょう。多くの男性が悲鳴をあげ、一週間で夫婦別姓が認められるでしょう。
夫婦別姓が認められないことと、女性差別は地続きです。保育所不足、家事分担の不平等、マタハラやパワハラ、男女の賃金格差や出世格差、介護問題、多くの女性が当たり前のように不都合や理不尽を強いられ、それに抗議しても制度が変わらないのは、議員における女性割合が少なく、女性の置かれた立場を理解している議員がほとんどいないからです。日本では女性活躍が推奨されていますが言葉だけで、いまだ、介護や家事分担に代表されるように家庭内の負担を女性に押し付ける風潮があり、保育所の不足も、介護問題も、少子化も、そして名字を変えることで生じる不都合も、当事者目線で考えられる男性議員がほとんどいません。自分が関わったことがないからです。
少子化はその結果です。女性である自分が大切にされない社会で、結婚して次の世代を育てたいと思う人が増えるはずもありません。
女性の活躍をすすめたいなら、女性の声をきき、女性がにとって働きやすい、子育てと両立ができ、結婚や出産でキャリアが断絶しない、社会を作るために女性の声を聞くべきです。夫婦別姓はその一貫です。夫婦別姓が認められていないのは日本だけです。
名は小さな頃から使ってきた自分自身の記号
T 女性 30代
結婚して12年になりますが、婚姻届を出すときからずっと夫婦別姓を希望しております。きっとすぐに法律が変わるだろうと法律上の結婚をしてから、12年経ってしまいました。日常的に旧姓を名乗り、仕事も旧姓を使用しておりますが、銀行口座やパスポートはどうにもならずそのせいで仕事上の不利益を多々被っています。役所などの届け出へも、やはり改姓した名を使うのが未だに躊躇され、アメリカやヨーロッパが羨ましくなります。 名は小さな頃から使ってきた自分自身の記号です。それを変えることで私だけが負う不利益を、私だけが我慢していれば良いという考えに納得ができません。戦後家父長制を廃止した日本が、未だその名残のように「家族は全員同姓であるべき」を主張するのはなぜですか。マイナンバー制度が施行された今、行政上の手続き等の理由は考えられません。すでに日本人はそれぞれマイナンバーで個人管理できるのですから。
夫婦別姓について口論となり、夫婦仲が悪化。離婚危機に
匿名 東京都 女性 30代
キャリア上の問題。配偶者からは制度がないから、と思考停止の無理解。夫婦別姓について口論となり夫婦仲が悪化し、いま離婚を申し出られています。国に壊されたとしか思えません。 夫婦別姓のことで夫婦喧嘩になる家庭があると我が家以外でも聞きます。少なくとも1つの夫婦仲を壊したことを真摯に受け止め、誠実に動いてほしい。
選択制で生きやすくなる人はいても、生きづらくなる人はいない
匿名 女性 30代
・事情があって双方が実家の名字を残したい人どうしでも結婚できる。
・相手の名字に変えたらフルネームの据わりが悪くなったり、身近な人と同姓同名になってしまうといった地味なトラブルを回避できる。
・名字を変更することで発生する銀行口座や運転免許証、その他諸々の非常に面倒な名義変更を全て省略でき、新生活にあたって大幅な時間節約になる。
・結婚前に積んだ旧姓に紐付くキャリア(学会に提出した論文の文責など)から結婚によって分断されてしまうという不利益を回避できる。
・国際結婚の際、名字形式の違いによって起こる煩雑な諸々を回避できる。
・お互いが愛着のある名字を使い続けるという選択ができる。
・多様な家族のあり方が受け入れられやすくなり、家族の形をきっかけにしていじめを受ける子供が減ることにつながる。
・シングルマザー(ファザー)が再婚した際、子供の名字が変わることで学校等であれこれ詮索されてしまい子供の心を傷つけるようなケースを防止できる。
名字を同じにしたい夫婦はすればいいし、同じにしたくない夫婦はしなくてもいい。そんな自然な選択が可能になることで、生きやすくなる人はいても生きづらくなる人はいないと思います。前向きにご検討よろしくお願いします。
仕事面、資格や口座名義、各種手続き…改姓は非常に不便
カズホ 東京都墨田区 女性 40代
自分の生まれ育った氏を相手方の氏に変更することは、慣れ親しんだ氏を手放すこと。また仕事面においても、資格や口座名義、各種手続き上でも非常に不便を感じます。法では婚姻も離婚も回数の定めなく認めている。しかし氏が何度も変わることで、子どもがいる場合、その子どもにも影響を及ぼす。戸籍制度そのもの、とてもナンセンスだと考えます。
婚姻時、多くの場合、女性が男性側の氏を選択する。男女同権の観点からも氏の選択制を取り入れて欲しいものです。
社会的に不都合や不利益を被るような状況は人権問題
hiro-u 東京都 男性 40代
現代社会は、変化と発展が常の極めて多様化した社会。当然に、人々の価値観や人権の保障内容も、多様化してゆく。パスポートや身分証明書、銀行口座や各種契約書等の名義での不便さ・不利益は、速やかに解消されるべきだと思います。
国際結婚も多く、グローバルスタンダードから見ても、まったく時代に即していない。改姓をする・しないの選択で、社会的に不都合や不利益を被るような状況を見過ごしてはならない。人権問題である。
改姓しないままの通帳は「偽名」とまで言われ、ペーパー離婚に
高阪由紀江 東京都練馬区 女性 50代
婚姻時悩んだ挙句戸籍上のみ夫の姓にし、仕事上も含めて旧姓を使用してきました。しかし、郵便局で改姓しないまま通帳を維持できないかと相談したところ、「偽名で通帳をつくっている」とまで言われ、戸籍姓のもつ意味を突き付けられ、子どもが小学校入学を機にペーパー離婚。それ以降も実質的にはごく普通の4人家族です。
私の姓はめずらしいのと、キャラ的に?下の名前で呼ばれることよりも姓で呼ばれることが多かったので、ほかの姓になることには大きな抵抗がありました。同時に、夫の姓にすることで、夫の一族に組み入れられる不安感がありました。夫の一族はとてもいい人たちですが、家制度に組み従わされる感覚を体が拒否したといえるでしょう。
子どもの学校のPTAなどではファミリーネームと割り切って夫・子どもの姓で呼ばれましたが、やっぱりどこかしっくりこない。子どもが成人したいまは堂々と自分の姓のみを名乗れ、ほんとうに晴れ晴れしています。
よく夫婦別姓だと子どもがかわいそうと言われますが、うちの子どもたちはその不利益を感じたことがないと言います。また子どもの友達には「表札が二つあってかっこいい」「うちのママにも旧姓を名乗ってと言った」などと言われるくらい、そういう家族もあるよね、という受けとめでした。
娘の結婚式で、当日配られた席次表に高阪姓で掲載されていたのに少し驚きました。娘の夫の親族にどのように思われただろうかと心配したのですが、娘には「お母さんの姓は高阪だから」と、娘の夫には「親族にどう思われるかなんて関係ないです。何も思わないですよ」と言われ、とても嬉しかったです。
たかだか姓ですが、アイデンティティのひとつと感じる人もいます。選択的夫婦別姓制度になったからといって誰も困りません。同姓強制で困っている人の不利益を解消するために、一刻も早い民法改正を望みます。
自分の姓を変えざるを得ない現状は人権侵害
ヒラノミドリ 女性 30代
私は結婚したら女性が自分の姓を変えざるを得ない今の現状は人権侵害だと思っています、私が日本で結婚も出産も選択する事はありません。
結婚を選択した女性に姓を強制的に変えさせている今の現状を人権侵害だという認識が出来ないなら、どんなに望んでも後退国、二流国のまま先進国にはなれないでしょう。
自分が自分でなくなる感情をどうにもできなかった
川崎 美雪 東京都中野区 女性 50代
自分が自分でなくなる感情をどうにもできなかった。一人っ子なので、親の事や、お墓の事に関係してくる。国民の意識や感覚など、ありとあらゆる点において、日本政府はとても遅れをとっていると思う。
もっと、幅広く調査してしてほしい。
別姓にすると、家族崩壊が起きると、言っていた、自民党女性大臣がいたが、家族崩壊など、もう数十年前から起きているのが実情だ。姓には関係ない。
仕事をしていると大変。自由じゃない国
ちこ 大阪府岸和田 女性 50代
仕事しているとなかなか大変です 自由じゃない国
旧姓で稼いで新しい姓で納税するなんて理不尽
ツキヤ丸 関東 女性 40代
旧姓でめちゃくちゃ仕事を頑張って功績を残し、仕事・プライベートでも旧姓を使用中。旧姓で稼いで新しい姓で納税するなんて…と理不尽で、辛く悲しい気持ちになる。そもそも、個人の尊厳と両性の平等を定めた憲法24条1項などに違反する。
選択的夫婦別姓が実現されないようだったらペーパー離婚か、いつか海外移住します。誰もが望む姓で生きられる社会を望みます。選択的夫婦別姓により、同姓がよい人の願い、別姓がよい人の願いが同時に叶えば幸せになる人の総数が増えます。幸せで笑って暮らせる人が多いほどいいと思いませんか。
女子差別撤廃条約を守ってください
m 東京都江東区 女性 40代
これが私の名前だから。アイデンティティ。
仕方なく夫の姓に改姓したが、年々自分がなくなっていく感覚でうつ病になった。
名義変更の必要なものを数えたら120以上あった。そのうちインターネットなどで自分で変更できたのは50ちょっと。私ひとりで120(電話や郵送などの手続きで相手がいるものが70)も変えたということは、それだけの手間が私以外にもかかったということ。 女子差別撤廃条約を守ってください
外国人との結婚で姓を変えずに済んで本当に良かった
かおり 女性 30代
- 外国人との結婚で姓を変えずに済んで本当に良かったから。生まれたときから慣れ親しんだ姓。何十万回、何百万回とその名前で呼ばれ続けてきたのに、結婚で相手の姓に変えさせられるのは苦しい。
- 旧姓と新姓の併記はそれこそ社会にとっても混乱を巻き起こすこと。多くの会社では入社時に旧姓をベースにしたメールアドレスが作られるので、結婚して改姓すると職場や取引先の人がメールアドレスで別の人と混乱することも。ときどき()内に旧姓か改姓後の苗字を書く人がいるが、どちらがどちらか分からないし、どちらで呼んだらいいか分からず混乱する。
姓が違うと家族の絆が壊れる、という意見があるようだが、全くナンセンス。夫の国では親子で同じ姓の人は誰もいないにもかかわらず家族仲は良い。姓と家族の連帯には何ら関係がない。ましてや他人の家庭の形なのだから反対する意味が分からない。
選択式ならば、同姓になりたければなれる
狼王 東京都練馬区 男性 50代
単純に面倒じゃないですか。簡単に行けるならそれに越した事はありません。選択式ならば、同姓になりたければなれるのですから。面倒ですけどね。
江戸時代じゃないんだから、柔軟に対応しましょうよ
どちらかの姓に統一しなければならない時点で既に公平ではない
S. Motohashi 東京都千代田区 男性 40代
日本では、婚姻が成立した夫婦の9割以上が夫側の姓を名乗っているが、これは姓の変更を共用される妻側にとって著しい不利益である。法律上では逆に夫が妻側の姓を名乗ることは可能だが、実施されているケースは1割にも満たないという。
性別間の差別をなくすという意味では、どちらかの姓に統一しなければならないという時点で既に公平ではない。
海外の中には選択的夫婦別姓を認めている国も少なくなく、日本でも、核家族が一般的になっている現在、夫婦同姓にこだわらなければならない理由は薄いのではないかと思われる。
事実婚では法的に不利。十数万円の費用をかけ、公正証書を作成
杉田臣也 東京都中野区 男性 40代
日本の婚姻制度では、いずれか一方が必ず氏を変えなければならないため、私と妻は婚姻届を提出しておらず、いわゆる事実婚です。両親が名前に意味を込め、苗字と名前のバランスを考え名付けてくれた氏名は私も妻も人格の一部と考えていて、大切にしているからです。仮に、どちらかが氏を変えることにして婚姻届を提出し、生活の場で旧姓を使用する事も考えましたが、法的根拠のない氏(旧姓)を相手に強いることはお互いに出来ませんでした。
事実婚では法的に不利な場面が多々ある為、少しでも家族や自分を守る為に十数万円の費用をかけ、遺言書と財産管理等委任契約及び任意後見契約公正証書を作成しました。ただし、これら公正証書では私には娘の親権がない等、婚姻関係で認められる状況にする事は不可能です。本当に困っています。
一九九六年に法制審議会の答申が出されましたが、この民法改正の法案は国会で二十年以上審議されていません。動かない国会に対して二〇一一年に民法の違憲状態を争う裁判が提訴されましたが、最高裁判所は「民法改正は国会で議論されるべき内容」として、二〇一五年に原告の訴えを退けました。最高裁判所に傍聴にも行き、敗訴した際の落胆は今でも忘れません。この最高裁判決後、国会では未だに審議が行われず、ただただ時間だけが過ぎていきます。国政に強い不信感を抱いています。本当に困っています。
希望する人には婚姻時に夫婦別姓を選べる選択肢を与えて欲しいだけです。強制的にどちらか一方が改姓しなければならない制度を改め、夫婦が別姓でも婚姻できる多様性のある社会を実現して欲しいだけです。選択的なので誰も困りません。多くの困っている人が救われると考えます。
改姓問題で結婚を躊躇する人、破談になる人、出産の時期を逃す人がいる
みかん 女性 30代
「名前を変えたくない」たったそれだけのことに特別な理由が必要とは思いません。この姓名の組み合わせが私です。なぜどちらか一方が変えねばならないのですか?名前を変えたくない者同士だったら、法律婚ができないのです。男女平等なはずなのに、どういう基準で一方が譲らねばならないのですか?20年以上問い続けていますが納得いく答えをくれた人は誰もいません。職場では社会保険や、資格、給与明細などには通称が使えません。「戸籍上は○○ですが旧姓を名乗っています」と初めて会う相手にはいちいち断りを入れねばなりません。上司の考えや管理上の都合で突然通称が使えなくなったりもします。通称はとても不安定なものです。
この瞬間にも、改姓できないために結婚を躊躇する人、破談になる人、そして出産の時期を逃す人がいます。事実婚では子どもが不安定な立場になります。法律婚で通称使用していると通称が使えない場面もありその都度余計な手間がかかって困っています。人々の生活の利便性や気持ち、同姓の強制さえなければ生まれたかもしれない命があるのに、同姓を強制することの方が大切なのですか?別姓を認めても何の問題もありません。実際に別姓で生活している人(国際結婚の夫婦とその子ども)がいて、何も問題は起きていないのですから。
自分が自分ではなくなるような喪失感に耐えきれず、ペーパー離婚
はむ 関東 女性 30代
私も世の男性と同じように、当たり前のように自分の苗字で結婚したいです。パートナーの苗字で法律婚しましたが、自分が自分ではなくなるような喪失感に耐えきれず、パートナーと話し合いの元、ペーパー離婚をして今は事実婚の状態です。表向きは夫婦として生活して、パートナーを紹介する時は夫ですと言いますが、どこか嘘をついてるような罪悪感を感じています。
また諸事情により私が仕事を辞める予定なので、所得が減るのですが、配偶者控除を受けられないので、金銭面的な不安もあります。パートナーとは私の苗字で法律婚をすることで意見が一致してるのですが、パートナーの親に許してもらえず辛いです。
好きで事実婚をしているわけではなく、むしろ法律婚したいです。どうしてその願いが叶えられないのでしょうか?
世界で日本だけが夫婦強制同姓にしてる意味は何なのでしょうか?
急速に少子化が進んでいる今、対策できることは何でもやって早急に手を打つべきだと思います。
また女性の社会進出を促すのならば、女性が働きやすいように、苗字を変えずに働ける環境を作るべきだと思います。
男女平等をまずは選択的夫婦別姓から、よろしくお願いします。
女性が改姓を拒否するのは軋轢のもと。そんな状況を国が続けることにメリットがあるのか
匿名 女性 20代
現実に強制改姓させられるのは女性ばかり、女性がそれを拒否するのは夫側家族との軋轢のもとになる。現実的ではない。そんな状況を国として続けることにメリットがあるわけない。そんなもの、女性が輝く社会にはなりえない。
今すぐ実現してください。
改姓すれば私の名字は私の代で途切れてしまう
りかこ 東京都在住 女性 20代
選択式夫婦別姓に賛成です。何故なら、私が結婚して改姓すれば私の名字は私の代で途切れてしまうから、そして私自身の名字に非常に愛着があるからです。私は一人っ子であり、しかも珍しい名字を持っています。小さいころからですこの名字に愛着を持ってきました。しかし、私は一人っ子で、他に兄弟がいないこと、また父親が一人っ子の母親の名字に改姓したことから私の名字を持ついとこもいません。もし、私が結婚して男性側の名字に改姓をすれば、私の名字を持つ人はこの代で途切れてしまいます。
また、現在の交際相手は長男であり、相手に改姓を求めることは非常に難しい状況です。交際相手とは、交際期間がもう長く、結婚が出来ればしたいのにどうしても名字の件で踏みとどまったしまいます。私自身、結婚したら子供を持ちたい願望もあるのに、本当に歯痒い思いで日々を送っています。インターネットを探せば、私の様に一人っ子と長男、一人でと一人での結婚で同様に辛い思いを送っている人が多くこの日本に存在しますることを知りました。どちらかの姓を選ばなければならないことは、どちらかの方が苦渋の決断で改姓をしなければならないことと同義です。選択式夫婦別姓制度さえあれば、夫婦同姓をしたい人は同姓に、私たちの様な夫婦別姓にしたい人は夫婦別姓にすることで、自分のアイデンティティだけでなく自分の家も守ることが出来ます。以上の理由から、選択式夫婦別姓制度に賛成します。
昨今の日本社会では、未婚化と少子化が進んでるといいますが、私は結婚することによって改姓しなければならないことから、結婚にも躊躇してしまうし、あまつさえ子どもをいつ産めるのか?という不安に毎日晒されています。よく考えてみて下さい。少子化が進行している現在では、一人っ子の男の子や女の子はこれからも増加し続けるでしょう。その時に、どちらかの方が改姓をすれば、それは即ち改姓した家側が廃れるのと同義です。このままでは、一人っ子同士の結婚ではどちらかの家が無くなっていくということを意味しているのです。その上、現在日本では未だに長男が改姓をすることに根強い抵抗感が存在します。
インターネットで調べて見てください。長男が改姓するなどもってのほか、家の崩壊に繋がる等の言葉が沢山散見します。しかし、一人っ子の女性はどうすれば良いのですか?私の家の名字はここで絶えてしまうんですか?選択式夫婦別姓制度は、家制度を崩壊させるという主張がよく見られますが、逆です。現代日本社会において選択式夫婦別姓制度は、日本の家制度をむしろ守ると私は思います。おねがいします。私や、他に同じ様な思いをしている方々が今すぐにでも法律婚が出来るように、選択式夫婦別姓制度を導入して下さい。選択式夫婦別姓制度は、家族を崩壊などさせません。もう既に、国際結婚家庭では名字が別で、再婚などをされている方々の家庭でも名字が別でも、皆それぞれ家族円満に幸せに生きているじゃないですか!望んだ人には、夫婦別姓を選べる選択肢を与える。これだけのことです。お願い致します。
改姓することが嫌で嫌で、鬱々とした精神状態に
こまどり 東京都府中市 女性 20代
近々結婚予定の女で、選択的夫婦別姓に賛成です。改姓すると仕事で不便、手続きが煩雑です。また、名字には長年の思いいれがあります。珍しい名字のため、常に名字や名字をもじったあだ名で呼ばれてきました。名と同じくらい私にとって大事なアイデンティティのひとつです。改姓することが嫌で嫌で、それが理由の一つとしてマリッジブルー 、それ以上に鬱々とした精神状態になりました。こんな夫や国に対する不安不満を抱えたまま結婚する方は、私だけではないでしょう。かといってパートナーにも改姓を押し付けたくはありません。同姓を望む方にも別姓を押し付けたくもありません。ですので、「選択的」夫婦別姓に賛成いたします。 現在の状況では、夫婦の片方に多大な負担をかけています。改姓が原因で、結婚に二の足を踏む状況があります。改姓でおこる問題、精神的負担、選択的夫婦別姓の利点など、改姓する側の立場に立って考えてください。これから結婚する若い世代の声、結婚の際悲しんだ人々の声に耳をかたむけてください。
特許出願や研究発表に使う通称(旧姓)は、会社という後ろ盾がなければ保証されない
上水流 由香 東京都西東京市 女性 50代
結婚で改姓し、職場では旧姓を利用していますが、選択的夫婦別姓を強く望んでいます。
ある程度のキャリアを積んだタイミングでの結婚では、男女問わず、名前を変えることは仕事の上で大きなデメリットとなるため、今の法律では夫婦どちらかが旧姓を通称として使わざるを得ません。私は技術開発の仕事をしており、特許出願や研究発表には通称(旧姓)を使っていますが、会社という後ろ盾がなければ保証されない通称を使っていることに違和感を感じています。また転職を希望する場合に、旧姓で積み上げたキャリアを継続するためには、旧姓利用を許可する組織を転職先として選択することになるため、転職先の選択肢が少なくなります。また通称(旧姓)利用を許可する組織では、戸籍名と通称の突合や管理のために、余計な業務が発生しています。
社会生活を送る上で、改姓により結婚や離婚が容易に第三者に分かってしまうことも、プライバシー上の大きな問題です。
一日も早く夫婦別姓を選択できる社会になることを望んでいます。一日も早く、夫婦別姓での結婚ができるよう法律改正を!
子連れ再婚で2度目の改姓。一家の大黒柱が「別の人間」になる苦痛
nana 東京都中野区 女性 40代
私は都内企業で働く会社員です。法律婚→離婚(婚氏続称)→再婚で2度改姓し、現在の戸籍姓では仕事に差し障りがあるため、元夫姓を通称で使用しています。
私は初婚時、自分の姓で結婚したいと望みましたが、元夫に「男性の自分が妻の名前になるなんて恥ずかしい」と一蹴されました。また両家の両親からは、家父長制の家制度がいまだに存続しているかのように「長男の嫁になるのだから」「妻の名前で結婚するなどあり得ない」「結婚は家と家との結びつき」と強く説得され、その結果、私が我慢し、改姓を決断せざるを得なかったのです。
結婚はうれしいことでしたが、改姓により自己同一性を失いました。病院で初めて、戸籍姓で呼ばれる苦痛を実感。子どもが産まれ、戸籍姓の使用頻度がどんどん広がるにつれ、自分の大切な一部が欠けて生涯失われてしまい、望まないものでつぎはぎをされていく感情を持ちました。再婚では、「つぎはぎの重ね貼り」の気分で改姓。何年経っても非常に悲しく、また不条理を感じています。
家制度は戦後すぐ廃止されているにもかかわらず、改姓した女性を「嫁」として虐げられるケースは現存しています。初婚の19年間、義両親は私を「息子の妻」ではなく「本家長男の嫁」ととらえ、精神的に支配しようとしました。例えば結婚後すぐ、夫の父が呉服屋を連れて来訪し、私が拒否をしたにもかかわらず夫の家の家紋の入った喪服を誂えられました。また、自分が住んだこともない夫の実家への来客や冠婚葬祭時時の準備・接待、寺とのやり取りを、「長男の嫁」「墓守の妻」として担うのが当然とされたことにも驚きました。義父の葬儀の時は、親族一同寝静まる中、「嫁は夜中も線香を絶やしてはいけない」と数日間ろくに睡眠をとれなかったほどです。告別式後に夫が仕事に戻る中、私は「嫁だから」と数日間夫の実家に引き留められ、仕事を休んで夫の代わりに義父の初七日、納骨まで担うことを強いられました。改姓しなければ、このような「○○家の嫁」という意識が生じることはなかったと感じます。
私は社会に出た時から結婚していたので、旧姓使用で勤務先に手間をかけさせるわけにもいかず、仕事面では夫姓で実績を積んできました。19年後に離婚し、シングルマザーとして子ども2人を育てることになった時、子どもたちは「自分の名前を変えたくない」、私も「19年前の旧姓に戻っても仕事面でメリットはない」という事情から、婚氏続称をしました。元夫の実家からは「○○家の墓を継承する孫(私の息子)の姓を変えないで」との圧力がありました。
再婚をすることになった時、日本の現在の法律は、初婚しか想定していないのだという事実に愕然としました。現夫に元夫の姓を名乗らせるわけにもいかず、私が再び改姓せざるを得なかったのですが、私の扶養に入っている息子や娘は、自分の生まれたままの姓を名乗り続けることを望んだのです。私も自分の経験から「これまで生きてきた名前で生きたい」は当然であると考えました。
しかしそうすると筆頭者の私だけが戸籍を抜け、子どもたちだけの戸籍を残すことになります。相当思い悩んだ末、弁護士に相談すると、「親子別姓で戸籍が別でも、法的な不利益は一切ない。生活上も問題ない」という確認が取れました。実際に親子別姓で同居していても拍子抜けするほど不都合はありません。しかし「まったく不具合がないこと」に慣れるまでは「戸籍に子どもたちだけを残してきてしまったような不安」があったのは事実です。家族単位の戸籍のあり方も、初婚しか想定していないのはおかしいと感じました。
一家の大黒柱であり、子どもも部下もいる社会人が再婚で改姓、つまり再び「別の人間」になるための手続きは、非常に煩雑かつ膨大な量でした。パスポートやマイナンバーなどの変更は、再度来庁を求められるケースも多く、何度も有給取得。クレジットカードは「名義変更」が認められず、「新たなカード番号」で発行し直すしかありませんでした。これによりそのカードで決済していた家賃や光熱費、20以上の公的/民間サービスのカード番号・名義変更も発生。さらに子どもたちの保険、学校関係や奨学金の保護者名義まですべて一つ一つ変えていき、半年ほどかけても終わりませんでした。望まない改姓であるため、「コストをかけて走り回った挙句、残るのは苦痛だけ」という状況です。社員の旧姓・新姓を使い分ける人事・経理など事務方とも煩雑なやり取りが発生し、企業コストも多大だと実感しました。
夫婦同姓の場合、自分の名前、メールアドレス、名刺、仕事で運営しているSNSアカウントなどを新姓に変えると確実に混乱が生じます。仕事上の実績やSEO効果、連絡先も引き継げなくなります。よって便宜上やむなく、再婚した今も元夫の姓を通称で使っています。そのことを現夫の親族に「夫がかわいそう」ととがめられ、大きなストレスを感じています。
私はなぜ、「自分が自分であること」を奪われて生きているのでしょうか。それを仕方がないことと我慢しなければならなかったのでしょうか。場面によって名乗る姓を変える、使い分けにも疲れました。
海外在住の姉は国際結婚ですが、夫婦別姓を選び、姓はおろかパスポートの国籍さえ、夫や子どもと同じではありません。それでも私の知っている夫婦の中で一二を争うほど仲が良いのです。公私ともに生涯一人の人間として名乗り、呼ばれ、生きることが私の希望でした。しかし日本人同士が日本で結婚する時だけ、なぜこれが許されないのでしょうか?私は3人姉妹の次女ですが、生まれた時の姓を受け継ぐのは、海外在住で帰国予定がない別姓婚の姉のみという状況になってしまいました。
本当に「同姓で絆や一体感が保たれる」なら、なぜ3組に1組の同姓夫婦が離婚するのでしょうか。私は離婚した身なのでこの意見にはまったく説得力を感じません。ただ「一体感が保たれるから同姓になりたい」「家族全員同じ姓がいい」と考える方の意思は、尊重したいと考えます。子どもたちの世代には、夫婦同姓も別姓も自分の意思で選べるよう、「選択制」の導入を望んでいます。
事実婚では不動産を共同名義にできない、遺産相続権がお互いにない、子供の共同親権がない
嶺崎寛子 女性 40代
研究者のカップルです。仕事上、改姓が不利になるため事実婚です。旧姓で発表した仕事と今の仕事との一貫性が見えなくなると、別人だと誤解され、旧姓の発表を盗用しているのではないか、似たような研究はすでに旧姓さん(それ私です、その研究をしたのもそれを今応用しているのも私です)がやってるのになぜあなたが今からやるのか、などと無駄な誤解が生じて一ミリも良いことがありません。よく言われる「子供がかわいそう」ですが、二人の子供たちは全く不便を感じてないそうです(確認済み)。家を買うときに共同名義にできないのと、遺産相続権がお互いにないこと、そして子供の共同親権がないこと、この3点はとても不便です。
時代錯誤かつ、明治以降にできた、実は伝統でもなんでもない「夫婦同姓」を廃止してください。明治以前は夫婦は同姓ではありませんでした。夫婦別姓も立派な「日本の伝統」です(中川善之助『民法風土記』を参照ください)。
自分が自分でいられる社会で生きていきたい
make-it-happen 東京都町田市 女性 40代
長女です。離婚をして実家の親と息子2人と暮らしていますが、前の結婚は米国人とだったので姓を変えていません。仕事もありキャリアを積んできた中で、今パートナーさんがいます。今は事実婚ですが、お互い歳を取ってきて、何かあった時は入籍してねと言われてます。しかし、息子たちも私の本来の姓をずっと名乗っており、自分たちも、そして私に対しても、姓が変わることを嫌がっています。そこそこ見かけない氏のため、仕事でも覚えてもらったり、「看板」として掲げてきた姓です。親からすれば、期せずして娘が家を継いでくれる、ということになり、嬉しいようです。他の皆さままで別姓にしろという気はさらさらありません。自分が自分でいられる社会で生きていきたい、そして、そのような生き方をしても、他の皆さまと同じ国民としての権利を保証していただきたい、それだけです。
今、色々なところで多様性を受け入れる社会、というようなことが語られています。別姓も、その一つに思えるのですが、何をもって頑なに拒むのか、不思議です。そして、国際調和が重要視されている昨今でも、こと別姓については国際情勢を考慮されないこと、不思議です。すべての国民が幸せを感じることができる国家、が究極の理想ではないかと思料します。制度を変えることには色々と労力をかけなくてはならないこともあるかと思いますが、他の制度なども導入する際には様々なタスクがあるのですよね。それから、色んな思惑を持って別姓制度の反対論を語るかたもいらっしゃいますが、そのような問題だからこそ、政府がトップダウンで多様な家族を支援することをしてくれたら、と思います。別姓希望の人には、制度としての支援があれば、助成金などの持ち出しもありません。Goとなれば多くの「夫婦」、「家族」が幸せになれる制度だと、信じています。
妻氏婚のため「婿養子か」との偏見に苦労した父
片岡泰子 京都府亀岡市 女性 50代
私の両親は母方の姓を使っていました。しかし父は祖母と養子縁組をしたわけではなく、ただ夫婦の姓として母方を撰んだだけだったのですが、世間にはなかなかそれが理解してもらえず、父はたびたび「養子になったわけと違う」と説明しなくてはなりませんでした。母の姉が先に嫁いでいて母の家を継ぐものがははしかいなかったからですが、夫婦別姓が選べていれば父の苦労はなかっただろうなと思います。私自身は実家の精には未練がなく夫の姓を名乗っていますが、それでも改姓のためにさまざまな手続き、主に仕事関係の資格等を改姓しなくてはいけないことが面倒でした。結婚という人生の大きな節目で、夫婦どちらか一方がこのような負担を必ず負うことになるのは、やはりおかしいのではないかと思います。
選択的夫婦別姓を実現してください。選択的夫婦別姓なのですから、必ずしも国民全員が別姓の夫婦になるわけでもないと思います。しかし、そうしたい事情のある方には配慮できる制度が必要と思います。
なぜ女性が名字をかえなければならないのか
井上由唯 東京都中野区 女性 20代
現在ほとんどの女性が名字を換えていることに違和感を感じている。何故女性がかえなければならないのか?自分が持って生まれた名字で生きられないのか?自分のアイデンティティを消された気分になる。そこは個人として生きてきたいので夫婦別姓を希望します。
旧姓使用という偽名を認めるより、姓の選択肢を広げた方がベスト
Zombie 北海道札幌市 女性 30代
選択肢が増えるということに反対する理由がわかりません。
戸籍名を変えたらそれまで取得してきた全てのものの名義が自動で全て変わるわけもなく、その作業を個人で行わなければならない労力が大きすぎます。
「夫姓に改姓して結婚したという実感が沸いて幸せ」という思想を全ての人に押し付けないで下さい。
幸せや価値観は人それぞれで、押し付けあうものではなく認め合い敬意を払える世界であるよう願います。
現状を見てますか?時代の流れが見えてますか?旧姓使用が定着しているといいますが、あくまで暫定的に企業や個人が努力しているだけで、そもそも身分証明が出来ず、就職・資格取得・保険等々生きる上で必要なものが何一つ得られません。女性の社会進出を謳うなら煩わしい手続きを少しでも軽減出来る様にそちらも努力してください。
政府として、旧姓使用という偽名を認めるより、婚姻による姓の選択肢を広げた方がベストではないですか?国のために仕事して下さい。
私は結婚して12年になりますが、仕事に就けず出産も1度もしていません。人生返して欲しい。
国連の是正勧告にも関わらず、未だに夫婦同姓を民法で定めている国は日本だけ
プラゴ 千葉県千葉市 女性 40代
そもそも法的な婚姻関係にある夫婦は同姓でなければいけないのか理解できません。生まれてきた時の自分の先祖に基づいた姓を生涯名乗れる世の中にしてほしいです。
夫婦同姓は「差別的な規定」であるとして国際連合の女子差別撤廃委員会より再三にわたり是正するべきとする度重なる勧告を受けているにも関わらず、未だに夫婦同姓を民法で定めているような後退的な考えに基づいている国は日本だけです。同姓にすべき明確な事由もなく、夫婦同姓にすべきであるという考えが理解できません。婚姻の有無に関係なく個々人、それぞれが自分の姓を名乗れる社会にして欲しいです。
少子化なうえに結婚できない時代。姓が途絶える家は増える
HT 北海道 男性 50代
反対派で姓を変えた方はいますか?変えてごらんなさい。自分が自分で無くなるから。自分が他人になった感覚。
それに、兄弟は独身で結婚は無理そう。俺の旧姓は俺が守らないと消滅。少子化なうえに低賃金で結婚は無理な人がうようよする時代、姓が途絶える家は増えるよ。
最高裁は夫婦別姓は違憲ではないとしつつも「夫婦別姓は裁判所ではなく国会の仕事」と言ってるのに、安倍首相は全く無視。安倍内閣が続くうちは日本の未来は悪くなるね。
近い将来に結婚を考えているが、「同姓が強要」されているために億劫
きゆみ 愛知県名古屋市 女性 20代
私は近い将来に結婚を考えているが、求めているわけではないのに「同姓が強要」されているために、姓を変えると必要になる免許やカード・パスポートや保険など役所や会社で登録情報を変更する作業にコストを使わなければならないと思うと億劫な気持ちになります。変わらず今の会社で働きたいので元の姓を使い続けるつもり。尚更、姓を変える必要性を感じない。別姓を選択した家族は、いじめられやすくなったり家庭崩壊の可能性が高まるという意見も見るが、その意見こそが「姓が違うのはおかしいこと」という古い固定観念をいつまでも押し付けている。
「別姓を選択」したかった人達が選べるようになればその無駄な作業は無くなり、全国で役所・会社ともに変更手続きの件数も減り、本来「やらなくて済むはずだった無駄な仕事」も減ると思うと、いいこと尽くしに思う。未来ある子供たちのためにも多様性ある社会に変わっていくよう、そのひとつとして「選択制夫婦別姓」を強く望みます。
自分もパートナーも法人代表。お互いこの姓名で多くのことを成し遂げてきた
nataly 東京都品川区 女性 30代
私もパートナーも法人代表であり、パートナーは屋号に姓を使用、双方本名フルネームでメディア露出もしています。事務的な手続きの煩わしさとそれに纏わる出費ももちろんそうですが、パートナーは両親が離婚しており、兄弟の中で父親の姓を継いでいるのは彼のみです。
お互いこれまでの人生はこの姓名で生きてこの姓名で多くのことを成し遂げてきましたし、どちらかがどちらかの姓を名乗ることに抵抗を覚えます。女性の社会進出を本当に考えているのであれば今すぐに選択的夫婦別姓を導入すべき。
特許取得者の姓名変更による不利益を理解していますか?これだけ離婚する夫婦が多い中で親と名前が違う子供なんて珍しくありません。制度を変えないための言い訳を探すより未来を見てください。
姓を同じにせねば、税金面や保険、看病などあらゆる不利益が
サラリーマン やす 神奈川、大阪 男性 50代
好きな人と一緒に暮らすのに、姓を変える必要はない。姓を同じにせねば、例えば税金面で優遇されなかったり、保険金を受け取りにくくなったり、家族と見なされず病室に入れなかったりと、あらゆることで不利益を被る。
自由度に乏しく、外国からも大変遅れていると見られる現在の制度は見直すべきだと考えます。 古い時代遅れの価値観。と言うよりも、神社本庁及び日本会議といった宗教的思想。思想信仰の自由からも、見直すべきだ。
現法は国民の時間を無駄に浪費させ、生活に支障を来す理不尽な制度
選択的夫婦別姓賛成です 大阪府大阪市 女性 20代
結婚すると自動的にどちらかが必ず名前の変更手続きをしなければならないというのは、国民の時間を無駄に浪費させ、生活に支障を来す理不尽な制度だと考えます。また、名前は個人のアイデンティティとなりやすい最たるものであり、それを強制的に奪うのは誰であれしてはいけないと思います。私自身、結婚したい相手がいても、その理不尽なシステムに組み込まれることが腑に落ちず、結婚を躊躇っています。同姓を望む人は同姓を、別姓を望む人は別姓を選べる制度を強く希望します。
今の日本政府は政府関係者や企業ばかりに目を向けていると感じています。どうか目の前の関係者たちではなく、政治でしか救えない国民個人個人、また、この国の将来を担う次世代のことを思って政治をしてください。どうすれば幸福な人が一人でも増えるかをどうか自分の頭で考え、誠実な議論をしてください。今の政府には誠実さが全くないと思っています。
女性活躍社会にも関わらず、本来の姓を国が変えさせるのは拷問
エリ 女性 20代
私の苗字は母方の名字です。二人姉妹の母が、「この姓が無くなってしまうと、お墓が守れなくなるかもしれない」と考え、父に妻氏婚を申し出、父が改姓しました。その後、姉と、わたしが生まれました。結婚適齢期を迎え、姉は結婚して改姓しました。そしてわたしが結婚するタイミングになり、ふと「わたしの姓はどうなってしまうのだろう」と不安になりました。そこで当時の婚約者である夫にその旨を伝えました。しかし夫は改姓は嫌だと。「男が改姓するのはハードルが高すぎる」とのこと。さらに夫は一人っ子の長男でした。夫は実家に相談をしたところ、強く反対されました。「男が改姓するなんて」それもあり、あまり強く言えず、泣く泣く改姓しました。
しかし、実際に改姓してみると、私の30年弱の間、使ってきた名前が使えない不便さ、そして何より心が割けそうな感覚が常に付きまといました。結婚後に転職をしたのですが、その際にもエージェントに「戸籍姓でなければダメです、偽名扱いになってしまいます」と言われました。私のキャリアはわたしの本来姓で歩んだにも関わらず、です。
病院で、銀行で、またソノホカノ手続き等で、夫の姓で呼ばれる度に、私は誰なんだろう、という感覚に襲われます。
そしてときどき、涙も出てきます。それは母が守りたかったものを私が女に生まれたが為に、なし得ることが出来なかったという負い目です。
男女のどちらの姓にしてもいいという法律にはなっていますが、現状女性が改姓することが「普通」になっています。自分の生まれた性を、恨みたくなどないのに、恨んでしまいます。特に第二子で、「母は男の子が欲しかったのかな」と考えてしまうときさえあります。私が男にさえ生まれていれば、こんなこと考えなくて良かったのに、と日々考えてしまいます。女性活躍社会と声高に言われているにも関わらず、名乗りたいいままでの名前も名乗れないなんて、拷問以外の何物でもございません。
何故、結婚したら改姓をしなければならないのでしょうか?
「家族の絆」を理由に強制同姓は意味不明
kykk 女性 20代
・結婚が必ずどちらかが改姓することと引き換えであること、しかもそれが現状女性に偏っていること、どちらもおかしい。
・現在独身の自分は名字を変えたくないし、男性が改姓するのに特別な理由が要らないことも知っているが、もし結婚することになったら、女性側の改姓が96%という世間の「常識」がのしかかってくると思うと気が重い。
・「改姓したくない女性は男性を説得すれば良い」などと言う人もいるが、男性に「説得」なるものが必要だと言っている時点で不平等を示している。
・また、自分自身が嫌だと思っていることは、結婚したいと思うほど好きな相手にもさせたくないので、相手もまた改姓に消極的なら、互いを尊重するためにも別姓が必要。
・「改姓を嫌がる人は結婚への覚悟が足りない」などと言う人もいるが、改姓という「覚悟」をするのは片方だけであり、どちらか片方だけが「覚悟」し改姓することが結婚の条件だなんて明らかにおかしい。
・「家族の絆」を理由に強制同姓は意味不明。結婚してそれこそ名字が変わった人は、自分の親きょうだいと家族ではなくなるのか?現状にも存在する、国際結婚の別姓家庭などは家族ではないのか? ・あなたがたは何かと「家族が崩壊する」などと言うが、あなたがたが勝手に「家族」の範囲を決めて、勝手に「崩壊するぞ!」と騒ぐことに何の意味があるのか。別姓で結婚したい人は「姓を同一にすること」を家族の本質ではないと考えているに過ぎず、家族は大切にしている。
・「伝統が崩れる」なんて話も聞くが、夫婦同姓が日本の伝統などではないことは散々指摘されている。また伝統と言うなら、日本の名字の多様さは伝統であり、少子化の現在、名字が消えて行くことの方が問題ではないか。
・「旧姓使用の拡大」は解決にならない。どこまで言ってもそれはただの通称であり、いちいち二つを使い分けることを強いている。そもそも旧姓使用を認める状況が存在すること自体、改姓が不便であることを示している。旧姓のまま認知されている人がいるなら、初めから改姓する意味などない。
・いくつも起こっている別姓訴訟を見て分かる通り、離婚後の婚氏続称や国際結婚での別姓、海外で正式に別姓婚した夫婦の扱いなど、現在の「強制同姓」は様々な点で無理を生じさせている。結婚に改姓が必須だという幻想を貫けば無理は大きくなる。いい加減認めたらどうか。「家族の絆」がどうのなんてたわ言は聞き飽きた。
通称使用は正直ほとんどの場で役に立ちません
むつき 女性 20代
選択的なら特に選ばない人への不利益はないはず。自分の姓が好きな女もここにいます。どうか早く実現されてほしい。婿入り、嫁入りだのもう滅んだものの言葉がここまで使われているのは先進国では日本だけなのでは?なぜ認めてもらえないのか全くわかりません。私達夫婦は別姓でいたいのに、便宜上同姓で婚姻しました。通称使用は正直ほとんどの場で役に立ちません。アイデンティティを失った気持ちだそうです。こんな負担を国民に強いないでください。
選択肢が広がれば、自分らしく生きることができる人が増える
猫が好き 女性 40代
選択的夫婦別姓を導入することで選択肢が広がり、自分らしく生きることができる人が増えるから。現状の、もしくはこれから予想される様々な家庭事情に、選択的夫婦別姓のほうがより広く対応できるから。そして、選択的夫婦別姓が導入することによって、マイナス面があまり考えられない。安倍政権の考える「家族」像は今や時代遅れだ。それ以外の温かい「家族」のあり方やその仕組みを考えていくことが必要だと思う。
論文や特許など新姓に変更する場合は丸二日平日の休みが必要
ごえもん 女性 20代
ビジネス上の実績がクリアされる 論文や特許など 変更する場合では会社、役所手続き、銀行、クレジットカードなどの手続きに丸二日平日の休みが必要。ビジネスのみ、旧姓の使用を続ける場合は、毎回の手続きにどちらなのか確認が必要。
感情だけでなくメリットデメリットを推算して、同姓を続ける場合は明確な納得できる根拠を示して欲しい。
出生率上げたいのなら、女性が結婚に二の足を踏む状況を少しでも減らして
293 女性 30代
実際に改姓したことによっては、そこまで大した不利益は無かったです。色々な少し手続き面倒くさかった位で。でも、変えたくなかったんです。変わるのが嫌で、結婚になかなか踏み切れませんでした。それは、かなりの不利益だったかもしれません。時間の無駄でした。その分妊娠出産も遅れました。もしすんなり結婚していたら、不妊治療をする必要も無かったかもしれませんが、こればっかりは分かりません。 因みに、結婚した当初は職場では旧姓で呼ばれていました。しかしその後転職した為、旧姓で呼ばれる事がなくなってしまいました。とても寂しいです。未だに自分じゃない人が呼ばれているような気がしてしまいます。名字と名前、セットで私の名前、だったんです。
何でわざわざ、面倒くさい手続きをしてまで姓を変えなければならなかったのか。不利益があるとか無いとかでは無くて…それでも変えたい!って人だけ変えれば良いのに、と思わずにはいられません。
私の経験だけだとn=1なので、何とも言えませんが、出生率上げたいのなら、女性が結婚に二の足を踏む状況を少しでも減らしていく事はプラスである筈です。男の人には産めないのですから。 もちろん、結婚=出産ではありませんが、結婚してから考える人のほうが多いので。そして、事実婚という選択は不利益が多いですので。
時代に合わない制度はアップデートしていくべき
木下 いずみ 女性 40代
個人が尊重される時代において、家を守るための婚姻は時代錯誤。 結婚とは、社会において人生を共に歩んでいく最小ユニットとして承認する制度としてだけでいいのではないか。 制度は足枷ではなく、社会を円滑に運営していく手段でしかない。 社会的に使い勝手が悪くなったのであれば、アップデートしていくのは当然。 かく言う私は結婚の際、多少の葛藤はあったが改姓した。 その後、免許、口座、パスポート等の書き換えの煩雑さや、友人知人への知らせの面倒くささに辟易した。とはいえ、離婚を思い留まる理由にはならないので、強制的にいずれか一方の姓にする意味はない。
時代に合わない制度はアップデートしていくべき。 免許証、銀行口座、パスポート、書き換えのめんどくささ煩雑さをなんとかしてほしい。
苗字を一緒にして家族仲良くなれるならとっくに国民全員仲良く問題がないはず
えいこ 女性 30代
改姓に際して、多くの手続きが必要で、手間も時間も多く掛かり、非常に不平等を感じた。また、今までの自分を否定されたようで精神的な苦痛も覚えた。就業上は旧姓を使っているが、それでも手続きは新しい姓なので、そこでの使い分けで混乱が生じる。また、将来離婚をすることがあったとして、その際に戸籍の苗字を旧姓に戻すと思うが、それって「離婚しました」ってまわりにいって回ることと同じだと思うので、率直に言うと制度上の「負」だと強く思っている。 また、妻が夫の姓にするというのが通例となっているが、夫が妻の姓にした場合「婿養子なの?」と必ずと言っていいほど言われてるのを見て辟易している。
苗字を一緒にして家族仲良くなれるならとっくに国民全員仲良く問題がないはず。圧倒的に夫の姓を選択している夫婦が多いという事実があり、面倒な手続きは女性がすべて引き受けている現状。それを「夫婦の話し合いの結果」と簡単に言うのは何も考えてないとしか言えないのでは?実際に妻の姓にした人に対しては「婿養子なの?奥さん1人娘なの?」などという言葉を投げつけるような世の中です。 私は夫の姓に変えさせられましたが、結婚何年経っても屈辱感が拭い去れず、また多くの手間をかけさせられた夫に対して恨みに思っています。 そもそも、「夫婦同姓」は日本の伝統ではないのは多くの方が指摘する通りです。 同姓にしたい人はそうすればよろしい。別姓をしたい人は選べるようにしないと、私のような辛い思いを抱えた夫婦が増えていくと思います。 家族の絆を大切にするなら、それぞれ各家族のあり方を尊重するべき。
嫁に行く、婿に貰う等昔からの考えの人がまだ多く、結婚時さんざん揉めた
ぽん酢 女性 20代
事実婚だと法的効力が弱い。また何故籍を入れないのかと周りに言われ面倒である。
嫁に行く、婿に貰う等昔からの考えの人がまだ多く、結婚時さんざん揉めた。旦那と結婚したが姑とまで苗字が同じで家族になるのは本当に苦労している。相手方の親が毒親すぎて、別性に出来るなら今からでもしたい。子供に同じ思いをさせたくない。手続きも面倒である
女が不利な世の中をなんとかして欲しい。昭和の考え方なんてうんざりだ。票が欲しいだけで福祉ばかりにお金をかけないで欲しい
男尊女卑の法律をどうにかしてください
作の宿 女性 10代以下
選択制だからやりたい人もやりたくない人も好きにできる。反対するわけがわからない。この男尊女卑の法律をどうにかしてください。
海外赴任中は夫の姓を名乗り、帰国次第、離婚して妻氏婚し直すことに
Goma 女性 30代
婚約者と妻氏婚をすることで合意がありましたが、結婚の話合いの最中、彼が仕事で海外に赴任しました。結果、VISAやワークパーミットの関係上、夫の姓を変更すると仕事に支障が出るため、夫の姓を変えるわけにはいかなくなりました。夫は海外出張が多く、代替要員もいないのに、パスポートやVISAを取り直す余裕はありません。
私も自営業で自分のキャリアの分断を避けるためにも姓の変更は望ましくないのですが、配偶者VISAをとるには籍を入れるしかなく、事実婚でいることもできませんでした。自分でワークパーミットを取り、現地で就労することも検討しましたが、就労するならフルタイム勤務が必要です。今抱えている、遠隔からでもOKと仰ってくださる顧客の案件を手放すのも無責任なため、現地の就労は厳しいと判断しました。
その結果、赴任中は夫の姓を名乗り、帰国次第、離婚して妻氏婚し直すことになりました。離婚するというのも大変不本意ですが、裁判所で氏名変更を申し立て、手続きする時間の余裕はありません。
夫の同僚も海外の赴任先で知り合った日本人女性と結婚したそうですが、やはり、双方VISAを書き換え、パスポートを取り直すことは現実的ではないと、帰国するまで入籍はできないでいると聞いています。
日本国内ならば事実婚でも十分かとも思ったのですが、海外に暮らす者にとっては、強制的夫婦同姓は婚姻が生活の基盤を脅かします。
婚姻が生活を脅かす今の強制的夫婦同姓制度は、法の欠陥だと考えます。在外日本人は131万人を超し、今後も増えることが見込まれます。その中で、欠陥を放置することは立法府の怠慢です。
私が求めているのは夫婦平等な「婚姻」であって、「入籍」ではありません。婚姻が目的であって、戸籍は家族管理の手段ですが、手段と目的の入れ替わった法整備は見直していただきたいです。
選択的夫婦別姓は、女性活躍推進の上では最低限必要な人権
平本 女性 30代
キャリア上、改正によって実績や検索性が全て失われ不都合しかない。選択的夫婦別姓は、女性活躍推進の上では最低限必要な人権である。
研究者の姓が変われば改姓前の実績がなくなる、混在するなど不利益を被る
名無しさん 女性 20代
研究者を目指す女です。研究者にとって、実績には姓名が伴います。姓が変われば、姓を変更する前の実績がなくなる、混在するなど不利益を被ります。
また、通称使用では海外学会や、海外で活躍する際にパスポートの手続き、申請書類等で混乱が生じることも多いようです。
今後、女性の研究者も増えることが予想されます。彼女らの未来のためにも選択的夫婦別姓の法的承認を希望します。
結婚当時、名義変更に追われて鬱になり、2ヶ月ほど寝込んだ
荻野 女性 30代
私はADHDグレーゾーンなのですが(検査の結果、障害と呼ぶほどではないまでも傾向ありと言われました)、書類手続きがとても苦手です。結婚した当時、さまざまな名義変更に追われて鬱になり、2ヶ月ほど寝込みました。結婚による転居のために退職していたので、家で寝ていただけでしたが、在職中であれば間違いなく休職していたレベルです。
たかだか書類上の名前のために病むのはうんざりですし、次の世代にまで同じような思いをしてほしくないと思っています。手続きが苦にならない人は自由に名前を変えればいいし、苦になる人は変えなくていい。そんな時代がくることを願っています。
通り名と法律姓との混在で民間サービスでも不利益が発生
さかだち 女性 20代
結婚後、夫の姓に改姓しましたが、仕事やプライベートでは旧姓を通り名として使っていますが、夫婦別姓を選択できれば不要だった手続きや小さな手間が多く、不利益を被っています。
また、通り名を名乗る人への対応をするために民間企業にも負荷がかかっていると考えます。
仕事上、人事関係の書類だけは改姓後の苗字になるため、人事部に二重の管理コストが発生している
改姓後の苗字でECサイト等に登録すると、旧姓の銀行口座が利用不可能となるなど、通り名と法律姓が混在することで民間サービスの利用上でも不利益が発生している。また、サービス提供企業側にも(夫婦別姓が認められていれば)本来必要のない仕事が発生してしまう。
時代の変化に法律を変えていくことは必要です。日本は法律が変わるスピードが遅く、明らかに時代に合わなくなっても、例外措置や手続きの運用でカバーすることが多く、その体質が業務を増やし、長時間労働の一因となっているように思えます。
法律が変わらなければ、しわ寄せを受けるのは市民、そして民間・行政の現場で仕事をしている方々です。国民のために、末端ではなく根幹から必要な変化がなされることを期待します。
銀行、病院、保険、家の購入、納税、NISAも旧姓不可
のりさん 女性 50代
氏名というのは、自分で名乗り、他人に呼ばれ、40年近く自他ともに私を表すものとして確立している私自身です。40年近い私の人生と一体のものでした。
職場では旧姓使用中ですが、配布物を配っていた人に「探しちゃったよ!本当の名前は[戸籍名]さんなのね」といわれました。私にとって”本当”の名前=[旧姓]なのに、嘘の名前にされてしまう哀しさ。哀しみながらも「面倒をかけてごめんなさい」と謝らなければならない気持ち。
「通称が広く一般に使われていて不都合はないはず」というのはなったことがない人のセリフです。実際は不都合だらけです。職場は旧姓使用許可となっていますがメールアドレスと名刺のみで、給与関係、健康保険関係の配布物は全て[戸籍名]、首から下げる社員証も[戸籍名]、座席表も人事異動通知も[戸籍名]。こんな内容でもアンケートでは”旧姓使用許可している会社”です。
(ほとんどの)女性が結婚・離婚すると、氏名変更の理由により人事異動表で全社員が知る所になります。しかし(ほとんどの)男性が結婚・離婚しても自分で知らせない限り周りが知ることはありません。結婚はいいかもしれません。でもたいていの場合離婚を全社員に知らせたいと思う人はいないのではないでしょうか。
銀行だって病院だって旧姓不可。がんばって家を買っても自分の名前(旧姓)での登記は不可。話題のふるさと納税もNISAも保険も自分の名前(旧姓)ではできません。やりたくても使いたくない氏名の名義が増えるのが嫌で躊躇しています。
いま日本で言われている「通称」なんて、ニックネームレベルです。意識不明になった時、呼びかけられる名前が[戸籍名]だと、気づかない自信があります。意味のある呼びかけをしてほしい。最期には私が”本当の名前”と思う名前[旧姓]で呼びかけてほしい。お葬式では私が”本当の名前”と思う名前[旧姓]でお別れしてほしい。
30前半から結婚を視野にいれながら選択制夫婦別姓を7年待ち続け、諦めて法律婚しました。もしかしたら慣れるかもと思い改姓したものの10年以上経っても、病院で薬局で免許センターで名前を呼ばれるたびに反発心と絶望感で、平静ではいられずに夫婦喧嘩が勃発します。家族の一体感とは真逆です。
事実婚に変更することも視野にいれていますが、相続のこと、周囲の理解のこと、簡単ではありません。別姓に難色を占めす人に対して「法律的に許可されている」という事実は、強い説得材料なのです。
名前を変えるくらいは結婚への試練。それを許容できないのは覚悟が足りないという人もいますが、その試練は夫婦の片側だけに課すものなのでしょうか。
私は私の名前で自他ともに堂々と一生生きていきたいのです。
旧姓使えるからっていうなら、銀行も郵便局も証券会社も保険会社も世界中の会社も病院も税務署も外務省も法務局もジムも「旧姓使用を拒否したら罰則」くらいの制度を整備を徹底してから言ってほしい。
男性議員の方は「自分には関係ない」ではなく、もっと自分が姓を変えることになった場合をリアルにシミュレーションしてみてほしい。女性議員の方は、「私は別に姓を変えてもいいから女性も変えてもいいはず」ではなく、そうじゃない人のことも考えてほしい。それが政治家の最低限のスタンスではないでしょうか。
自分の主義主張ではなく、多数決だけの勝敗でもなく、国民一人一人の声を聴いてください。
働く女性は学界に発表したり国際会議に出席するような人ばかりではありません。ほとんどが小さな会社でコツコツと働き、まじめに税金を納めている人です。そんな人だって、名前を覚えてもらうことで仕事がしやすくなるのです。例外的に旧姓を認めるのではなく、2つの姓を併用して使い分けるのでもなく、誰でも希望すればどこでも誰に対しても旧姓の、自分の名前のまま働ける社会になるべきです。
女性の活躍を求めるなら、女性の働きにくさを取り除くことを重視してください。自民党が掲げる「多様性を受容する社会の実現」を行動に表してください。
論文は姓を変えると検索されず、仕事の成果が断たれてしまう
かえら 女性 30代
国家資格を持つ未婚女性です。公の場では、いまの姓でずっと呼ばれてきましたし、私的な場では、幼稚園からずっと、姓の入ったあだ名で呼ばれてきました。いまではつられて、家族である妹までも、姓の入ったあだ名で呼ぶくらいです。
人は人との間につながりをつくって「人間」と呼ばれる、とよく言います。私と人との間のつながりには、いつも私の姓がありました。私が人間であるということと、私がいまの姓であることは同義です。
今の民法では、男女どちらかが(多くは因習により女性が)、そうして親しんできた姓をもぎとられないと結婚できません。私はこれはおかしいと考えます。
また、私は仕事上、論文も発表したことがあります。これからもするでしょう。
論文などの名前の残る仕事や、苦労して取った国家資格の免許は、いままでもこれからも、私の仕事を支えていくはずです。いまの民法はこれさえもぎとられないと結婚できない制度です。一般の方の改姓時にかかる負担に加え、都にある国家資格の名簿も、免許も、改姓すれば無理矢理かきかえられ、今までの仕事の成果である論文は、新しい姓では検索されず、仕事の成果が断たれてしまうのです。
結婚を考える場合、同じような立場の方と結婚のお話があったなら、どちらかが仕事の成果を捨てるか、結婚自体を諦めるかの2択に悩むことになるわけです。「立場の違う、かつ、改姓に意欲的な男性」との結婚のお話があるとも限らない中、こんな制約まで受けなければならないのです。論文に名の残る仕事をしている者同士の結婚を、今の民法は事実上妨害しているといっても過言ではありません。
ずいぶん若いうちから、上記のような理由で、今の民法のままでは結婚したい相手がいても結婚や出産の意欲すら削がれると感じてきましたし、出産、と書きましたが、私は、いままさに選択的夫婦別姓が法制化されたとしても、いまから婚活・婚姻はできても、妊娠、までこぎつけると高齢出産と言われる年齢になってしまいました。恐らく子を持つ前提の結婚はもう考えないと思います。私のような人間がこの少子化時代に少なからずいることを知って頂きたく、筆をとらせて頂きました。
少子化をつくりだす原因のひとつに現行の民法の不備があること、まだ子を持てる年代の男女にこれ以上押し付けるということがどういうことなのか、ぜひ今一度考えてもらいたい。この陳情がその道をつくることを願っています。明らかに「どちらも改姓したくない男女が結婚」しようとした時「結果的に不平等」になる民法を、いつまで放置するんでしょうか?そんな婚姻制度でしか、婚姻関係を保証できない国が、いま他のどこにありますか? 日本だけです、別姓選択できない国は。
一刻も早く制度改正してください。反対派が言うようなデメリットが本当にあるのであれば多くの国で制度は採択されません。メリットが多いから採用されています。新しい時代を生きる若者ほどいまの婚姻制度には賛成しなくなります。そうなれば、婚外子が一般的でない日本の少子化には加速度的に拍車がかかるのは目に見えています。急いで下さい!
名前は「今まで生きてきた自分」と「今この瞬間の自分」をつなぐ証
Ma 神奈川県 女性 20代
名前が変わることで、自分が自分で無くなってしまうような強い不安に襲われます。それは、私が「名前」というものを「私を私たらしめるもの」として大切にしているからです。
私は解離性障害です。人によって症状は様々あるかと思いますが「自分が自分であるという感覚が薄い」「頭と心と身体が別々のものとして機能している」「現実に生きている実感がない」などの症状に悩まされています。「ここに存在する自分は何だろう」という不安があるとき、自分の名前を確認することで「昨日までの自分であった記憶や記録」との連続性を認識でき、私はこんな記憶を持ったこんな行動をしたこんな人間だ、と納得し落ち着くことができます。
いわば私にとって名前は、「今まで生きてきた自分」と「今この瞬間の自分」をつなぐ証のようなものです。
名前を変えてしまえば、私は、今までの自分とのつながりを無くしてしまうことになります。突然に、私でないなにか新しい別の人間になってしまうのではないかという恐怖があります。当然こういった不安は、なかなか人に理解されにくいものだと思っております。
私が考えすぎなのだという人もいます。でも、そんな難しい話なのでしょうか。たった「名前を変えなくてもいい」という選択肢を与えてくれるだけで、私は病気とうまく付き合って、大好きな人と一緒になれるのに。
私は私という連続性を保ったままこの先も生きていきたいそれだけです。
「名前がそのままであればいい」というそれだけのことなのに。
私のように、自分とのつながりが上手くいかない人たちが、結婚を諦めなくていい世の中になりますように。
名前が同じであることが家族の絆ではない。
選択肢をください。
こんなことで結婚を諦めたくない。
夫婦別姓を実現するため法律婚から事実婚。補助が打ち切り
みやた 東京都 女性 30代
私は夫婦別姓を実現するため法律婚を経て事実婚にしました。私達に子供はいないので今の法制度では事実婚の夫婦別姓を実現するために不利益を被る事は大きく2つだと思っています。それは配偶者控除と相続です。配偶者控除が法律で婚姻関係にある人達のみが受けられる、というのはいささか不平等のように思います。なぜなら事実婚も婚姻関係にあるという意味では同じだと私は考えているからです。法律婚で受けられる享受が全く同じ状況の夫婦別姓の事実婚では受けられないというのは将来への不安も大きくなります。
次に相続ですが、法律で婚姻関係にある場合は法廷相続人になりますが、事実婚では法廷相続人になる事は出来ないと思っています。しかし事実婚の関係にある夫婦は公的文書として遺言書を書いて残す方法しか相続が出来ないです。この違いは簡単なようですがとても難しい問題だと思っています。その理由の1つとしては遺言書は書き換えが出来るため、公的に証人を立てて作成しなければならない事です。このために司法書士に相談して費用を使い公的な遺言書を作成する必要があります。つまり相続のために法律婚では必要のない作業とコストが発生しています。これも夫婦同姓しか選べないことによる弊害だと考えます。
私は夫婦別姓にした事で夫婦と認められなくなり、補助も打ち切られました。形は何も変わらないのに夫婦別姓を実現しようとすることでこのような扱いを受けるほど、夫婦別姓は悪なのでしょうか。
選択的夫婦別姓は同姓を選びたい人達には同姓を、別姓を選びたい人達には別姓を選択できるようにするものだと思っていますが、その選択の自由を奪ってまで実現する日本の政治についていきたいと思えません。
どうぞ宜しくお願い致します。
公的書類では夫姓。大切な自分の一部を国に取られた気持ち
環 静岡県 女性 30代
私にとって苗字は大切で愛着のあるもの。結婚が決まったことは心から嬉しかったが夫の姓を名乗ることはずっと心に引っかかっていた。結婚後は旧姓で仕事は続けている。一日の大半は元の苗字で呼ばれるのはいいが、公的な書類でフルネームで書かれたものを見てもピンとこず自分じゃないように感じる。
大切な自分の一部を国の制度に取られた気持ち。それほど苗字は大切。「選択制度」は気持ちの面以外でも助かる点が多いと思う。選べる権利がほしい。
新姓で働くと「○○というものはこちらの部署にはおりません」
あっきー 東京都 女性 40代
結婚し、夫の姓になり、職場でも旧姓使用が認められていなかったので、新しい姓で仕事をしています。
部署内では新姓が浸透していますが、他部署では私の新しい苗字を知らない人がたくさんいます。そのため、よく顔を合わせている昔から知っている人でも、電話で新姓を名乗って話を始めると、まるで知らない人のような対応をされます。
また、逆に別の部署の人が私宛に電話をしてくるときに、旧姓で呼び出すことがあり、
「○○というものはこちらの部署にはおりません」みたいなやりとりが多々あります。
会社の幹部会の議事録には新姓しが載らないので、例えば私が活躍したことが書かれていても、私だと認識されていないことがあります。
こういった結婚で姓が変わることで生じるデメリットがとてもとても大きいので、夫婦別姓が選べれば、こういった被害に合う人が減るため、夫婦別姓に賛成します。
夫婦別姓は日本の文化だ伝統だといいますが、たかだか明治からの風習です。
苗字が別々だと家族が崩壊するといいますが、苗字が一緒でも崩壊する人もいるし、苗字が別々でも崩壊しない家族もいます。
つまり苗字は関係ない。
また、外国籍の人と結婚した場合は別姓が認められているのに、日本人同士の場合は認められないというのは、完全に法の下の平等に反すると思います。
どうか、別々にしたい人は別々にできるよう、法改正をお願いします。
旧姓使用で各種手続きに混乱。煩雑さや負担に毎度困惑と怒り
あめ 東京都 女性 50代
結婚の際、事実婚にするか法律婚にするか3ヶ月間夫と話し合いをしましたが、結局夫の両親の理解を得られず法律婚をしました。私は長年なじんできた旧姓を一生使いたいと思っています。夫の苗字になることは夫の家族に「入る」ような気持ちになり、結婚がいまだに個人ではなく家族制度のもとにあるような気にもなります。婚姻届けを出した瞬間、私の真後ろで巨大な壁が下りてきて、これまでの人生と隔絶されたように感じました。また仕事で旧姓を使用していますが、各種手続きに混乱が生じることも多々あり、その煩雑さや負担に毎度困惑と怒りを感じます。選べるというだけで同姓婚を否定しているわけではないのになぜこれほど進まないのか理解に苦しみます。一刻も早い選択的夫婦別姓の実現を望みます。
自分が働いて貯めたお金で買い物をするのに、半分他人の名前を書かなければならない
しおり 東京都豊島区 女性 20代
長く事実婚でしたが、半年前に結婚し姓を変えました。30年近く親しんできた姓を失ったことが想像以上につらく、夫と幸せに暮らしていてもふと暗い気持ちになることがあります。
病院で名前を呼ばれるとき。ホテルや乗り物の予約をするとき。自分が働いて貯めたお金で買い物をするのに、カードの名義も届け先の宛名も半分他人の名前を書かなければならないとき。名前を意識するたびに、人生が半年前で一度途切れてしまったような、今の自分は他人のふりをして生きているような、そんな喪失感に襲われます。
個人の名前で仕事や研究をしてきた方の不利益に比べれば、私の嘆きは社会的な実害がない、取るに足らないものかもしれません。実際、「結婚はそういうものだから慣れなさい」と周りの既婚者にも言われます。でも私は、「二人のどちらかが自分の名前を半分捨てないと結婚できない」という制度はおかしいと、自分が結婚してみて強く感じました。こんな吸収合併みたいな形じゃなく、今までどおり二人でただ共に生きていきたかったです。
マイナンバーを導入した今、夫婦の姓を揃える必然性は無いのではないでしょうか。別姓選択を可能にして結婚の心理的ハードルを下げることは、晩婚化や少子化の対策にもなると思います。
親権を持つ子どもの銀行口座開設に戸籍の提示を求められた
ふくふく 東京都 女性 40代
これまで、具体的に「なぜ」と思ったことは、夫と同じ姓で、私が親権をもつ子どもの銀行口座を開設しようとしたときのこと。母子手帳と子どもの身分証明書(健康保険証)、私の身分証明があれば、開設できると聞いていたのですが、姓が異なるので、戸籍の提示を求められました。そのため、戸籍を取得したうえで、手続きをしました。もし、夫が手続きしたならば、氏が一緒なので、スムーズに手続きが進んだことになります。
別姓を選んだために、夫婦としての保障のみならず、子どもの親権にまで影響が及び、いろんな場面で、手間がかかります。
憲法24条①に「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」とあります。私たち夫婦は、結婚に際して「対等な関係」を築いていきたいと思いました。対等な関係のためには「夫婦が同等の権利を有する」ことが前提にあると考えています。そのことを具体的に体現するのが、別姓だと思います。自分は大切な存在であり、名前(氏と名)は「大切」を構成する、不可欠な一部だと思います。そして、人生を共に歩む人も自分と同じように大切な存在で、その存在と共に名前があると思っています。この信念を持つがゆえに、夫婦としての権利が保障されていないことは、憲法13条の個人として尊重され、幸福を追求する権利が守られていないと感じています。
入試差別、賃金差別から「女性が改姓することが当たり前」の非対称性にも気づいた
里見雪 愛知県 女性 20代
子どもの頃から、女性である私は将来結婚することがあれば苗字を変えることになるのだろうとずっと思っていました。しかし、医学部入試での性別による点数操作、男女間の賃金格差、頻発する女性へのセクシャルハラスメント等の話題に触れ、女性の立場の不遇さを最近になって実感しました。その視点で考えると、結婚するにあたって夫婦が同姓になるという時に、女性の側が姓を変えるのが当たり前のような風潮がおかしい、あまりに非対称なのではないかということに気づきました。
そもそも、一方が苗字を変えないと夫婦に、家族になれないという今の制度に意味はあるのだろうかと疑問に思います。私としては、生まれてから慣れ親しんできた今の苗字を捨てることがどうしても悲しいです。また、氏名変更の手続きも煩雑であり、夫婦のどちらかにその負担がかかることも問題です。同姓か別姓かを各人が選択するようにするべきだと、心から思います。
私が生まれた時、両親は苗字との画数や響きのバランスを一生懸命考えて私に名前をつけてくれました。私は自分の名前が好きです。下の名前はもちろんですが、苗字も含めたフルネームの柔らかい印象が好きです。この二十数年間、私はこの名前とともに生きてきたのです。
現在の日本の制度では、カップルが別姓のまま夫婦になることができません。私は2年後に結婚を予定していますが、女性の社会における地位がまだまだ低いこの状況では、高い確率で私が姓を変えなければなりません。仮に私のパートナーが姓を変えることになったとしても、パートナーにこれまでの姓を捨てることによる不利益や悲しみを背負わせることになります。
二人で手を取り合って、家族として生きていきたいだけなのに、なぜどちらかがこういった負担を背負わなければならないのでしょうか?夫婦別姓が選択できる社会になることを心から望んでいます。