224人が投稿「法改正に賛成」の理由

露の団姫さん×豊来家大治朗さん賛同メッセージ

宗教が違っても、姓が違っても、私たちは夫婦です

水谷さるころさん×野田真外さん賛同メッセージ

他者の価値観を受け入れることができる成熟した社会に

2018年10月25日~Web上に投稿フォームを設け、広く「私は選択的夫婦別姓に賛成です!その理由」ご意見を募集しています。その中で「サイト公開OK」の方の声をご紹介します。

投稿してくださった方々の内訳(2023年2月現在/サイト非公開のご意見を含め224人)

  1. 私は選択的夫婦別姓に賛成です!その理由
    1. 将来の研究者のたまごである「リケジョ」達のためにも
    2. 時代の変化に合わせて法律やルールを変えるのは当然
    3. 研究者にとって、婚姻時改姓とはキャリア断絶の危機
    4. 海外出張や駐在では旧姓は法的根拠がないため、日本以上に面倒
    5. 事実婚20数年。相続とお互いの看取りが心配
    6. 日本人がより世界で活躍できる環境を整えて
    7. 夫婦別姓が認められないことと、女性差別は地続き
    8. 名は小さな頃から使ってきた自分自身の記号
    9. 夫婦別姓について口論となり、夫婦仲が悪化。離婚危機に
    10. 選択制で生きやすくなる人はいても、生きづらくなる人はいない
    11. 仕事面、資格や口座名義、各種手続き…改姓は非常に不便
    12. 社会的に不都合や不利益を被るような状況は人権問題
    13. 改姓しないままの通帳は「偽名」とまで言われ、ペーパー離婚に
    14. 自分の姓を変えざるを得ない現状は人権侵害
    15. 自分が自分でなくなる感情をどうにもできなかった
    16. 仕事をしていると大変。自由じゃない国
    17. 旧姓で稼いで新しい姓で納税するなんて理不尽
    18. 女子差別撤廃条約を守ってください
    19. 外国人との結婚で姓を変えずに済んで本当に良かった
    20. 選択式ならば、同姓になりたければなれる
    21. どちらかの姓に統一しなければならない時点で既に公平ではない
    22. 事実婚では法的に不利。十数万円の費用をかけ、公正証書を作成
    23. 改姓問題で結婚を躊躇する人、破談になる人、出産の時期を逃す人がいる
    24. 自分が自分ではなくなるような喪失感に耐えきれず、ペーパー離婚
    25. 女性が改姓を拒否するのは軋轢のもと。そんな状況を国が続けることにメリットがあるのか
    26. 改姓すれば私の名字は私の代で途切れてしまう
    27. 改姓することが嫌で嫌で、鬱々とした精神状態に
    28. 特許出願や研究発表に使う通称(旧姓)は、会社という後ろ盾がなければ保証されない
    29. 子連れ再婚で2度目の改姓。一家の大黒柱が「別の人間」になる苦痛
    30. 事実婚では不動産を共同名義にできない、遺産相続権がお互いにない、子供の共同親権がない
    31. 自分が自分でいられる社会で生きていきたい
    32. 妻氏婚のため「婿養子か」との偏見に苦労した父
    33. なぜ女性が名字をかえなければならないのか
    34. 旧姓使用という偽名を認めるより、姓の選択肢を広げた方がベスト
    35. 国連の是正勧告にも関わらず、未だに夫婦同姓を民法で定めている国は日本だけ
    36. 少子化なうえに結婚できない時代。姓が途絶える家は増える
    37. 近い将来に結婚を考えているが、「同姓が強要」されているために億劫
    38. 自分もパートナーも法人代表。お互いこの姓名で多くのことを成し遂げてきた
    39. 姓を同じにせねば、税金面や保険、看病などあらゆる不利益が
    40. 現法は国民の時間を無駄に浪費させ、生活に支障を来す理不尽な制度
    41. 女性活躍社会にも関わらず、本来の姓を国が変えさせるのは拷問
    42. 「家族の絆」を理由に強制同姓は意味不明
    43. 通称使用は正直ほとんどの場で役に立ちません
    44. 選択肢が広がれば、自分らしく生きることができる人が増える
    45. 論文や特許など新姓に変更する場合は丸二日平日の休みが必要
    46. 出生率上げたいのなら、女性が結婚に二の足を踏む状況を少しでも減らして
    47. 時代に合わない制度はアップデートしていくべき
    48. 苗字を一緒にして家族仲良くなれるならとっくに国民全員仲良く問題がないはず
    49. 嫁に行く、婿に貰う等昔からの考えの人がまだ多く、結婚時さんざん揉めた
    50. 男尊女卑の法律をどうにかしてください
    51. 海外赴任中は夫の姓を名乗り、帰国次第、離婚して妻氏婚し直すことに
    52. 選択的夫婦別姓は、女性活躍推進の上では最低限必要な人権
    53. 研究者の姓が変われば改姓前の実績がなくなる、混在するなど不利益を被る
    54. 結婚当時、名義変更に追われて鬱になり、2ヶ月ほど寝込んだ
    55. 通り名と法律姓との混在で民間サービスでも不利益が発生
    56. 銀行、病院、保険、家の購入、納税、NISAも旧姓不可
    57. 論文は姓を変えると検索されず、仕事の成果が断たれてしまう
    58. 名前は「今まで生きてきた自分」と「今この瞬間の自分」をつなぐ証
    59. 夫婦別姓を実現するため法律婚から事実婚。補助が打ち切り
    60. 公的書類では夫姓。大切な自分の一部を国に取られた気持ち
    61. 新姓で働くと「○○というものはこちらの部署にはおりません」
    62. 旧姓使用で各種手続きに混乱。煩雑さや負担に毎度困惑と怒り
    63. 自分が働いて貯めたお金で買い物をするのに、半分他人の名前を書かなければならない
    64. 親権を持つ子どもの銀行口座開設に戸籍の提示を求められた
    65. 入試差別、賃金差別から「女性が改姓することが当たり前」の非対称性にも気づいた
    66. 婚姻に関わる制度の他、あらゆるリノベーションが追いついていない
    67. 自らの名前で受けた資格や表彰。結婚後の姓に変えられると実績を否定された気持ちになる
    68. 結婚はしたかったが、名前を変えたくないため事実婚に
    69. 旧姓を通称使い用していると、緊急連絡時の連絡にも混乱が生じる
    70. 別姓が選べないために、結婚が遠ざかっている人も多い
    71. 子どもがいじめられる? それを止めるのが大人です。
    72. 男女差別を助長していく仕組みにもなってしまっている
    73. 選択制の導入で、幸せになる方は確実に増えると思います
    74. 安心して子供を産み育てられるような社会にするために
    75. 結婚、出産を推進して子供を増やしたいなら、選択的夫婦別姓を認めて
    76. 同姓にしなければ法律婚ができないことが結婚のネックに
    77. 育ててくれた祖母を忘れたくないから今の姓を名乗りたい
    78. 選択的夫婦別姓で困る人は一人もいないのでは?
    79. 純粋に多くの方の幸せのために
    80. 次の世代に、女性が改姓するのが当たり前という誤った認識を引き継がせないために
    81. 生まれ持った姓を使い続けるため、ペーパー離婚を経験
    82. 家族にはそれぞれの人生があるのに、姓を統一する理由はどこにあるのか
    83. 同姓の強制が結婚を妨げているのでは
    84. 「どちらかの家に入る」結婚はもう時代遅れ
    85. 研究成果や特許が結婚後の自分と結びつかない
    86. 人生の大切な出来事である結婚で、人のアイデンティティをつぶさないで
    87. 各夫婦に同姓(夫氏・妻氏)・別姓の選択の自由がほしい
    88. 以前の自分が消されていくような感覚。夫婦どちらもこの苦痛を味わわないで済むようにしてほしい
    89. 新しい土地で新姓で呼ばれ、名前も呼んでくれる人はおらず、喪失感
    90. 事実婚(ペーパー離婚)でも解決できない問題がある
    91. 改姓が壁となって結婚できずにいる
    92. パートナーの親と同じ姓にはしたくない
    93. パートナーとは長い付き合いで同居もしているが、改姓だけが壁になって結婚できずにいる
    94. 50代でお互い再婚を考えているが、改姓が問題になり結婚できない。歳を追うごとに事実婚のデメリットも大きくなる
    95. 特許の名義やセキュリティの高い研究機関での本人確認で困難を抱えている
    96. 仕事上の実績につながる名前を変更することは苦痛
    97. 研究者にとって、名前は生命線
    98. 親の離婚・再婚・再離婚によって姓が3度変わった
    99. それぞれの夫婦がそれぞれの結婚の形を選べる時代になってほしい
    100. 今の制度のままなら法律婚は選ばない
    101. これからの人たちのためにも、旧姓を使い続けたいという声を届けたい
    102. 事実婚。子どもはほしいが、婚外子になってしまうことに抵抗がある
    103. 手続きのため会社を2日休んだ。今の制度は非合理的
    104. 旧姓を使うためには、いちいちお断りが必要で不便
    105. 誰も悲しまないような選択肢がほしい
    106. 旧姓の私が私。いつでもペーパー離婚できるように準備している
    107. 自分の生家に愛着があり、姓を継ぎたい
    108. 実家で「家族の絆」は感じられなかったが、親もまた今の婚姻制度の抑圧を受けていた
    109. 選択肢を増やすだけの制度がなぜ認められないのか疑問
    110. 女性は改姓しない特別な理由が必要、男性は改姓する特別な理由が必要。これは平等ではない
    111. なぜ片方だけが、それも、ほとんどの場合女性が、当然のように改姓
    112. 苗字が一つだから家庭としてうまく機能するという保証はどこにもありません
    113. 自分が変えたくないと思っていることを相手に求めるのは違う
    114. 選択的夫婦別姓の実現に期待し、今後5年は結婚を保留
    115. 2択のうちの1と3択のうちの1ではまったく違う
    116. 港 神奈川県茅ヶ崎市 女性 20代
    117. これから結婚する若い世代の声に耳を傾けるべき
    118. 家族の絆が失われるかどうかは、苗字次第ではなく、当人次第
    119. 少なくとも自分の子どもにはそんな思いをしてほしくない
    120. 改姓することが出来ずに結婚を諦めました
    121. 最高裁の判断には本当に驚き
    122. 名前が別姓であることが、家族の絆を弱くするという議論は論外
    123. 海外には旧氏使用という観念がない
    124. 夫婦別姓が選べるようになれば結婚したい
    125. 通称はニックネーム程度にしか過ぎない
    126. 「選択的」別姓という話であるのになぜ反対
    127. あくまでも”選択肢が増える”だけなのに
    128. 子供たちに胸を張れる、日本の姿を見せたい
    129. 選べるようにしたらいいじゃないかと言うだけ
    130. 赤の他人に結婚のステータスをさらされたくない
    131. 昔から自分の名前が好き
    132. 法の下の平等はどこに
    133. 家族の形の多様化は止められない現実

私は選択的夫婦別姓に賛成です!その理由

将来の研究者のたまごである「リケジョ」達のためにも

sach  茨城県つくば市 30代 研究者

つくば市の研究機関に勤めています。

研究者にとって姓名は重要です。これは、男性であっても女性であっても同様です。研究者は、世界中の不特定多数の人々から、姓名によってその業績・論文を評価・参照されます。インターネットによる論文検索が主流である現在において、姓名が変わることで検索結果から漏れることは、結果として業績・論文が評価・参照対象から外れる要因となります。ほぼすべての論文で、旧姓を統一的に使用できたとしても、学籍名(通常は戸籍名)が記載される学位論文だけは戸籍姓が強制される場合があり、この結果、学位論文のみ他の論文とは姓名が異なってしまいます。さらには、夫婦別姓が制度として確立している国際学会等においては、研究者としての姓名とパスポート等の身分証明書の姓名が異なるという事情が理解されにくい場合があります。

研究機関によっては旧姓を継続できる場合が増えていますが、上記のような課題に加えて、国家資格の利用や特許の取得、転職等で同一人物であるにも関わらず、旧姓名と改姓名の混在が発生する場合があります。

時代の変化に合わせて法律やルールを変えるのは当然

ろざり 奈良県 女性 30代

「ママは女の人だからパパと結婚するときに名字を変えたんだよ。」 当時7歳の妹の子供(つまり私の姪)が言った言葉です。私は背筋が凍る思いがしました。すぐに「ママはパパの名字を選んだけど、性別は関係ないんだよ。2人で相談してどちらかの名字を選ぶんだよ。」と伝えました。

思えば私が中学生の頃、夫婦別姓について国会議員が話している様子をTVで見て、自分が大人になる頃には選択的夫婦別姓の世の中になっているだろうと予想していました。

それから20年。

ついには最近の子供までこんな誤った解釈をしていたなんて、とショックで悲しくなりました。そして、私が中学生だった頃の大人たちは何をしていたのだろう、と少し恨みました。そして今、そのバトンが自分にもまわってきたのを感じます。

今の子供たちには私みたいに落胆してほしくないです。 私が選択的夫婦別姓に賛成する理由はいまの強制的夫婦同姓は差別と人権侵害が含まれていると感じるからです。 婚姻時に改姓をする人が存在し、その割合は圧倒的に女性が多いです。希望して改姓する人と不本意ながら改姓する人がいます。希望によって扱いを変える(選択的夫婦別姓)のは一人ひとりを尊重する社会であれば当然だと思います。 また、性別によってここまで改姓差があれば、社会のほかの部分がどれだけ多様化・ジェンダーフリーになったところで、多様性のある平等・公平な社会と言えるのか疑問です。 性別によって不当に扱われることなく、自分を大切に自分らしく生きることができるように、いま生きている人間によって、いま必要だから、いま選択的夫婦別姓の議論が起こっています。時代の変化に合わせて法律やルールを変えるのは当然で、個人と社会にとって生存戦略ともいえます。

選択的夫婦別姓制度が、多様で温かく寛容な新しい社会の幕開けにつながる。そう信じています。

研究者にとって、婚姻時改姓とはキャリア断絶の危機

大ねこ    東京都多摩地区     男性        50代      

選択的夫婦別姓制度実現へのご協力をお願い申し上げます。

私は一科学者として大学で教鞭を執ります。科学者としての実績を世界に示すためには、著者として論文や書籍などに記載した氏名が極めて重要です。しかし、夫婦のうち法律婚によって改姓を強いられたほうは、論文の著者名を改姓後のものとすれば、自身の業績が連続性をもって正確にデータベースに登録されないため検索できないものが生じることになり、逆に本来姓を継続使用すれば、戸籍名のみが正式名と見なされる多くの国内組織においては、結婚前の実績が本当に自分のものであることを示すため、やはり多大な労力を払わねばなりません。このように、名前を売ってこそ業績と見なされる研究者にとって、婚姻時改姓とはキャリア断絶の危機、あるいはそれを回避するために多くの時間を割くことを強いられるものであり、世界と互しつつ日本の研究力を向上させるための大きな障壁となっております。

私は大学教育の現場にいるため、学生の優秀さに男女差がないことは良く存じております。彼らの中には、将来研究者になり、世界で活躍する者も出るでしょう。しかしながら現行制度化下では、民法が「男女いずれが改姓してもよい」と規定していても、現実には女性の大半が婚姻時に改姓を余儀なくされるため、上述のキャリア断絶の危機にさらされます。これは、科学分野における日本の情報発信力を大きく削ぐ要因になるため、到底放置することはできません。日本が科学立国としての地位を維持し、世界をリードする情報を発信し続けるために、現行の婚姻時強制改姓制度を改め、望む者には出生時からの姓を私的・公的双方において、何の妨げもなく使い続けることができるようにできることが望ましいのです。これは、科学研究の分野に留まらず、ビジネスのシーンでも同様の問題であると確信します。

かく申す私ども夫婦は、法律婚ではなく事実婚を選択しております。その理由を以下に記します。

私は妻の人格に惹かれ、敬意を払い、生活を共にするようになりましたが、妻の姓もその人格の一部です。妻も同様に、私に敬意を払っております。ところで私の姓は私の人格の一部であり、また上述したキャリアを示す重要性に鑑み、これを安易に変更することは受け入れがたいものがあります。

自分が受忍し難いことを、一体どうして妻に強いることができましょうか。私はかようなダブルスタンダードを、人生の伴侶に適用することは、とてもできません。多くの人は、特に若い世代ほど、同じ思いを抱いていることでしょう。それにも関わらず、法律婚を選択しないことによる数多の弊害、例えば共同名義の資産保有や遺産相続などの点において、法律婚と同等の権利を保持できないことを避けるため、やむを得ず改姓を受け入れ婚姻する人も少なくないことは理解しています。しかしその結果、出生時から使い続けてきた名前の変更を余儀なくされ、自己喪失感を味わう人もいるでしょう。これは重大な人格権の侵害であると考えます。

「結婚するのだから、そんな喪失感も受容せよ、でなければ結婚する資格などない」などと、何の関わり合いもなく、罪もない他人に対して平然と強要できる者はいないと思われます。一方、夫婦のうち改姓しなかった方は、その喪失感を免れるわけですから、この時点で既に、改姓を2人のうち1人に強要する現行制度は、両性の平等の原則に反していると明言できるでしょう。

私達夫婦は今まで大過なく生活を続けることができましたが、これから容赦なく年老いていくに従い、互いを労り助け合う必要性は一層増していくでしょう。その際、法律婚による夫婦であり、互いの地位を法的に保証されていることは、極めて重要です。その保証を得るため、上記の人格権を侵害されてまで改姓を強要されなければならない理由は、私達にはどうしても思い当たりません。なぜなら私達夫婦は、今まで市民としての義務を果たし、次世代の育成に力を注いで来た自負があるからです。事実婚夫婦であるため、子の姓は私とは異なりますが、それを理由として学友から疎外された事実などは一切なく、無事に成人しました。私達は、天道に照らして何一つ恥じ入る行いはしてこなかった…そう確信できます。

選択的夫婦別姓制度の実現は、決して世界に向けて活躍しようという日本人のためだけではなく、生来の名前を保持したいという至極自然な感情をもつ多くの人のためでもあります。最近の内閣府による調査結果が示すとおり(1)、現行の強制改姓制度により結婚をためらっている人は、若い世代を中心に、決して少なくはないと思われます。少子高齢化による破綻から日本を救済するため、早急な民法改正を希求するものであります。

  1. 内閣府 平成29年度 家族の法制に関する世論調査
家族の法制に関する世論調査 -内閣府
内閣府では,政府の施策に関する皆様の意識を把握するため,世論調査を実施し,その結果を掲載しております。

選択的夫婦別姓制度が実現しないのは、政権与党内で保守的な家族観が強いためであると言われています。その主張の一つが、先祖から伝わる家族の姓を護持する意義であると理解しております。しかしここで、その保守性を、結婚した夫婦のうち改姓しない側だけに向けることの論理的不整合性について指摘したいと思います。改姓した側、現状ではほとんどが女性側ですが、その家系の姓は保持しなくても構わないのでしょうか?男性側だけが姓を維持することが重要であり、女性側のそれを軽視しても良いという考えは、法の下の平等に違反することは明白です。特に昨今は少子化が進み、結婚を予定している女性の家族にきょうだいがいない例も珍しくありません。婚姻時に改姓を強要されれば、その家系の姓は途絶えてしまいます。この事態を放置することは、先祖を大切にする、という保守的家族観に、真っ向から反するものであり、保守的立場からも再考する必要があります。また、現行の強制的夫婦同姓制も明治期に列強に模倣する形で導入されたものであり、決して日本古来の伝統ではないことを強調したいと思います(1)。

次に、「同姓であることが家族の絆の証である」という論を以て、婚姻時の強制同姓制を正当化する意見も根強いようですが、世界において、日本のみが婚姻時の強制同姓制を保持している一方(2)、選択的夫婦別姓も可能な他の全ての各国において、婚姻や家族生活に、別姓であることを以て何らかの重大な支障が生じているという報告は見られないことにも関わらず、我が国では現在、離婚件数は婚姻件数の3分の1にも達しております(3)。我が国に於いて離婚した人は、100%例外なく同姓であったことから、この論はもはや、何の説得力も持ち得ないことが明白であります。

最後に一つ付け加えさせていただきたいと思います。選択的夫婦別姓制度を求める人達には千差万別の背景があり、決して一括りの政治的指向の持ち主の集まりではありません。かく申す私は、改憲容認派の一人です。近年実施された内閣府による世論調査では、現行制度を改める必要はないとの意見の占める割合は僅か29.3%である一方、選択的夫婦別姓に理解を示し、法改正を容認する割合は42.5%にも達しており、既に大勢は民法改正支持で決しております。さらに若い世代ほど選択的夫婦別姓を求める傾向が強く(4)、もはやそこには、制度変更に政治的指向が介在する余地は無いと考えます。若い人たちが求める制度に変えていくことが、将来の日本に資する政治ではないかと思います。少子高齢化が問題となる昨今、婚姻に対する障壁を少しでも低くすることが、問題解決の一助となります。また、日本人がこれから一層世界で活躍するためにも、婚姻で姓が変更されてしまい、ビジネスシーンにおけるインフルエンサーとしての知名度が維持できなくなることは、大きな障害となります。日本の国力を維持する為には、現行法による改姓を強要する制度は、もはや有害無益であると断じざるを得ないのです。

私たちが求める制度は「選択的」であるため、婚姻時に誰も意志に反して姓変更・非変更を強要されることもありません。立法府の皆様におかれましては、上記を踏まえた議論を進めていただければ幸甚であります。

  1. 我が国における氏の制度の変遷 法務省ホームページ
法務省:我が国における氏の制度の変遷
法務省のホームページです。
  1. 第196回国会 法務委員会 第2号 平成三十年三月二十日(火曜日) 議事録 國重徹議員に対する 小野瀬政府参考人の答弁
国会会議録検索システム
  1. 厚生労働省 平成29年人口動態統計の年間推計

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei17/dl/2017suikei.pdf

  1. 内閣府 平成29年度 家族の法制に関する世論調査
家族の法制に関する世論調査 -内閣府
内閣府では,政府の施策に関する皆様の意識を把握するため,世論調査を実施し,その結果を掲載しております。

海外出張や駐在では旧姓は法的根拠がないため、日本以上に面倒

たか                      男性        40代 

旧姓使用はできる場面とできない場面での使い分けが非常に面倒。海外出張や駐在では旧姓は法的根拠がないため、日本以上に面倒。

1億総活躍、女性活躍、多様性の尊重、など耳障りの良いスローガンを聞きますが、希望者が夫婦別姓を選択することすらできない社会で、虚しく響くだけです。また、公私において改姓という非生産的な手続のために、どれだけの時間や労力やコスト(改姓する側も、手続を行う役所や企業の側も)がかかっているのかを考えると、無駄にしか思えません。

事実婚20数年。相続とお互いの看取りが心配

おはなちゃん         東京都         女性        50代

私とパートナーは20数年、事実婚を続けています。

1)なぜ法律婚をしないのか

私は子どものころから「なぜ女性は、生まれたときの姓を死ぬまで使えないんだろう」という疑問がありました。また、社会的キャリアを積んで独立し、自分の名前で仕事を続けるほどに、改姓は私にとって手間とデメリットとしか感じられなくなりました。やがて、「なぜ離婚時には旧姓と改姓と選べるのに、なぜ結婚時に選ばせてくれないのか。これは不平等ではないか?」という疑問を持つようになりました。

パートナーもまた私同様に独立し、自分の名前で仕事をしています。世間の風潮から考えれば、やはり男性が改姓することについて、彼自身だけではなく、彼のご両親も私の両親も、もちろん私も快く思えません。自分が変えたくないものを、なぜ最愛のパートナーに押しつけることなど、まさに地獄の沙汰です。

90年代の中ごろ、別姓が決まりそうだという世間の流れに期待しましたが、法制化されないまま、月日だけが流れていきました。姓を変えたくない気持ちだけが、どんどん取り残されていく不安のなかで、せめて公正証書をつくり、もしもに備えようと考えてきましたが、私たちのような低所得層にとって、それは経済的に簡単なことではありませんでした。

2)事実婚での不利益

そもそもパートナーと一緒に人生を歩もうと決めたきっかけとなったのが、パートナーが轢き逃げ事故に遭い、瀕死の重傷を負ったことでした。このときはまだ若く、世の中も厳しくなかったので、「婚約者です」の言葉で集中治療室へ入ることができました。

しかし、年を経た今ではどうでしょうか。法律婚ではないと医療行為の承諾が不可能だったり、事実婚では万が一のときに判断を委ねられることができません。それはどちらかが危機状態になろうと同じことです。年を重ねるごとに、入院などを経験するたびにその不安は強くなり、何度も法律婚という言葉が頭をよぎっていきました。

また、世の中にはやはり、事実婚という状態に不快感を露わにする人たちがいます。

「だらしがない」「不潔だ」のほか、「法律婚していない人には守るものがない。だから低額でよいでしょ?」 という理由で、賃金を低く決められたことがありました。特にパートナーは「法律婚していない社会的落者」「妻に改姓させられないダメ人間」など、男性ならではともいえる、社会的に苛まれる発言を何回か受けており、自分自身が改姓することについて一層抵抗を感じるようになっています。

事実婚では賃貸住宅を借りる際も不利益があります。たとえば通常1人でよい保証人を、最多で夫婦それぞれで2人ずつ立てて欲しいと言われたこともありました。各保証人の収入証明書も要求され、それは保証人を請け負ってくださった方にも負担になります。法律婚夫婦の4倍の迷惑をかけるとは、私たちはそれほど社会的に迷惑な夫婦なのかと思うと、悲しみとやるせなさでいっぱいになりました。

また、不動産を購入した場合でも事実婚では共有名義にはできず、カップルローンも組めません。事実婚を続けていれば、相続の問題なのは明らかです。しかし平成27年の裁判で、いよいよ別姓が選べるようになると信じていました。ですから一からやり直しとわかったときの落胆は、もう先が見えないどん底で真っ暗闇の状態でした。

これらは、夫婦そろって企業に属さない立場だからかもしれません。しかし、現在の雇用状況を見れば、非正規雇用が多い 今後は、若い人にとって他人ごとではないともいえるのではないでしょうか。

とはいえ、双方の両親やきょうだいたちは、事実婚状態の私たちを温かく見守ってくれてきました。10数年ほど前には父がふと「もうすぐ別姓も決まるようだし」と口にしていたことを、最近よく思い出します。そんな私の両親もパートナーの両親もすでに高齢で、入退院を繰り返すようになりました。法律婚の制度から取り残されてきたうちに月日が経ち、いよいよ両親の看取りが現実的となってまいりました。そうこうしているうちに、パートナーの医療行為許諾や、それこそ互いの看取りの時期がやってくることも、今や強い実感として持つようになり、日々不安を感じることが増しています。

3)選択的夫婦別姓が法制化されたら

選択的夫婦別姓の検討が始まった時代は、まだ「子どもができたら」という夢もありました。時間が経ち過ぎて、とうとう相続とお互いの看取りだけが目的となってしまいました。

SNSなどを通じて、選択的夫婦別姓がないことで困っている人はたくさんいることを知りました。今では「困っている人がこんなにたくさんいるのに、それも多方面で多様な『困った』があるのに、なぜ認められないのか、不思議でなりません。

私は選択的夫婦別姓の制度が法制化されれば、すぐに婚姻届を出しに行きます。待ち望んでいる仲間も、みんな同じ思いでしょう。そして法的にパートナーを看取れること、私が看取られることを確かな自信として、残りの人生をパートナーとともに色濃く歩んでいけたらと願っています。

おかしなイデオロギーに惑わされず、一刻も早い選択的夫婦別姓の法制化を望みます。

日本人がより世界で活躍できる環境を整えて

大谷(旧姓) 神奈川県 男性 20代

私は男性です。一人っ子のため周囲には大反対されましたが、妻がフルタイムで働き、海外赴任の可能性があるため、結婚の条件として妻の要望もあり苦渋の決断として妻の姓を選びました。しかし私もまた、自営業ですが海外での仕事もあり、著作もあるため、旧姓を「廃棄」させられる日本の制度に強く不都合と不便を感じています。私も一人の国民、妻もまた平等に国民です。しかし旧姓を廃棄させられることで、国民として認められている妻に対し、自分は日本国から「非国民」の烙印を押されたのかのような悲しみを覚えています。

また私は一人っ子で、私が妻の姓を選択したことに、両親は嘆き悲しみ、立ち直れない日々が続いています。これ以上、このように苦しみ、悲しむ人々を増やしてほしくありません。夫婦同姓強制という悪習を未来ある次世代に残してほしくありません。以上より、私は夫婦の姓を選択できる制度改正に賛成いたします。 ご存知のとおり、日本には世界に誇る良い文化があります。しかし同姓強制は世界で忌避される風習だということは、火を見るより明らかです。

世界で唯一日本にだけ残った悪習は、日本がグローバル化を牽引し、日本人が世界へ羽ばたくためには一刻も早く改める必要があります。日本人がより世界で活躍できる環境を整えることが、日本政府の使命であり、国会議員の仕事ではないでしょうか。どうかご協力いただきますようお願い申し上げます。

夫婦別姓が認められないことと、女性差別は地続き

Alex       南半球    女性        30代

女性は結婚を考える世代になるより前、小学校の頃から、いずれ結婚する相手の名字になることを考えさせられます。初恋の相手の名字と自分の名前を組み合わせてみて、組み合わせの悪さに頭を抱えたりします。実際、オダさんとお見合いしてはすごく素敵な相手だったけれど結婚を断念したマリさんもいます。女性は結婚と改姓をセットに考える習慣がありますが、男性はどうでしょう。勝手に女性が変えてくれてその分の面倒な手続きも手数料も引き受けてくれて当たり前だと思っていませんか。

現段階でもどちらの名字を選んでも良いのだから平等だと思う人は、96%以上の女性が改姓している現状に対して、本当にそれが彼女ら全員の本意であると思っているのでしょうか。そう思うなら、試しに「区役所で婚姻届を出す際にじゃんけんで買った方の名字にする」としてみればよいでしょう。多くの男性が悲鳴をあげ、一週間で夫婦別姓が認められるでしょう。

夫婦別姓が認められないことと、女性差別は地続きです。保育所不足、家事分担の不平等、マタハラやパワハラ、男女の賃金格差や出世格差、介護問題、多くの女性が当たり前のように不都合や理不尽を強いられ、それに抗議しても制度が変わらないのは、議員における女性割合が少なく、女性の置かれた立場を理解している議員がほとんどいないからです。日本では女性活躍が推奨されていますが言葉だけで、いまだ、介護や家事分担に代表されるように家庭内の負担を女性に押し付ける風潮があり、保育所の不足も、介護問題も、少子化も、そして名字を変えることで生じる不都合も、当事者目線で考えられる男性議員がほとんどいません。自分が関わったことがないからです。

少子化はその結果です。女性である自分が大切にされない社会で、結婚して次の世代を育てたいと思う人が増えるはずもありません。

女性の活躍をすすめたいなら、女性の声をきき、女性がにとって働きやすい、子育てと両立ができ、結婚や出産でキャリアが断絶しない、社会を作るために女性の声を聞くべきです。夫婦別姓はその一貫です。夫婦別姓が認められていないのは日本だけです。

名は小さな頃から使ってきた自分自身の記号

T                          女性        30代

結婚して12年になりますが、婚姻届を出すときからずっと夫婦別姓を希望しております。きっとすぐに法律が変わるだろうと法律上の結婚をしてから、12年経ってしまいました。日常的に旧姓を名乗り、仕事も旧姓を使用しておりますが、銀行口座やパスポートはどうにもならずそのせいで仕事上の不利益を多々被っています。役所などの届け出へも、やはり改姓した名を使うのが未だに躊躇され、アメリカやヨーロッパが羨ましくなります。      名は小さな頃から使ってきた自分自身の記号です。それを変えることで私だけが負う不利益を、私だけが我慢していれば良いという考えに納得ができません。戦後家父長制を廃止した日本が、未だその名残のように「家族は全員同姓であるべき」を主張するのはなぜですか。マイナンバー制度が施行された今、行政上の手続き等の理由は考えられません。すでに日本人はそれぞれマイナンバーで個人管理できるのですから。

夫婦別姓について口論となり、夫婦仲が悪化。離婚危機に

匿名        東京都    女性        30代

キャリア上の問題。配偶者からは制度がないから、と思考停止の無理解。夫婦別姓について口論となり夫婦仲が悪化し、いま離婚を申し出られています。国に壊されたとしか思えません。 夫婦別姓のことで夫婦喧嘩になる家庭があると我が家以外でも聞きます。少なくとも1つの夫婦仲を壊したことを真摯に受け止め、誠実に動いてほしい。

選択制で生きやすくなる人はいても、生きづらくなる人はいない

匿名                      女性        30代

・事情があって双方が実家の名字を残したい人どうしでも結婚できる。

・相手の名字に変えたらフルネームの据わりが悪くなったり、身近な人と同姓同名になってしまうといった地味なトラブルを回避できる。

・名字を変更することで発生する銀行口座や運転免許証、その他諸々の非常に面倒な名義変更を全て省略でき、新生活にあたって大幅な時間節約になる。

・結婚前に積んだ旧姓に紐付くキャリア(学会に提出した論文の文責など)から結婚によって分断されてしまうという不利益を回避できる。

・国際結婚の際、名字形式の違いによって起こる煩雑な諸々を回避できる。

・お互いが愛着のある名字を使い続けるという選択ができる。

・多様な家族のあり方が受け入れられやすくなり、家族の形をきっかけにしていじめを受ける子供が減ることにつながる。

・シングルマザー(ファザー)が再婚した際、子供の名字が変わることで学校等であれこれ詮索されてしまい子供の心を傷つけるようなケースを防止できる。

名字を同じにしたい夫婦はすればいいし、同じにしたくない夫婦はしなくてもいい。そんな自然な選択が可能になることで、生きやすくなる人はいても生きづらくなる人はいないと思います。前向きにご検討よろしくお願いします。

仕事面、資格や口座名義、各種手続き…改姓は非常に不便

カズホ    東京都墨田区         女性        40代

自分の生まれ育った氏を相手方の氏に変更することは、慣れ親しんだ氏を手放すこと。また仕事面においても、資格や口座名義、各種手続き上でも非常に不便を感じます。法では婚姻も離婚も回数の定めなく認めている。しかし氏が何度も変わることで、子どもがいる場合、その子どもにも影響を及ぼす。戸籍制度そのもの、とてもナンセンスだと考えます。

婚姻時、多くの場合、女性が男性側の氏を選択する。男女同権の観点からも氏の選択制を取り入れて欲しいものです。

社会的に不都合や不利益を被るような状況は人権問題

hiro-u     東京都    男性        40代

現代社会は、変化と発展が常の極めて多様化した社会。当然に、人々の価値観や人権の保障内容も、多様化してゆく。パスポートや身分証明書、銀行口座や各種契約書等の名義での不便さ・不利益は、速やかに解消されるべきだと思います。

国際結婚も多く、グローバルスタンダードから見ても、まったく時代に即していない。改姓をする・しないの選択で、社会的に不都合や不利益を被るような状況を見過ごしてはならない。人権問題である。

改姓しないままの通帳は「偽名」とまで言われ、ペーパー離婚に

高阪由紀江            東京都練馬区         女性        50代

婚姻時悩んだ挙句戸籍上のみ夫の姓にし、仕事上も含めて旧姓を使用してきました。しかし、郵便局で改姓しないまま通帳を維持できないかと相談したところ、「偽名で通帳をつくっている」とまで言われ、戸籍姓のもつ意味を突き付けられ、子どもが小学校入学を機にペーパー離婚。それ以降も実質的にはごく普通の4人家族です。

私の姓はめずらしいのと、キャラ的に?下の名前で呼ばれることよりも姓で呼ばれることが多かったので、ほかの姓になることには大きな抵抗がありました。同時に、夫の姓にすることで、夫の一族に組み入れられる不安感がありました。夫の一族はとてもいい人たちですが、家制度に組み従わされる感覚を体が拒否したといえるでしょう。

子どもの学校のPTAなどではファミリーネームと割り切って夫・子どもの姓で呼ばれましたが、やっぱりどこかしっくりこない。子どもが成人したいまは堂々と自分の姓のみを名乗れ、ほんとうに晴れ晴れしています。

よく夫婦別姓だと子どもがかわいそうと言われますが、うちの子どもたちはその不利益を感じたことがないと言います。また子どもの友達には「表札が二つあってかっこいい」「うちのママにも旧姓を名乗ってと言った」などと言われるくらい、そういう家族もあるよね、という受けとめでした。

娘の結婚式で、当日配られた席次表に高阪姓で掲載されていたのに少し驚きました。娘の夫の親族にどのように思われただろうかと心配したのですが、娘には「お母さんの姓は高阪だから」と、娘の夫には「親族にどう思われるかなんて関係ないです。何も思わないですよ」と言われ、とても嬉しかったです。

たかだか姓ですが、アイデンティティのひとつと感じる人もいます。選択的夫婦別姓制度になったからといって誰も困りません。同姓強制で困っている人の不利益を解消するために、一刻も早い民法改正を望みます。

自分の姓を変えざるを得ない現状は人権侵害

ヒラノミドリ                       女性        30代

私は結婚したら女性が自分の姓を変えざるを得ない今の現状は人権侵害だと思っています、私が日本で結婚も出産も選択する事はありません。

結婚を選択した女性に姓を強制的に変えさせている今の現状を人権侵害だという認識が出来ないなら、どんなに望んでも後退国、二流国のまま先進国にはなれないでしょう。

自分が自分でなくなる感情をどうにもできなかった

川崎 美雪              東京都中野区     女性        50代

自分が自分でなくなる感情をどうにもできなかった。一人っ子なので、親の事や、お墓の事に関係してくる。国民の意識や感覚など、ありとあらゆる点において、日本政府はとても遅れをとっていると思う。

もっと、幅広く調査してしてほしい。

別姓にすると、家族崩壊が起きると、言っていた、自民党女性大臣がいたが、家族崩壊など、もう数十年前から起きているのが実情だ。姓には関係ない。

仕事をしていると大変。自由じゃない国

ちこ        大阪府岸和田         女性        50代

仕事しているとなかなか大変です       自由じゃない国

旧姓で稼いで新しい姓で納税するなんて理不尽

ツキヤ丸 関東        女性        40代

旧姓でめちゃくちゃ仕事を頑張って功績を残し、仕事・プライベートでも旧姓を使用中。旧姓で稼いで新しい姓で納税するなんて…と理不尽で、辛く悲しい気持ちになる。そもそも、個人の尊厳と両性の平等を定めた憲法24条1項などに違反する。

選択的夫婦別姓が実現されないようだったらペーパー離婚か、いつか海外移住します。誰もが望む姓で生きられる社会を望みます。選択的夫婦別姓により、同姓がよい人の願い、別姓がよい人の願いが同時に叶えば幸せになる人の総数が増えます。幸せで笑って暮らせる人が多いほどいいと思いませんか。

女子差別撤廃条約を守ってください

m           東京都江東区         女性        40代

これが私の名前だから。アイデンティティ。

仕方なく夫の姓に改姓したが、年々自分がなくなっていく感覚でうつ病になった。

名義変更の必要なものを数えたら120以上あった。そのうちインターネットなどで自分で変更できたのは50ちょっと。私ひとりで120(電話や郵送などの手続きで相手がいるものが70)も変えたということは、それだけの手間が私以外にもかかったということ。     女子差別撤廃条約を守ってください

外国人との結婚で姓を変えずに済んで本当に良かった

かおり                  女性        30代

  1. 外国人との結婚で姓を変えずに済んで本当に良かったから。生まれたときから慣れ親しんだ姓。何十万回、何百万回とその名前で呼ばれ続けてきたのに、結婚で相手の姓に変えさせられるのは苦しい。
  2. 旧姓と新姓の併記はそれこそ社会にとっても混乱を巻き起こすこと。多くの会社では入社時に旧姓をベースにしたメールアドレスが作られるので、結婚して改姓すると職場や取引先の人がメールアドレスで別の人と混乱することも。ときどき()内に旧姓か改姓後の苗字を書く人がいるが、どちらがどちらか分からないし、どちらで呼んだらいいか分からず混乱する。

姓が違うと家族の絆が壊れる、という意見があるようだが、全くナンセンス。夫の国では親子で同じ姓の人は誰もいないにもかかわらず家族仲は良い。姓と家族の連帯には何ら関係がない。ましてや他人の家庭の形なのだから反対する意味が分からない。

選択式ならば、同姓になりたければなれる

狼王        東京都練馬区         男性        50代

単純に面倒じゃないですか。簡単に行けるならそれに越した事はありません。選択式ならば、同姓になりたければなれるのですから。面倒ですけどね。

江戸時代じゃないんだから、柔軟に対応しましょうよ

どちらかの姓に統一しなければならない時点で既に公平ではない

S. Motohashi  東京都千代田区 男性        40代

日本では、婚姻が成立した夫婦の9割以上が夫側の姓を名乗っているが、これは姓の変更を共用される妻側にとって著しい不利益である。法律上では逆に夫が妻側の姓を名乗ることは可能だが、実施されているケースは1割にも満たないという。

性別間の差別をなくすという意味では、どちらかの姓に統一しなければならないという時点で既に公平ではない。

海外の中には選択的夫婦別姓を認めている国も少なくなく、日本でも、核家族が一般的になっている現在、夫婦同姓にこだわらなければならない理由は薄いのではないかと思われる。

事実婚では法的に不利。十数万円の費用をかけ、公正証書を作成

杉田臣也  東京都中野区         男性        40代

日本の婚姻制度では、いずれか一方が必ず氏を変えなければならないため、私と妻は婚姻届を提出しておらず、いわゆる事実婚です。両親が名前に意味を込め、苗字と名前のバランスを考え名付けてくれた氏名は私も妻も人格の一部と考えていて、大切にしているからです。仮に、どちらかが氏を変えることにして婚姻届を提出し、生活の場で旧姓を使用する事も考えましたが、法的根拠のない氏(旧姓)を相手に強いることはお互いに出来ませんでした。

事実婚では法的に不利な場面が多々ある為、少しでも家族や自分を守る為に十数万円の費用をかけ、遺言書と財産管理等委任契約及び任意後見契約公正証書を作成しました。ただし、これら公正証書では私には娘の親権がない等、婚姻関係で認められる状況にする事は不可能です。本当に困っています。

一九九六年に法制審議会の答申が出されましたが、この民法改正の法案は国会で二十年以上審議されていません。動かない国会に対して二〇一一年に民法の違憲状態を争う裁判が提訴されましたが、最高裁判所は「民法改正は国会で議論されるべき内容」として、二〇一五年に原告の訴えを退けました。最高裁判所に傍聴にも行き、敗訴した際の落胆は今でも忘れません。この最高裁判決後、国会では未だに審議が行われず、ただただ時間だけが過ぎていきます。国政に強い不信感を抱いています。本当に困っています。

希望する人には婚姻時に夫婦別姓を選べる選択肢を与えて欲しいだけです。強制的にどちらか一方が改姓しなければならない制度を改め、夫婦が別姓でも婚姻できる多様性のある社会を実現して欲しいだけです。選択的なので誰も困りません。多くの困っている人が救われると考えます。

改姓問題で結婚を躊躇する人、破談になる人、出産の時期を逃す人がいる

みかん                  女性        30代

「名前を変えたくない」たったそれだけのことに特別な理由が必要とは思いません。この姓名の組み合わせが私です。なぜどちらか一方が変えねばならないのですか?名前を変えたくない者同士だったら、法律婚ができないのです。男女平等なはずなのに、どういう基準で一方が譲らねばならないのですか?20年以上問い続けていますが納得いく答えをくれた人は誰もいません。職場では社会保険や、資格、給与明細などには通称が使えません。「戸籍上は○○ですが旧姓を名乗っています」と初めて会う相手にはいちいち断りを入れねばなりません。上司の考えや管理上の都合で突然通称が使えなくなったりもします。通称はとても不安定なものです。

この瞬間にも、改姓できないために結婚を躊躇する人、破談になる人、そして出産の時期を逃す人がいます。事実婚では子どもが不安定な立場になります。法律婚で通称使用していると通称が使えない場面もありその都度余計な手間がかかって困っています。人々の生活の利便性や気持ち、同姓の強制さえなければ生まれたかもしれない命があるのに、同姓を強制することの方が大切なのですか?別姓を認めても何の問題もありません。実際に別姓で生活している人(国際結婚の夫婦とその子ども)がいて、何も問題は起きていないのですから。

自分が自分ではなくなるような喪失感に耐えきれず、ペーパー離婚

はむ        関東        女性        30代

私も世の男性と同じように、当たり前のように自分の苗字で結婚したいです。パートナーの苗字で法律婚しましたが、自分が自分ではなくなるような喪失感に耐えきれず、パートナーと話し合いの元、ペーパー離婚をして今は事実婚の状態です。表向きは夫婦として生活して、パートナーを紹介する時は夫ですと言いますが、どこか嘘をついてるような罪悪感を感じています。

また諸事情により私が仕事を辞める予定なので、所得が減るのですが、配偶者控除を受けられないので、金銭面的な不安もあります。パートナーとは私の苗字で法律婚をすることで意見が一致してるのですが、パートナーの親に許してもらえず辛いです。

好きで事実婚をしているわけではなく、むしろ法律婚したいです。どうしてその願いが叶えられないのでしょうか?

世界で日本だけが夫婦強制同姓にしてる意味は何なのでしょうか?

急速に少子化が進んでいる今、対策できることは何でもやって早急に手を打つべきだと思います。

また女性の社会進出を促すのならば、女性が働きやすいように、苗字を変えずに働ける環境を作るべきだと思います。

男女平等をまずは選択的夫婦別姓から、よろしくお願いします。

女性が改姓を拒否するのは軋轢のもと。そんな状況を国が続けることにメリットがあるのか

匿名                      女性        20代

現実に強制改姓させられるのは女性ばかり、女性がそれを拒否するのは夫側家族との軋轢のもとになる。現実的ではない。そんな状況を国として続けることにメリットがあるわけない。そんなもの、女性が輝く社会にはなりえない。

今すぐ実現してください。

改姓すれば私の名字は私の代で途切れてしまう

りかこ    東京都在住            女性        20代

選択式夫婦別姓に賛成です。何故なら、私が結婚して改姓すれば私の名字は私の代で途切れてしまうから、そして私自身の名字に非常に愛着があるからです。私は一人っ子であり、しかも珍しい名字を持っています。小さいころからですこの名字に愛着を持ってきました。しかし、私は一人っ子で、他に兄弟がいないこと、また父親が一人っ子の母親の名字に改姓したことから私の名字を持ついとこもいません。もし、私が結婚して男性側の名字に改姓をすれば、私の名字を持つ人はこの代で途切れてしまいます。

また、現在の交際相手は長男であり、相手に改姓を求めることは非常に難しい状況です。交際相手とは、交際期間がもう長く、結婚が出来ればしたいのにどうしても名字の件で踏みとどまったしまいます。私自身、結婚したら子供を持ちたい願望もあるのに、本当に歯痒い思いで日々を送っています。インターネットを探せば、私の様に一人っ子と長男、一人でと一人での結婚で同様に辛い思いを送っている人が多くこの日本に存在しますることを知りました。どちらかの姓を選ばなければならないことは、どちらかの方が苦渋の決断で改姓をしなければならないことと同義です。選択式夫婦別姓制度さえあれば、夫婦同姓をしたい人は同姓に、私たちの様な夫婦別姓にしたい人は夫婦別姓にすることで、自分のアイデンティティだけでなく自分の家も守ることが出来ます。以上の理由から、選択式夫婦別姓制度に賛成します。

昨今の日本社会では、未婚化と少子化が進んでるといいますが、私は結婚することによって改姓しなければならないことから、結婚にも躊躇してしまうし、あまつさえ子どもをいつ産めるのか?という不安に毎日晒されています。よく考えてみて下さい。少子化が進行している現在では、一人っ子の男の子や女の子はこれからも増加し続けるでしょう。その時に、どちらかの方が改姓をすれば、それは即ち改姓した家側が廃れるのと同義です。このままでは、一人っ子同士の結婚ではどちらかの家が無くなっていくということを意味しているのです。その上、現在日本では未だに長男が改姓をすることに根強い抵抗感が存在します。

インターネットで調べて見てください。長男が改姓するなどもってのほか、家の崩壊に繋がる等の言葉が沢山散見します。しかし、一人っ子の女性はどうすれば良いのですか?私の家の名字はここで絶えてしまうんですか?選択式夫婦別姓制度は、家制度を崩壊させるという主張がよく見られますが、逆です。現代日本社会において選択式夫婦別姓制度は、日本の家制度をむしろ守ると私は思います。おねがいします。私や、他に同じ様な思いをしている方々が今すぐにでも法律婚が出来るように、選択式夫婦別姓制度を導入して下さい。選択式夫婦別姓制度は、家族を崩壊などさせません。もう既に、国際結婚家庭では名字が別で、再婚などをされている方々の家庭でも名字が別でも、皆それぞれ家族円満に幸せに生きているじゃないですか!望んだ人には、夫婦別姓を選べる選択肢を与える。これだけのことです。お願い致します。

改姓することが嫌で嫌で、鬱々とした精神状態に

こまどり 東京都府中市         女性        20代

近々結婚予定の女で、選択的夫婦別姓に賛成です。改姓すると仕事で不便、手続きが煩雑です。また、名字には長年の思いいれがあります。珍しい名字のため、常に名字や名字をもじったあだ名で呼ばれてきました。名と同じくらい私にとって大事なアイデンティティのひとつです。改姓することが嫌で嫌で、それが理由の一つとしてマリッジブルー 、それ以上に鬱々とした精神状態になりました。こんな夫や国に対する不安不満を抱えたまま結婚する方は、私だけではないでしょう。かといってパートナーにも改姓を押し付けたくはありません。同姓を望む方にも別姓を押し付けたくもありません。ですので、「選択的」夫婦別姓に賛成いたします。       現在の状況では、夫婦の片方に多大な負担をかけています。改姓が原因で、結婚に二の足を踏む状況があります。改姓でおこる問題、精神的負担、選択的夫婦別姓の利点など、改姓する側の立場に立って考えてください。これから結婚する若い世代の声、結婚の際悲しんだ人々の声に耳をかたむけてください。

特許出願や研究発表に使う通称(旧姓)は、会社という後ろ盾がなければ保証されない

上水流 由香         東京都西東京市     女性        50代

結婚で改姓し、職場では旧姓を利用していますが、選択的夫婦別姓を強く望んでいます。

ある程度のキャリアを積んだタイミングでの結婚では、男女問わず、名前を変えることは仕事の上で大きなデメリットとなるため、今の法律では夫婦どちらかが旧姓を通称として使わざるを得ません。私は技術開発の仕事をしており、特許出願や研究発表には通称(旧姓)を使っていますが、会社という後ろ盾がなければ保証されない通称を使っていることに違和感を感じています。また転職を希望する場合に、旧姓で積み上げたキャリアを継続するためには、旧姓利用を許可する組織を転職先として選択することになるため、転職先の選択肢が少なくなります。また通称(旧姓)利用を許可する組織では、戸籍名と通称の突合や管理のために、余計な業務が発生しています。

社会生活を送る上で、改姓により結婚や離婚が容易に第三者に分かってしまうことも、プライバシー上の大きな問題です。

一日も早く夫婦別姓を選択できる社会になることを望んでいます。一日も早く、夫婦別姓での結婚ができるよう法律改正を!

子連れ再婚で2度目の改姓。一家の大黒柱が「別の人間」になる苦痛

nana 東京都中野区 女性 40代

私は都内企業で働く会社員です。法律婚→離婚(婚氏続称)→再婚で2度改姓し、現在の戸籍姓では仕事に差し障りがあるため、元夫姓を通称で使用しています。

私は初婚時、自分の姓で結婚したいと望みましたが、元夫に「男性の自分が妻の名前になるなんて恥ずかしい」と一蹴されました。また両家の両親からは、家父長制の家制度がいまだに存続しているかのように「長男の嫁になるのだから」「妻の名前で結婚するなどあり得ない」「結婚は家と家との結びつき」と強く説得され、その結果、私が我慢し、改姓を決断せざるを得なかったのです。

結婚はうれしいことでしたが、改姓により自己同一性を失いました。病院で初めて、戸籍姓で呼ばれる苦痛を実感。子どもが産まれ、戸籍姓の使用頻度がどんどん広がるにつれ、自分の大切な一部が欠けて生涯失われてしまい、望まないものでつぎはぎをされていく感情を持ちました。再婚では、「つぎはぎの重ね貼り」の気分で改姓。何年経っても非常に悲しく、また不条理を感じています。

家制度は戦後すぐ廃止されているにもかかわらず、改姓した女性を「嫁」として虐げられるケースは現存しています。初婚の19年間、義両親は私を「息子の妻」ではなく「本家長男の嫁」ととらえ、精神的に支配しようとしました。例えば結婚後すぐ、夫の父が呉服屋を連れて来訪し、私が拒否をしたにもかかわらず夫の家の家紋の入った喪服を誂えられました。また、自分が住んだこともない夫の実家への来客や冠婚葬祭時時の準備・接待、寺とのやり取りを、「長男の嫁」「墓守の妻」として担うのが当然とされたことにも驚きました。義父の葬儀の時は、親族一同寝静まる中、「嫁は夜中も線香を絶やしてはいけない」と数日間ろくに睡眠をとれなかったほどです。告別式後に夫が仕事に戻る中、私は「嫁だから」と数日間夫の実家に引き留められ、仕事を休んで夫の代わりに義父の初七日、納骨まで担うことを強いられました。改姓しなければ、このような「○○家の嫁」という意識が生じることはなかったと感じます。

私は社会に出た時から結婚していたので、旧姓使用で勤務先に手間をかけさせるわけにもいかず、仕事面では夫姓で実績を積んできました。19年後に離婚し、シングルマザーとして子ども2人を育てることになった時、子どもたちは「自分の名前を変えたくない」、私も「19年前の旧姓に戻っても仕事面でメリットはない」という事情から、婚氏続称をしました。元夫の実家からは「○○家の墓を継承する孫(私の息子)の姓を変えないで」との圧力がありました。

再婚をすることになった時、日本の現在の法律は、初婚しか想定していないのだという事実に愕然としました。現夫に元夫の姓を名乗らせるわけにもいかず、私が再び改姓せざるを得なかったのですが、私の扶養に入っている息子や娘は、自分の生まれたままの姓を名乗り続けることを望んだのです。私も自分の経験から「これまで生きてきた名前で生きたい」は当然であると考えました。

しかしそうすると筆頭者の私だけが戸籍を抜け、子どもたちだけの戸籍を残すことになります。相当思い悩んだ末、弁護士に相談すると、「親子別姓で戸籍が別でも、法的な不利益は一切ない。生活上も問題ない」という確認が取れました。実際に親子別姓で同居していても拍子抜けするほど不都合はありません。しかし「まったく不具合がないこと」に慣れるまでは「戸籍に子どもたちだけを残してきてしまったような不安」があったのは事実です。家族単位の戸籍のあり方も、初婚しか想定していないのはおかしいと感じました。

一家の大黒柱であり、子どもも部下もいる社会人が再婚で改姓、つまり再び「別の人間」になるための手続きは、非常に煩雑かつ膨大な量でした。パスポートやマイナンバーなどの変更は、再度来庁を求められるケースも多く、何度も有給取得。クレジットカードは「名義変更」が認められず、「新たなカード番号」で発行し直すしかありませんでした。これによりそのカードで決済していた家賃や光熱費、20以上の公的/民間サービスのカード番号・名義変更も発生。さらに子どもたちの保険、学校関係や奨学金の保護者名義まですべて一つ一つ変えていき、半年ほどかけても終わりませんでした。望まない改姓であるため、「コストをかけて走り回った挙句、残るのは苦痛だけ」という状況です。社員の旧姓・新姓を使い分ける人事・経理など事務方とも煩雑なやり取りが発生し、企業コストも多大だと実感しました。

夫婦同姓の場合、自分の名前、メールアドレス、名刺、仕事で運営しているSNSアカウントなどを新姓に変えると確実に混乱が生じます。仕事上の実績やSEO効果、連絡先も引き継げなくなります。よって便宜上やむなく、再婚した今も元夫の姓を通称で使っています。そのことを現夫の親族に「夫がかわいそう」ととがめられ、大きなストレスを感じています。

私はなぜ、「自分が自分であること」を奪われて生きているのでしょうか。それを仕方がないことと我慢しなければならなかったのでしょうか。場面によって名乗る姓を変える、使い分けにも疲れました。

海外在住の姉は国際結婚ですが、夫婦別姓を選び、姓はおろかパスポートの国籍さえ、夫や子どもと同じではありません。それでも私の知っている夫婦の中で一二を争うほど仲が良いのです。公私ともに生涯一人の人間として名乗り、呼ばれ、生きることが私の希望でした。しかし日本人同士が日本で結婚する時だけ、なぜこれが許されないのでしょうか?私は3人姉妹の次女ですが、生まれた時の姓を受け継ぐのは、海外在住で帰国予定がない別姓婚の姉のみという状況になってしまいました。

本当に「同姓で絆や一体感が保たれる」なら、なぜ3組に1組の同姓夫婦が離婚するのでしょうか。私は離婚した身なのでこの意見にはまったく説得力を感じません。ただ「一体感が保たれるから同姓になりたい」「家族全員同じ姓がいい」と考える方の意思は、尊重したいと考えます。子どもたちの世代には、夫婦同姓も別姓も自分の意思で選べるよう、「選択制」の導入を望んでいます。

事実婚では不動産を共同名義にできない、遺産相続権がお互いにない、子供の共同親権がない

嶺崎寛子               女性        40代

研究者のカップルです。仕事上、改姓が不利になるため事実婚です。旧姓で発表した仕事と今の仕事との一貫性が見えなくなると、別人だと誤解され、旧姓の発表を盗用しているのではないか、似たような研究はすでに旧姓さん(それ私です、その研究をしたのもそれを今応用しているのも私です)がやってるのになぜあなたが今からやるのか、などと無駄な誤解が生じて一ミリも良いことがありません。よく言われる「子供がかわいそう」ですが、二人の子供たちは全く不便を感じてないそうです(確認済み)。家を買うときに共同名義にできないのと、遺産相続権がお互いにないこと、そして子供の共同親権がないこと、この3点はとても不便です。

時代錯誤かつ、明治以降にできた、実は伝統でもなんでもない「夫婦同姓」を廃止してください。明治以前は夫婦は同姓ではありませんでした。夫婦別姓も立派な「日本の伝統」です(中川善之助『民法風土記』を参照ください)。

自分が自分でいられる社会で生きていきたい

make-it-happen    東京都町田市         女性        40代

長女です。離婚をして実家の親と息子2人と暮らしていますが、前の結婚は米国人とだったので姓を変えていません。仕事もありキャリアを積んできた中で、今パートナーさんがいます。今は事実婚ですが、お互い歳を取ってきて、何かあった時は入籍してねと言われてます。しかし、息子たちも私の本来の姓をずっと名乗っており、自分たちも、そして私に対しても、姓が変わることを嫌がっています。そこそこ見かけない氏のため、仕事でも覚えてもらったり、「看板」として掲げてきた姓です。親からすれば、期せずして娘が家を継いでくれる、ということになり、嬉しいようです。他の皆さままで別姓にしろという気はさらさらありません。自分が自分でいられる社会で生きていきたい、そして、そのような生き方をしても、他の皆さまと同じ国民としての権利を保証していただきたい、それだけです。

今、色々なところで多様性を受け入れる社会、というようなことが語られています。別姓も、その一つに思えるのですが、何をもって頑なに拒むのか、不思議です。そして、国際調和が重要視されている昨今でも、こと別姓については国際情勢を考慮されないこと、不思議です。すべての国民が幸せを感じることができる国家、が究極の理想ではないかと思料します。制度を変えることには色々と労力をかけなくてはならないこともあるかと思いますが、他の制度なども導入する際には様々なタスクがあるのですよね。それから、色んな思惑を持って別姓制度の反対論を語るかたもいらっしゃいますが、そのような問題だからこそ、政府がトップダウンで多様な家族を支援することをしてくれたら、と思います。別姓希望の人には、制度としての支援があれば、助成金などの持ち出しもありません。Goとなれば多くの「夫婦」、「家族」が幸せになれる制度だと、信じています。

妻氏婚のため「婿養子か」との偏見に苦労した父

片岡泰子 京都府亀岡市         女性        50代

私の両親は母方の姓を使っていました。しかし父は祖母と養子縁組をしたわけではなく、ただ夫婦の姓として母方を撰んだだけだったのですが、世間にはなかなかそれが理解してもらえず、父はたびたび「養子になったわけと違う」と説明しなくてはなりませんでした。母の姉が先に嫁いでいて母の家を継ぐものがははしかいなかったからですが、夫婦別姓が選べていれば父の苦労はなかっただろうなと思います。私自身は実家の精には未練がなく夫の姓を名乗っていますが、それでも改姓のためにさまざまな手続き、主に仕事関係の資格等を改姓しなくてはいけないことが面倒でした。結婚という人生の大きな節目で、夫婦どちらか一方がこのような負担を必ず負うことになるのは、やはりおかしいのではないかと思います。

選択的夫婦別姓を実現してください。選択的夫婦別姓なのですから、必ずしも国民全員が別姓の夫婦になるわけでもないと思います。しかし、そうしたい事情のある方には配慮できる制度が必要と思います。

なぜ女性が名字をかえなければならないのか

井上由唯 東京都中野区         女性        20代

現在ほとんどの女性が名字を換えていることに違和感を感じている。何故女性がかえなければならないのか?自分が持って生まれた名字で生きられないのか?自分のアイデンティティを消された気分になる。そこは個人として生きてきたいので夫婦別姓を希望します。

旧姓使用という偽名を認めるより、姓の選択肢を広げた方がベスト

Zombie   北海道札幌市         女性        30代

選択肢が増えるということに反対する理由がわかりません。

戸籍名を変えたらそれまで取得してきた全てのものの名義が自動で全て変わるわけもなく、その作業を個人で行わなければならない労力が大きすぎます。

「夫姓に改姓して結婚したという実感が沸いて幸せ」という思想を全ての人に押し付けないで下さい。

幸せや価値観は人それぞれで、押し付けあうものではなく認め合い敬意を払える世界であるよう願います。

現状を見てますか?時代の流れが見えてますか?旧姓使用が定着しているといいますが、あくまで暫定的に企業や個人が努力しているだけで、そもそも身分証明が出来ず、就職・資格取得・保険等々生きる上で必要なものが何一つ得られません。女性の社会進出を謳うなら煩わしい手続きを少しでも軽減出来る様にそちらも努力してください。

政府として、旧姓使用という偽名を認めるより、婚姻による姓の選択肢を広げた方がベストではないですか?国のために仕事して下さい。

私は結婚して12年になりますが、仕事に就けず出産も1度もしていません。人生返して欲しい。

国連の是正勧告にも関わらず、未だに夫婦同姓を民法で定めている国は日本だけ

プラゴ    千葉県千葉市         女性        40代

そもそも法的な婚姻関係にある夫婦は同姓でなければいけないのか理解できません。生まれてきた時の自分の先祖に基づいた姓を生涯名乗れる世の中にしてほしいです。

夫婦同姓は「差別的な規定」であるとして国際連合の女子差別撤廃委員会より再三にわたり是正するべきとする度重なる勧告を受けているにも関わらず、未だに夫婦同姓を民法で定めているような後退的な考えに基づいている国は日本だけです。同姓にすべき明確な事由もなく、夫婦同姓にすべきであるという考えが理解できません。婚姻の有無に関係なく個々人、それぞれが自分の姓を名乗れる社会にして欲しいです。

少子化なうえに結婚できない時代。姓が途絶える家は増える

HT         北海道    男性        50代

反対派で姓を変えた方はいますか?変えてごらんなさい。自分が自分で無くなるから。自分が他人になった感覚。

それに、兄弟は独身で結婚は無理そう。俺の旧姓は俺が守らないと消滅。少子化なうえに低賃金で結婚は無理な人がうようよする時代、姓が途絶える家は増えるよ。

最高裁は夫婦別姓は違憲ではないとしつつも「夫婦別姓は裁判所ではなく国会の仕事」と言ってるのに、安倍首相は全く無視。安倍内閣が続くうちは日本の未来は悪くなるね。

近い将来に結婚を考えているが、「同姓が強要」されているために億劫

きゆみ    愛知県名古屋市     女性        20代

私は近い将来に結婚を考えているが、求めているわけではないのに「同姓が強要」されているために、姓を変えると必要になる免許やカード・パスポートや保険など役所や会社で登録情報を変更する作業にコストを使わなければならないと思うと億劫な気持ちになります。変わらず今の会社で働きたいので元の姓を使い続けるつもり。尚更、姓を変える必要性を感じない。別姓を選択した家族は、いじめられやすくなったり家庭崩壊の可能性が高まるという意見も見るが、その意見こそが「姓が違うのはおかしいこと」という古い固定観念をいつまでも押し付けている。

「別姓を選択」したかった人達が選べるようになればその無駄な作業は無くなり、全国で役所・会社ともに変更手続きの件数も減り、本来「やらなくて済むはずだった無駄な仕事」も減ると思うと、いいこと尽くしに思う。未来ある子供たちのためにも多様性ある社会に変わっていくよう、そのひとつとして「選択制夫婦別姓」を強く望みます。

自分もパートナーも法人代表。お互いこの姓名で多くのことを成し遂げてきた

nataly     東京都品川区         女性        30代

私もパートナーも法人代表であり、パートナーは屋号に姓を使用、双方本名フルネームでメディア露出もしています。事務的な手続きの煩わしさとそれに纏わる出費ももちろんそうですが、パートナーは両親が離婚しており、兄弟の中で父親の姓を継いでいるのは彼のみです。

お互いこれまでの人生はこの姓名で生きてこの姓名で多くのことを成し遂げてきましたし、どちらかがどちらかの姓を名乗ることに抵抗を覚えます。女性の社会進出を本当に考えているのであれば今すぐに選択的夫婦別姓を導入すべき。

特許取得者の姓名変更による不利益を理解していますか?これだけ離婚する夫婦が多い中で親と名前が違う子供なんて珍しくありません。制度を変えないための言い訳を探すより未来を見てください。

姓を同じにせねば、税金面や保険、看病などあらゆる不利益が

サラリーマン やす 神奈川、大阪         男性        50代

好きな人と一緒に暮らすのに、姓を変える必要はない。姓を同じにせねば、例えば税金面で優遇されなかったり、保険金を受け取りにくくなったり、家族と見なされず病室に入れなかったりと、あらゆることで不利益を被る。

自由度に乏しく、外国からも大変遅れていると見られる現在の制度は見直すべきだと考えます。 古い時代遅れの価値観。と言うよりも、神社本庁及び日本会議といった宗教的思想。思想信仰の自由からも、見直すべきだ。

現法は国民の時間を無駄に浪費させ、生活に支障を来す理不尽な制度

選択的夫婦別姓賛成です      大阪府大阪市         女性        20代

結婚すると自動的にどちらかが必ず名前の変更手続きをしなければならないというのは、国民の時間を無駄に浪費させ、生活に支障を来す理不尽な制度だと考えます。また、名前は個人のアイデンティティとなりやすい最たるものであり、それを強制的に奪うのは誰であれしてはいけないと思います。私自身、結婚したい相手がいても、その理不尽なシステムに組み込まれることが腑に落ちず、結婚を躊躇っています。同姓を望む人は同姓を、別姓を望む人は別姓を選べる制度を強く希望します。

今の日本政府は政府関係者や企業ばかりに目を向けていると感じています。どうか目の前の関係者たちではなく、政治でしか救えない国民個人個人、また、この国の将来を担う次世代のことを思って政治をしてください。どうすれば幸福な人が一人でも増えるかをどうか自分の頭で考え、誠実な議論をしてください。今の政府には誠実さが全くないと思っています。

女性活躍社会にも関わらず、本来の姓を国が変えさせるのは拷問

エリ                      女性        20代

私の苗字は母方の名字です。二人姉妹の母が、「この姓が無くなってしまうと、お墓が守れなくなるかもしれない」と考え、父に妻氏婚を申し出、父が改姓しました。その後、姉と、わたしが生まれました。結婚適齢期を迎え、姉は結婚して改姓しました。そしてわたしが結婚するタイミングになり、ふと「わたしの姓はどうなってしまうのだろう」と不安になりました。そこで当時の婚約者である夫にその旨を伝えました。しかし夫は改姓は嫌だと。「男が改姓するのはハードルが高すぎる」とのこと。さらに夫は一人っ子の長男でした。夫は実家に相談をしたところ、強く反対されました。「男が改姓するなんて」それもあり、あまり強く言えず、泣く泣く改姓しました。

しかし、実際に改姓してみると、私の30年弱の間、使ってきた名前が使えない不便さ、そして何より心が割けそうな感覚が常に付きまといました。結婚後に転職をしたのですが、その際にもエージェントに「戸籍姓でなければダメです、偽名扱いになってしまいます」と言われました。私のキャリアはわたしの本来姓で歩んだにも関わらず、です。

病院で、銀行で、またソノホカノ手続き等で、夫の姓で呼ばれる度に、私は誰なんだろう、という感覚に襲われます。

そしてときどき、涙も出てきます。それは母が守りたかったものを私が女に生まれたが為に、なし得ることが出来なかったという負い目です。

男女のどちらの姓にしてもいいという法律にはなっていますが、現状女性が改姓することが「普通」になっています。自分の生まれた性を、恨みたくなどないのに、恨んでしまいます。特に第二子で、「母は男の子が欲しかったのかな」と考えてしまうときさえあります。私が男にさえ生まれていれば、こんなこと考えなくて良かったのに、と日々考えてしまいます。女性活躍社会と声高に言われているにも関わらず、名乗りたいいままでの名前も名乗れないなんて、拷問以外の何物でもございません。

何故、結婚したら改姓をしなければならないのでしょうか?

「家族の絆」を理由に強制同姓は意味不明

kykk                    女性        20代

・結婚が必ずどちらかが改姓することと引き換えであること、しかもそれが現状女性に偏っていること、どちらもおかしい。

・現在独身の自分は名字を変えたくないし、男性が改姓するのに特別な理由が要らないことも知っているが、もし結婚することになったら、女性側の改姓が96%という世間の「常識」がのしかかってくると思うと気が重い。

・「改姓したくない女性は男性を説得すれば良い」などと言う人もいるが、男性に「説得」なるものが必要だと言っている時点で不平等を示している。

・また、自分自身が嫌だと思っていることは、結婚したいと思うほど好きな相手にもさせたくないので、相手もまた改姓に消極的なら、互いを尊重するためにも別姓が必要。

・「改姓を嫌がる人は結婚への覚悟が足りない」などと言う人もいるが、改姓という「覚悟」をするのは片方だけであり、どちらか片方だけが「覚悟」し改姓することが結婚の条件だなんて明らかにおかしい。

・「家族の絆」を理由に強制同姓は意味不明。結婚してそれこそ名字が変わった人は、自分の親きょうだいと家族ではなくなるのか?現状にも存在する、国際結婚の別姓家庭などは家族ではないのか?            ・あなたがたは何かと「家族が崩壊する」などと言うが、あなたがたが勝手に「家族」の範囲を決めて、勝手に「崩壊するぞ!」と騒ぐことに何の意味があるのか。別姓で結婚したい人は「姓を同一にすること」を家族の本質ではないと考えているに過ぎず、家族は大切にしている。

・「伝統が崩れる」なんて話も聞くが、夫婦同姓が日本の伝統などではないことは散々指摘されている。また伝統と言うなら、日本の名字の多様さは伝統であり、少子化の現在、名字が消えて行くことの方が問題ではないか。

・「旧姓使用の拡大」は解決にならない。どこまで言ってもそれはただの通称であり、いちいち二つを使い分けることを強いている。そもそも旧姓使用を認める状況が存在すること自体、改姓が不便であることを示している。旧姓のまま認知されている人がいるなら、初めから改姓する意味などない。

・いくつも起こっている別姓訴訟を見て分かる通り、離婚後の婚氏続称や国際結婚での別姓、海外で正式に別姓婚した夫婦の扱いなど、現在の「強制同姓」は様々な点で無理を生じさせている。結婚に改姓が必須だという幻想を貫けば無理は大きくなる。いい加減認めたらどうか。「家族の絆」がどうのなんてたわ言は聞き飽きた。

通称使用は正直ほとんどの場で役に立ちません

むつき                  女性        20代

選択的なら特に選ばない人への不利益はないはず。自分の姓が好きな女もここにいます。どうか早く実現されてほしい。婿入り、嫁入りだのもう滅んだものの言葉がここまで使われているのは先進国では日本だけなのでは?なぜ認めてもらえないのか全くわかりません。私達夫婦は別姓でいたいのに、便宜上同姓で婚姻しました。通称使用は正直ほとんどの場で役に立ちません。アイデンティティを失った気持ちだそうです。こんな負担を国民に強いないでください。

選択肢が広がれば、自分らしく生きることができる人が増える

猫が好き               女性        40代

選択的夫婦別姓を導入することで選択肢が広がり、自分らしく生きることができる人が増えるから。現状の、もしくはこれから予想される様々な家庭事情に、選択的夫婦別姓のほうがより広く対応できるから。そして、選択的夫婦別姓が導入することによって、マイナス面があまり考えられない。安倍政権の考える「家族」像は今や時代遅れだ。それ以外の温かい「家族」のあり方やその仕組みを考えていくことが必要だと思う。

論文や特許など新姓に変更する場合は丸二日平日の休みが必要

ごえもん 女性        20代

ビジネス上の実績がクリアされる 論文や特許など  変更する場合では会社、役所手続き、銀行、クレジットカードなどの手続きに丸二日平日の休みが必要。ビジネスのみ、旧姓の使用を続ける場合は、毎回の手続きにどちらなのか確認が必要。

感情だけでなくメリットデメリットを推算して、同姓を続ける場合は明確な納得できる根拠を示して欲しい。

出生率上げたいのなら、女性が結婚に二の足を踏む状況を少しでも減らして

293         女性        30代

実際に改姓したことによっては、そこまで大した不利益は無かったです。色々な少し手続き面倒くさかった位で。でも、変えたくなかったんです。変わるのが嫌で、結婚になかなか踏み切れませんでした。それは、かなりの不利益だったかもしれません。時間の無駄でした。その分妊娠出産も遅れました。もしすんなり結婚していたら、不妊治療をする必要も無かったかもしれませんが、こればっかりは分かりません。  因みに、結婚した当初は職場では旧姓で呼ばれていました。しかしその後転職した為、旧姓で呼ばれる事がなくなってしまいました。とても寂しいです。未だに自分じゃない人が呼ばれているような気がしてしまいます。名字と名前、セットで私の名前、だったんです。

何でわざわざ、面倒くさい手続きをしてまで姓を変えなければならなかったのか。不利益があるとか無いとかでは無くて…それでも変えたい!って人だけ変えれば良いのに、と思わずにはいられません。

私の経験だけだとn=1なので、何とも言えませんが、出生率上げたいのなら、女性が結婚に二の足を踏む状況を少しでも減らしていく事はプラスである筈です。男の人には産めないのですから。  もちろん、結婚=出産ではありませんが、結婚してから考える人のほうが多いので。そして、事実婚という選択は不利益が多いですので。

時代に合わない制度はアップデートしていくべき

木下 いずみ          女性        40代

個人が尊重される時代において、家を守るための婚姻は時代錯誤。 結婚とは、社会において人生を共に歩んでいく最小ユニットとして承認する制度としてだけでいいのではないか。 制度は足枷ではなく、社会を円滑に運営していく手段でしかない。 社会的に使い勝手が悪くなったのであれば、アップデートしていくのは当然。  かく言う私は結婚の際、多少の葛藤はあったが改姓した。 その後、免許、口座、パスポート等の書き換えの煩雑さや、友人知人への知らせの面倒くささに辟易した。とはいえ、離婚を思い留まる理由にはならないので、強制的にいずれか一方の姓にする意味はない。

時代に合わない制度はアップデートしていくべき。 免許証、銀行口座、パスポート、書き換えのめんどくささ煩雑さをなんとかしてほしい。

苗字を一緒にして家族仲良くなれるならとっくに国民全員仲良く問題がないはず

えいこ    女性        30代

改姓に際して、多くの手続きが必要で、手間も時間も多く掛かり、非常に不平等を感じた。また、今までの自分を否定されたようで精神的な苦痛も覚えた。就業上は旧姓を使っているが、それでも手続きは新しい姓なので、そこでの使い分けで混乱が生じる。また、将来離婚をすることがあったとして、その際に戸籍の苗字を旧姓に戻すと思うが、それって「離婚しました」ってまわりにいって回ることと同じだと思うので、率直に言うと制度上の「負」だと強く思っている。 また、妻が夫の姓にするというのが通例となっているが、夫が妻の姓にした場合「婿養子なの?」と必ずと言っていいほど言われてるのを見て辟易している。

苗字を一緒にして家族仲良くなれるならとっくに国民全員仲良く問題がないはず。圧倒的に夫の姓を選択している夫婦が多いという事実があり、面倒な手続きは女性がすべて引き受けている現状。それを「夫婦の話し合いの結果」と簡単に言うのは何も考えてないとしか言えないのでは?実際に妻の姓にした人に対しては「婿養子なの?奥さん1人娘なの?」などという言葉を投げつけるような世の中です。 私は夫の姓に変えさせられましたが、結婚何年経っても屈辱感が拭い去れず、また多くの手間をかけさせられた夫に対して恨みに思っています。 そもそも、「夫婦同姓」は日本の伝統ではないのは多くの方が指摘する通りです。 同姓にしたい人はそうすればよろしい。別姓をしたい人は選べるようにしないと、私のような辛い思いを抱えた夫婦が増えていくと思います。 家族の絆を大切にするなら、それぞれ各家族のあり方を尊重するべき。

嫁に行く、婿に貰う等昔からの考えの人がまだ多く、結婚時さんざん揉めた

ぽん酢    女性        20代

事実婚だと法的効力が弱い。また何故籍を入れないのかと周りに言われ面倒である。

嫁に行く、婿に貰う等昔からの考えの人がまだ多く、結婚時さんざん揉めた。旦那と結婚したが姑とまで苗字が同じで家族になるのは本当に苦労している。相手方の親が毒親すぎて、別性に出来るなら今からでもしたい。子供に同じ思いをさせたくない。手続きも面倒である

女が不利な世の中をなんとかして欲しい。昭和の考え方なんてうんざりだ。票が欲しいだけで福祉ばかりにお金をかけないで欲しい

男尊女卑の法律をどうにかしてください

作の宿    女性        10代以下

選択制だからやりたい人もやりたくない人も好きにできる。反対するわけがわからない。この男尊女卑の法律をどうにかしてください。

海外赴任中は夫の姓を名乗り、帰国次第、離婚して妻氏婚し直すことに

Goma                   女性        30代

婚約者と妻氏婚をすることで合意がありましたが、結婚の話合いの最中、彼が仕事で海外に赴任しました。結果、VISAやワークパーミットの関係上、夫の姓を変更すると仕事に支障が出るため、夫の姓を変えるわけにはいかなくなりました。夫は海外出張が多く、代替要員もいないのに、パスポートやVISAを取り直す余裕はありません。

私も自営業で自分のキャリアの分断を避けるためにも姓の変更は望ましくないのですが、配偶者VISAをとるには籍を入れるしかなく、事実婚でいることもできませんでした。自分でワークパーミットを取り、現地で就労することも検討しましたが、就労するならフルタイム勤務が必要です。今抱えている、遠隔からでもOKと仰ってくださる顧客の案件を手放すのも無責任なため、現地の就労は厳しいと判断しました。

その結果、赴任中は夫の姓を名乗り、帰国次第、離婚して妻氏婚し直すことになりました。離婚するというのも大変不本意ですが、裁判所で氏名変更を申し立て、手続きする時間の余裕はありません。

夫の同僚も海外の赴任先で知り合った日本人女性と結婚したそうですが、やはり、双方VISAを書き換え、パスポートを取り直すことは現実的ではないと、帰国するまで入籍はできないでいると聞いています。

日本国内ならば事実婚でも十分かとも思ったのですが、海外に暮らす者にとっては、強制的夫婦同姓は婚姻が生活の基盤を脅かします。

婚姻が生活を脅かす今の強制的夫婦同姓制度は、法の欠陥だと考えます。在外日本人は131万人を超し、今後も増えることが見込まれます。その中で、欠陥を放置することは立法府の怠慢です。

私が求めているのは夫婦平等な「婚姻」であって、「入籍」ではありません。婚姻が目的であって、戸籍は家族管理の手段ですが、手段と目的の入れ替わった法整備は見直していただきたいです。

選択的夫婦別姓は、女性活躍推進の上では最低限必要な人権

平本        女性        30代

キャリア上、改正によって実績や検索性が全て失われ不都合しかない。選択的夫婦別姓は、女性活躍推進の上では最低限必要な人権である。

研究者の姓が変われば改姓前の実績がなくなる、混在するなど不利益を被る

名無しさん            女性        20代

研究者を目指す女です。研究者にとって、実績には姓名が伴います。姓が変われば、姓を変更する前の実績がなくなる、混在するなど不利益を被ります。

また、通称使用では海外学会や、海外で活躍する際にパスポートの手続き、申請書類等で混乱が生じることも多いようです。

今後、女性の研究者も増えることが予想されます。彼女らの未来のためにも選択的夫婦別姓の法的承認を希望します。

結婚当時、名義変更に追われて鬱になり、2ヶ月ほど寝込んだ

荻野                      女性        30代

私はADHDグレーゾーンなのですが(検査の結果、障害と呼ぶほどではないまでも傾向ありと言われました)、書類手続きがとても苦手です。結婚した当時、さまざまな名義変更に追われて鬱になり、2ヶ月ほど寝込みました。結婚による転居のために退職していたので、家で寝ていただけでしたが、在職中であれば間違いなく休職していたレベルです。

たかだか書類上の名前のために病むのはうんざりですし、次の世代にまで同じような思いをしてほしくないと思っています。手続きが苦にならない人は自由に名前を変えればいいし、苦になる人は変えなくていい。そんな時代がくることを願っています。

通り名と法律姓との混在で民間サービスでも不利益が発生

さかだち 女性        20代

結婚後、夫の姓に改姓しましたが、仕事やプライベートでは旧姓を通り名として使っていますが、夫婦別姓を選択できれば不要だった手続きや小さな手間が多く、不利益を被っています。

また、通り名を名乗る人への対応をするために民間企業にも負荷がかかっていると考えます。

仕事上、人事関係の書類だけは改姓後の苗字になるため、人事部に二重の管理コストが発生している

改姓後の苗字でECサイト等に登録すると、旧姓の銀行口座が利用不可能となるなど、通り名と法律姓が混在することで民間サービスの利用上でも不利益が発生している。また、サービス提供企業側にも(夫婦別姓が認められていれば)本来必要のない仕事が発生してしまう。

時代の変化に法律を変えていくことは必要です。日本は法律が変わるスピードが遅く、明らかに時代に合わなくなっても、例外措置や手続きの運用でカバーすることが多く、その体質が業務を増やし、長時間労働の一因となっているように思えます。

法律が変わらなければ、しわ寄せを受けるのは市民、そして民間・行政の現場で仕事をしている方々です。国民のために、末端ではなく根幹から必要な変化がなされることを期待します。

銀行、病院、保険、家の購入、納税、NISAも旧姓不可

のりさん  女性  50代

氏名というのは、自分で名乗り、他人に呼ばれ、40年近く自他ともに私を表すものとして確立している私自身です。40年近い私の人生と一体のものでした。
職場では旧姓使用中ですが、配布物を配っていた人に「探しちゃったよ!本当の名前は[戸籍名]さんなのね」といわれました。私にとって”本当”の名前=[旧姓]なのに、嘘の名前にされてしまう哀しさ。哀しみながらも「面倒をかけてごめんなさい」と謝らなければならない気持ち。

「通称が広く一般に使われていて不都合はないはず」というのはなったことがない人のセリフです。実際は不都合だらけです。職場は旧姓使用許可となっていますがメールアドレスと名刺のみで、給与関係、健康保険関係の配布物は全て[戸籍名]、首から下げる社員証も[戸籍名]、座席表も人事異動通知も[戸籍名]。こんな内容でもアンケートでは”旧姓使用許可している会社”です。

(ほとんどの)女性が結婚・離婚すると、氏名変更の理由により人事異動表で全社員が知る所になります。しかし(ほとんどの)男性が結婚・離婚しても自分で知らせない限り周りが知ることはありません。結婚はいいかもしれません。でもたいていの場合離婚を全社員に知らせたいと思う人はいないのではないでしょうか。

銀行だって病院だって旧姓不可。がんばって家を買っても自分の名前(旧姓)での登記は不可。話題のふるさと納税もNISAも保険も自分の名前(旧姓)ではできません。やりたくても使いたくない氏名の名義が増えるのが嫌で躊躇しています。

いま日本で言われている「通称」なんて、ニックネームレベルです。意識不明になった時、呼びかけられる名前が[戸籍名]だと、気づかない自信があります。意味のある呼びかけをしてほしい。最期には私が”本当の名前”と思う名前[旧姓]で呼びかけてほしい。お葬式では私が”本当の名前”と思う名前[旧姓]でお別れしてほしい。

30前半から結婚を視野にいれながら選択制夫婦別姓を7年待ち続け、諦めて法律婚しました。もしかしたら慣れるかもと思い改姓したものの10年以上経っても、病院で薬局で免許センターで名前を呼ばれるたびに反発心と絶望感で、平静ではいられずに夫婦喧嘩が勃発します。家族の一体感とは真逆です。

事実婚に変更することも視野にいれていますが、相続のこと、周囲の理解のこと、簡単ではありません。別姓に難色を占めす人に対して「法律的に許可されている」という事実は、強い説得材料なのです。

名前を変えるくらいは結婚への試練。それを許容できないのは覚悟が足りないという人もいますが、その試練は夫婦の片側だけに課すものなのでしょうか。

私は私の名前で自他ともに堂々と一生生きていきたいのです。

旧姓使えるからっていうなら、銀行も郵便局も証券会社も保険会社も世界中の会社も病院も税務署も外務省も法務局もジムも「旧姓使用を拒否したら罰則」くらいの制度を整備を徹底してから言ってほしい。

男性議員の方は「自分には関係ない」ではなく、もっと自分が姓を変えることになった場合をリアルにシミュレーションしてみてほしい。女性議員の方は、「私は別に姓を変えてもいいから女性も変えてもいいはず」ではなく、そうじゃない人のことも考えてほしい。それが政治家の最低限のスタンスではないでしょうか。
自分の主義主張ではなく、多数決だけの勝敗でもなく、国民一人一人の声を聴いてください。

働く女性は学界に発表したり国際会議に出席するような人ばかりではありません。ほとんどが小さな会社でコツコツと働き、まじめに税金を納めている人です。そんな人だって、名前を覚えてもらうことで仕事がしやすくなるのです。例外的に旧姓を認めるのではなく、2つの姓を併用して使い分けるのでもなく、誰でも希望すればどこでも誰に対しても旧姓の、自分の名前のまま働ける社会になるべきです。

女性の活躍を求めるなら、女性の働きにくさを取り除くことを重視してください。自民党が掲げる「多様性を受容する社会の実現」を行動に表してください。

論文は姓を変えると検索されず、仕事の成果が断たれてしまう

かえら 女性 30代

国家資格を持つ未婚女性です。公の場では、いまの姓でずっと呼ばれてきましたし、私的な場では、幼稚園からずっと、姓の入ったあだ名で呼ばれてきました。いまではつられて、家族である妹までも、姓の入ったあだ名で呼ぶくらいです。

人は人との間につながりをつくって「人間」と呼ばれる、とよく言います。私と人との間のつながりには、いつも私の姓がありました。私が人間であるということと、私がいまの姓であることは同義です。

今の民法では、男女どちらかが(多くは因習により女性が)、そうして親しんできた姓をもぎとられないと結婚できません。私はこれはおかしいと考えます。

また、私は仕事上、論文も発表したことがあります。これからもするでしょう。
論文などの名前の残る仕事や、苦労して取った国家資格の免許は、いままでもこれからも、私の仕事を支えていくはずです。いまの民法はこれさえもぎとられないと結婚できない制度です。一般の方の改姓時にかかる負担に加え、都にある国家資格の名簿も、免許も、改姓すれば無理矢理かきかえられ、今までの仕事の成果である論文は、新しい姓では検索されず、仕事の成果が断たれてしまうのです。

結婚を考える場合、同じような立場の方と結婚のお話があったなら、どちらかが仕事の成果を捨てるか、結婚自体を諦めるかの2択に悩むことになるわけです。「立場の違う、かつ、改姓に意欲的な男性」との結婚のお話があるとも限らない中、こんな制約まで受けなければならないのです。論文に名の残る仕事をしている者同士の結婚を、今の民法は事実上妨害しているといっても過言ではありません。

ずいぶん若いうちから、上記のような理由で、今の民法のままでは結婚したい相手がいても結婚や出産の意欲すら削がれると感じてきましたし、出産、と書きましたが、私は、いままさに選択的夫婦別姓が法制化されたとしても、いまから婚活・婚姻はできても、妊娠、までこぎつけると高齢出産と言われる年齢になってしまいました。恐らく子を持つ前提の結婚はもう考えないと思います。私のような人間がこの少子化時代に少なからずいることを知って頂きたく、筆をとらせて頂きました。

少子化をつくりだす原因のひとつに現行の民法の不備があること、まだ子を持てる年代の男女にこれ以上押し付けるということがどういうことなのか、ぜひ今一度考えてもらいたい。この陳情がその道をつくることを願っています。明らかに「どちらも改姓したくない男女が結婚」しようとした時「結果的に不平等」になる民法を、いつまで放置するんでしょうか?そんな婚姻制度でしか、婚姻関係を保証できない国が、いま他のどこにありますか? 日本だけです、別姓選択できない国は。

一刻も早く制度改正してください。反対派が言うようなデメリットが本当にあるのであれば多くの国で制度は採択されません。メリットが多いから採用されています。新しい時代を生きる若者ほどいまの婚姻制度には賛成しなくなります。そうなれば、婚外子が一般的でない日本の少子化には加速度的に拍車がかかるのは目に見えています。急いで下さい!

名前は「今まで生きてきた自分」と「今この瞬間の自分」をつなぐ証

Ma 神奈川県 女性 20代

名前が変わることで、自分が自分で無くなってしまうような強い不安に襲われます。それは、私が「名前」というものを「私を私たらしめるもの」として大切にしているからです。

私は解離性障害です。人によって症状は様々あるかと思いますが「自分が自分であるという感覚が薄い」「頭と心と身体が別々のものとして機能している」「現実に生きている実感がない」などの症状に悩まされています。「ここに存在する自分は何だろう」という不安があるとき、自分の名前を確認することで「昨日までの自分であった記憶や記録」との連続性を認識でき、私はこんな記憶を持ったこんな行動をしたこんな人間だ、と納得し落ち着くことができます。

いわば私にとって名前は、「今まで生きてきた自分」と「今この瞬間の自分」をつなぐ証のようなものです。

名前を変えてしまえば、私は、今までの自分とのつながりを無くしてしまうことになります。突然に、私でないなにか新しい別の人間になってしまうのではないかという恐怖があります。当然こういった不安は、なかなか人に理解されにくいものだと思っております。

私が考えすぎなのだという人もいます。でも、そんな難しい話なのでしょうか。たった「名前を変えなくてもいい」という選択肢を与えてくれるだけで、私は病気とうまく付き合って、大好きな人と一緒になれるのに。

私は私という連続性を保ったままこの先も生きていきたいそれだけです。
「名前がそのままであればいい」というそれだけのことなのに。

私のように、自分とのつながりが上手くいかない人たちが、結婚を諦めなくていい世の中になりますように。

名前が同じであることが家族の絆ではない。
選択肢をください。
こんなことで結婚を諦めたくない。

夫婦別姓を実現するため法律婚から事実婚。補助が打ち切り

みやた  東京都  女性  30代

私は夫婦別姓を実現するため法律婚を経て事実婚にしました。私達に子供はいないので今の法制度では事実婚の夫婦別姓を実現するために不利益を被る事は大きく2つだと思っています。それは配偶者控除と相続です。配偶者控除が法律で婚姻関係にある人達のみが受けられる、というのはいささか不平等のように思います。なぜなら事実婚も婚姻関係にあるという意味では同じだと私は考えているからです。法律婚で受けられる享受が全く同じ状況の夫婦別姓の事実婚では受けられないというのは将来への不安も大きくなります。

次に相続ですが、法律で婚姻関係にある場合は法廷相続人になりますが、事実婚では法廷相続人になる事は出来ないと思っています。しかし事実婚の関係にある夫婦は公的文書として遺言書を書いて残す方法しか相続が出来ないです。この違いは簡単なようですがとても難しい問題だと思っています。その理由の1つとしては遺言書は書き換えが出来るため、公的に証人を立てて作成しなければならない事です。このために司法書士に相談して費用を使い公的な遺言書を作成する必要があります。つまり相続のために法律婚では必要のない作業とコストが発生しています。これも夫婦同姓しか選べないことによる弊害だと考えます。

私は夫婦別姓にした事で夫婦と認められなくなり、補助も打ち切られました。形は何も変わらないのに夫婦別姓を実現しようとすることでこのような扱いを受けるほど、夫婦別姓は悪なのでしょうか。

選択的夫婦別姓は同姓を選びたい人達には同姓を、別姓を選びたい人達には別姓を選択できるようにするものだと思っていますが、その選択の自由を奪ってまで実現する日本の政治についていきたいと思えません。
どうぞ宜しくお願い致します。

公的書類では夫姓。大切な自分の一部を国に取られた気持ち

環 静岡県 女性 30代
私にとって苗字は大切で愛着のあるもの。結婚が決まったことは心から嬉しかったが夫の姓を名乗ることはずっと心に引っかかっていた。結婚後は旧姓で仕事は続けている。一日の大半は元の苗字で呼ばれるのはいいが、公的な書類でフルネームで書かれたものを見てもピンとこず自分じゃないように感じる。

大切な自分の一部を国の制度に取られた気持ち。それほど苗字は大切。「選択制度」は気持ちの面以外でも助かる点が多いと思う。選べる権利がほしい。

新姓で働くと「○○というものはこちらの部署にはおりません」

あっきー  東京都  女性  40代

結婚し、夫の姓になり、職場でも旧姓使用が認められていなかったので、新しい姓で仕事をしています。

部署内では新姓が浸透していますが、他部署では私の新しい苗字を知らない人がたくさんいます。そのため、よく顔を合わせている昔から知っている人でも、電話で新姓を名乗って話を始めると、まるで知らない人のような対応をされます。
また、逆に別の部署の人が私宛に電話をしてくるときに、旧姓で呼び出すことがあり、
「○○というものはこちらの部署にはおりません」みたいなやりとりが多々あります。
会社の幹部会の議事録には新姓しが載らないので、例えば私が活躍したことが書かれていても、私だと認識されていないことがあります。

こういった結婚で姓が変わることで生じるデメリットがとてもとても大きいので、夫婦別姓が選べれば、こういった被害に合う人が減るため、夫婦別姓に賛成します。

夫婦別姓は日本の文化だ伝統だといいますが、たかだか明治からの風習です。
苗字が別々だと家族が崩壊するといいますが、苗字が一緒でも崩壊する人もいるし、苗字が別々でも崩壊しない家族もいます。

つまり苗字は関係ない。

また、外国籍の人と結婚した場合は別姓が認められているのに、日本人同士の場合は認められないというのは、完全に法の下の平等に反すると思います。
どうか、別々にしたい人は別々にできるよう、法改正をお願いします。

旧姓使用で各種手続きに混乱。煩雑さや負担に毎度困惑と怒り

あめ  東京都  女性  50代

結婚の際、事実婚にするか法律婚にするか3ヶ月間夫と話し合いをしましたが、結局夫の両親の理解を得られず法律婚をしました。私は長年なじんできた旧姓を一生使いたいと思っています。夫の苗字になることは夫の家族に「入る」ような気持ちになり、結婚がいまだに個人ではなく家族制度のもとにあるような気にもなります。婚姻届けを出した瞬間、私の真後ろで巨大な壁が下りてきて、これまでの人生と隔絶されたように感じました。また仕事で旧姓を使用していますが、各種手続きに混乱が生じることも多々あり、その煩雑さや負担に毎度困惑と怒りを感じます。選べるというだけで同姓婚を否定しているわけではないのになぜこれほど進まないのか理解に苦しみます。一刻も早い選択的夫婦別姓の実現を望みます。

自分が働いて貯めたお金で買い物をするのに、半分他人の名前を書かなければならない

しおり  東京都豊島区  女性  20代

長く事実婚でしたが、半年前に結婚し姓を変えました。30年近く親しんできた姓を失ったことが想像以上につらく、夫と幸せに暮らしていてもふと暗い気持ちになることがあります。

病院で名前を呼ばれるとき。ホテルや乗り物の予約をするとき。自分が働いて貯めたお金で買い物をするのに、カードの名義も届け先の宛名も半分他人の名前を書かなければならないとき。名前を意識するたびに、人生が半年前で一度途切れてしまったような、今の自分は他人のふりをして生きているような、そんな喪失感に襲われます。

個人の名前で仕事や研究をしてきた方の不利益に比べれば、私の嘆きは社会的な実害がない、取るに足らないものかもしれません。実際、「結婚はそういうものだから慣れなさい」と周りの既婚者にも言われます。でも私は、「二人のどちらかが自分の名前を半分捨てないと結婚できない」という制度はおかしいと、自分が結婚してみて強く感じました。こんな吸収合併みたいな形じゃなく、今までどおり二人でただ共に生きていきたかったです。

マイナンバーを導入した今、夫婦の姓を揃える必然性は無いのではないでしょうか。別姓選択を可能にして結婚の心理的ハードルを下げることは、晩婚化や少子化の対策にもなると思います。

親権を持つ子どもの銀行口座開設に戸籍の提示を求められた

ふくふく  東京都  女性  40代

これまで、具体的に「なぜ」と思ったことは、夫と同じ姓で、私が親権をもつ子どもの銀行口座を開設しようとしたときのこと。母子手帳と子どもの身分証明書(健康保険証)、私の身分証明があれば、開設できると聞いていたのですが、姓が異なるので、戸籍の提示を求められました。そのため、戸籍を取得したうえで、手続きをしました。もし、夫が手続きしたならば、氏が一緒なので、スムーズに手続きが進んだことになります。

別姓を選んだために、夫婦としての保障のみならず、子どもの親権にまで影響が及び、いろんな場面で、手間がかかります。

憲法24条①に「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」とあります。私たち夫婦は、結婚に際して「対等な関係」を築いていきたいと思いました。対等な関係のためには「夫婦が同等の権利を有する」ことが前提にあると考えています。そのことを具体的に体現するのが、別姓だと思います。自分は大切な存在であり、名前(氏と名)は「大切」を構成する、不可欠な一部だと思います。そして、人生を共に歩む人も自分と同じように大切な存在で、その存在と共に名前があると思っています。この信念を持つがゆえに、夫婦としての権利が保障されていないことは、憲法13条の個人として尊重され、幸福を追求する権利が守られていないと感じています。

入試差別、賃金差別から「女性が改姓することが当たり前」の非対称性にも気づいた

里見雪  愛知県  女性  20代

子どもの頃から、女性である私は将来結婚することがあれば苗字を変えることになるのだろうとずっと思っていました。しかし、医学部入試での性別による点数操作、男女間の賃金格差、頻発する女性へのセクシャルハラスメント等の話題に触れ、女性の立場の不遇さを最近になって実感しました。その視点で考えると、結婚するにあたって夫婦が同姓になるという時に、女性の側が姓を変えるのが当たり前のような風潮がおかしい、あまりに非対称なのではないかということに気づきました。

そもそも、一方が苗字を変えないと夫婦に、家族になれないという今の制度に意味はあるのだろうかと疑問に思います。私としては、生まれてから慣れ親しんできた今の苗字を捨てることがどうしても悲しいです。また、氏名変更の手続きも煩雑であり、夫婦のどちらかにその負担がかかることも問題です。同姓か別姓かを各人が選択するようにするべきだと、心から思います。

私が生まれた時、両親は苗字との画数や響きのバランスを一生懸命考えて私に名前をつけてくれました。私は自分の名前が好きです。下の名前はもちろんですが、苗字も含めたフルネームの柔らかい印象が好きです。この二十数年間、私はこの名前とともに生きてきたのです。

現在の日本の制度では、カップルが別姓のまま夫婦になることができません。私は2年後に結婚を予定していますが、女性の社会における地位がまだまだ低いこの状況では、高い確率で私が姓を変えなければなりません。仮に私のパートナーが姓を変えることになったとしても、パートナーにこれまでの姓を捨てることによる不利益や悲しみを背負わせることになります。

二人で手を取り合って、家族として生きていきたいだけなのに、なぜどちらかがこういった負担を背負わなければならないのでしょうか?夫婦別姓が選択できる社会になることを心から望んでいます。

婚姻に関わる制度の他、あらゆるリノベーションが追いついていない

vikka  北海道札幌市  女性  30代

選択的夫婦別姓に関わらず、これだけ時代が変わり多様化しているなかで、婚姻に関わる制度の他、あらゆるリノベーションが追いついていないと感じております。私と夫は二人で生きることを決意するにあたり、現在の日本社会、出産や子育て、また自分たちの子供を将来託すこととなる教育機関に対する不信感や疑念、なにより押し寄せる不況や老後の不安など、結婚だけではなく人生そのものを考えた末に子供をつくらないこと、そして事実婚を選択しました。東日本大震災後まもなくの頃です。

私たちが選択したのは事実婚に限りません。自家用車を持たないこと、住宅ローンを組まないこと、結婚式はしない、誕生日やクリスマスなどのルーティンイベントは行わないなど、細かいことや死後のことなども含め、社会に対するあらゆる疑問に対して話し合い決めたことは数多くあります。
姓を変えたくないから選択的夫婦別姓に賛成という方は少ないと思います。男女関係無く、どういった生き方を選択するか、その上で現在の婚姻制度を必要としない人は増えているのではないでしょうか。

私自身、義務教育〜学生時代にセクハラやモラハラが横行しており学校や教員、教育のありかたに対して大きな疑問を感じていましたし、両親の離婚という体験から母の苦労を目の当たりにするなど、自分の人生経験から導きだした選択でもあります。正直なところ、国や政治や法が守ってくれないのであれば、リスクを追わない生き方を選択するしかありません。

さらに言うと、キャリアウーマンが結婚出産後、子供を保育園に預けるために偽装離婚をするなど、社会制度の不備によるねじれが起き、それこそが人々を結婚出産から遠ざけていると思います。また、私は勤めていた会社の労働環境やシステムにあまり無駄が多過く前時代的過ぎて耐えきれず辞めました。今の会社は給与は低くなりましたが風通しが良く有給も取れ残業も少ないです。私自身の手でかなり改革もさせていただけました。ですがやはり給与以上のことをしようとは思いません。さらに売上が上がる改革も可能ですが、それで自分の給与が上がる見込みが無いのでやらないだけです。人材不足などと言っていますが、対価がいただけなければやらない、それだけのことだと思います。底辺の給料から2倍になれば、まともな人間なら10倍以上の成果はあげます。偉い人にはそういった労働者の原理も分からないのでしょう。政府の多くのデータベースは実社会にそぐわない制度によるねじれ上のものであり、実際私の母も離婚はしましたが、配偶者年金を確実に得るため、そして父の再婚を阻むために籍は抜きませんでした。現実の夫婦の離婚率は遥かに高いと思います。時代に合わない制度が誤ったデータベースを生み出し、さらに誤った制度改革を行えば、その先には社会の混乱しかありません。政府は時代の先を見越さなければならないのに「今」をも見誤っていると言えます。

二世帯家庭から核家族に移り変わったように社会は変化を続けていきます。その変化のスピードはさらに早くなり、今は未来を予測しながら生きる必要があると考えています。「家系」や「家」が重んじられた時代にくらべ、個人情報の重要性と価値は大きく変りましたし、「名前」という重大なアイデンティティーを強制的に失わなければならない制度は理解しかねます。また、私は専門職としてキャリアを積み重ねており、生涯仕事を続けたいとも考えています。職業上の名刺では旧姓を使うという方もいるようですが、それではなおさら戸籍という書類のみ偽りの姓を設けることに意味があると思えません。意味のないこと、無駄なことによる社会的損失は時代によって是正すべきです。現代にチョンマゲの男性がいないことと同じではないでしょうか。

結果として事実婚を選択しましたが、私たちは子供をつくらないと決めたので、選択的夫婦別姓が認められなくても社会的に困ることは(緊急時を除いて)少ないです。それでも、愛する人と正式な夫婦になれないことをとても悲しく思いますし、そんな日本を心から好きになれないこともまた悲しいです。自分の生きる大切な国を好きになれず、この国がもっと良くなるようにがんばりたい、貢献したいという気持ちも奮いません。それでも、未来の世代のために少しずつでも変えていきたいですし、選択的夫婦別姓に限らず多くのことが変わってほしいと願っています。

組織にいるご高齢の方々に足を引っ張られたり、現場が崩壊した社会人の方は多いと思いますし、私自身も数えきれない程そういった体験をしてまいりました。その結果、「老害」という悲しい言葉も産まれてしまいました。残念ながら、政府にたいしても同じイメージを抱いております。もちろん尊敬、共感できる上司や大人にも出会いましたが、とても少ないです。

その世代の方々にとって、あまりにも変わってしまった現代日本で就職、キャリア形成、結婚、出産子育てなど、まさに人生の分岐点を生きている当事者の日常や価値観は理解どころか想像することもできないでしょう。共感も共有も不可能であるとお互いに絶望しているはずです。しかしながら、私たちは分かっているのです。自然の摂理として、いつかあなた方はこの世界からいなくなるのです。無駄な争いや論争を避け、必ず訪れるその時をただ静かに待っているだけの話です。

ですが、その間にも取り返しのつかない事象が起こり得ますし、後世に残すべき自然文化遺産や組織や人材が失われ、多くの命も犠牲となり、国は衰退します。どうか少しでも早く、最先端のテクノロジーを正しく活用し、適切な人材に正当な対価を与え、合理的にスピーディーに未来へと繋がるリノベーションを推進していただきたいです。

自らの名前で受けた資格や表彰。結婚後の姓に変えられると実績を否定された気持ちになる

関根小夜子  東京都杉並区  女性  50代

これまで慣れ親しんできた名前で29年間働き続けているのに、努力して取得し資格試験の成果は普段全く使用しない結婚した姓に替えられたり、仕事での永年勤続表彰等も戸籍名を使用される等の状況は、自分のこれまでの実績を全て否定された気持ちになります。

・同じ名前を継続して使用できないことは、誰かを特定することができなくなり、名前のもつ本来の目的を達成できず、特に仕事上は大いに不利益です。
・互いに個人の意志で結婚したはずなのに、夫婦同姓を強いられることは、「家」の制度に囚われており現代的でないです。
・夫婦同姓でないと住宅手当等の不利益を生じるというのは、改正に対する「強制」に近いと感じます。

自らの姓も選べないような国に女性の活躍の土壌はあるでしょうか。
多くの人が望んでいることなのに実現しない、しかも全て別姓にするのではなく「選択制」を望んでいるのに実現しないということは、保守的で家の制度に囚われた都合の良い女性像を押し付けです。選択制夫婦別姓という最低限の要求が実現しない限り、現在の日本の「女性活躍」は「まやかし」だと私は思います。

結婚はしたかったが、名前を変えたくないため事実婚に

れいこぽん  東京都中野区  女性  50代

結婚はしたかったのですが、名前を変えたくなかったので、事実婚にしました。3組に1組が離婚する中で、同姓でなければ家族としての一体性が保てないという論理には説得力がありません。名前を変えることは自分のアイデンティティの喪失であり、キャリア形成の上で大変不利です。女性ばかりがなぜそのような経験を強いられるのでしょうか。 日本のジェンダーギャップは110位と世界的にも最低レベルであり、そのような不平等な社会に対して若い世代は希望が持てません。多くの女性や男性を傷つけてきた時代錯誤の民法と「創られた伝統」を掲げる家族観が21世紀の今まで温存されていることは、国際的に見て恥ずかしく、政治の怠慢です。

女性が個人として尊重されない社会は少子化の大きな原因でもあります。両立支援が成功している国では出生率は向上しており、ワークライフバランスを実現し、女性も男性も働きやすい環境を整えることが政治の役割ではないのでしょうか。しかし、日本では女性を「子供を産む機械」やLGBTは「生産性がない」と発言した政治家が辞職をすることはなく、政治不信がつのります。2018年12月8日の入管法改正により外国人の受け入れは加速化されますが、究極のジェンダー不平等な日本が優秀な外国人、特に外国人女性にとって魅力的になるはずがありません。

旧姓を通称使い用していると、緊急連絡時の連絡にも混乱が生じる

kyon  東京都内練馬区  女性  40代

【生涯未婚率が高い理由】
まず、未婚率が高いひとつの理由として、女性が相手の家に嫁ぎたくない。とある書籍にありました。女性も自分の家が大切ですし、苗字を変える事は大変です。仮に働いてお子さんがいらっしゃる場合はなど、苗字の使い分けに混乱をします。

まず、会社でメールアドレスは必須です。だいたいの企業は、戸籍に基づいた本名を使います。その場合、離婚などしてしまったら、社内でうわさになります。また、ワーキングネイムと言う、旧姓を理由できる企業もありますが、ここでも混乱が生じます。普段は、旧姓でいるため、仮にお子さんがいて、保育園などから連絡がくるのは、本名です。旧姓が、みんなに浸透しているため、誰だかわかりにくい事がありました。

私が一緒に働いていた外国籍の人からは、日本はなぜ結婚したら苗字が変わるのか?と聞かれた事がありました。女性も個として認めるべきだと考え、この選択的夫婦別姓に賛同しています。

男女共学参画の観点からも、女性を個として認めるべきです。
また、生涯未婚率が低くなれば、経済効果が増し、少子化改善や里親制度にも繋がっていくと考えます。さらには、大人の孤独や引きこもり、貧困対策にもなると考えます。

別姓が選べないために、結婚が遠ざかっている人も多い

PAN 静岡県浜松市 女性 30代

2人姉妹の長女として生まれた私は、物心つくころから 家を継ぐように祖父から たびたび言われて育ちました。また幼稚園の時には母の日の参観日に将来なりたいものを描くイベントがあり、「お嫁さん」と書いたところ、それを見た母親から、ひどく怒られ、あなたは嫁には行けないと言われました。とてもトラウマになっています。

母親は一人っ子で婿養子をもらっています。学生時代から10個以上はなれた人との見合いの話があったり、お付き合いしている人とは将来結婚できないと言われたりして、とてもつらい日々でした。2つ下の妹は21の歳に、旦那とともに、ねえね ごめんと言い嫁にいきました。

わたしも23で妊娠を機に次男の人との結婚がきまりましたが、その方が家には入れないと言い、私の知らないうちに破談になってしまい、また心労から流産してしまいました。それからしばらくは恋愛もする気が起きず、それでも周囲の友人が次々と結婚していくのをみて、婚活をして次男で家に入ってくれる6個上の人と30歳で結婚しました。しかし、その方は家にお金を入れず、仕事も家事も私がすべてやっている状態、また帰りが遅いと浮気を疑われ、一方で風俗ばかりに通う人だったので、思い詰まり病気になってしまいました。今は離婚しています。

夫婦別姓という選択肢があれば、学生時代の恋人と結ばれていたのでは、と今は後悔ばかりです。婿養子の父親はそんなことは関係ない、お前が好きな人と結婚すればよかっただけだ、と言います。だけど婿養子の父親には私の気持ちは到底分かりません。昔から祖父、祖母、母親に家を継ぐように言われてきた私は、やはり家を継がなくては、という想いが強く、なかなか気持ちを踏みにじることはできません。 こういう想いをしている人は多いと思います。ですから夫婦別姓には賛成です。幸せに暮らせる家族が増えると思います。

上記のような苦しい思いで、自由恋愛の中での結婚が主流の中、結婚が遠ざかっている人も多いと思います。ぜひ夫婦別姓を実現してください。よろしくお願いいたします。

子どもがいじめられる? それを止めるのが大人です。

椿 日本国内 Q 30代

改姓により登記簿だけではなく、会社の書類、名刺、その他多くの物を変更する必要があります。社長同士が結婚したい場合、どちらの会社がその費用や手間を負担するのか、会社同士の問題になってしまいます。独身時代から活躍している女性社長が結婚を躊躇する理由の一つが法律が同姓を強制していることです。(事実婚を選ぶと、今度は出産育児に不利というジレンマに陥ります)
職種によっては、名前は看板です。それを変えろというのは、特に国境を越えて活躍する人にとって、不利益が多すぎます。パスポート、論文、過去の実績を紐付けするのが難しくなってしまいます。同姓を強制する国はほぼ日本だけですので、他国での手続きの際に理解してもらうのも非常に困難です。女性活躍というならば、真っ先に変えないといけない法律の一つです。
今まで通り、同姓にしたい人はすればいいのです。ただ、別姓も選べる選択肢が欲しいだけ。子どもがいじめられる?それを止めるのが大人です。多様性を教えるのが大人です。
もう既にだいぶ手遅れですが、女性活躍、少子化対策、その他の多くの法律で当事者が必要なものと政府がやっていることがずれていると感じています。

男女差別を助長していく仕組みにもなってしまっている

てんちゃん 群馬 女性 40代

結婚、離婚で改姓の為の名義変更に手間がかかる。結婚し相手の姓にすると『○○家の人』になってしまうことによっての不利益。相手の家のやり方に従わざるを得ない状況になる。
別姓を選択する自由がないなんておかしいと思います。
女性が変えるのが一般的になっている状況からも、男女差別を助長していく仕組みにもなってしまっている。

選択制の導入で、幸せになる方は確実に増えると思います

りん 女性 20代

現在、事実婚です。子供は欲しいですがやはり事実婚では婚姻関係が法律で守られていなく不安もあるため、現在子供をつくっていません。子供をもつにはやはり、籍を入れたほうがいいとは思いますが、どちらも苗字を変えられません。強制的に夫婦同姓は仕事上や、アイデンティティの面、苗字を変えると自分が失われた感じがするなどたくさんの欠点があります。そのほとんどを女性が感じています。

どちらも選べるようにしているから平等といいますが、諦めて嫌な思いをしている女性がいることをわかってください。選択的別姓を認めてもらえれば幸せになる方は確実に増えると思います。働く女性が増えてきた今の時代、必要不可欠な制度ではないでしょうか。

安心して子供を産み育てられるような社会にするために

酒井麻依子 京都市左京区 女性 20代

私は研究者として結婚後も元の姓で生きていきたいと考えています。現行制度の擁護派には通称使用が可能だとおっしゃる方もいますが、全ての職場で可能であるわけではありませんし、そもそもなぜ主に女性のみが姓を変え、面倒な手続きをしなくてはならないのでしょうか。現行のままであれば婚姻制度そのものに対しても否定的な立場をとるしかないと感じています。

現在パートナーと事実婚状態ですが、法改正がなされるまでは籍は入れないことにしています。私の周囲には意に反して入籍とともに姓を変更しなければならなくなった方がいてとても気の毒でしたし、改姓に伴う諸々の手続きが大変そうでした。そのような方がこれ以上増えないためにも、選択の自由を求めます。選択的夫婦別姓を法律で可能にすると同時に、法律による非嫡出子への差別をなくして欲しいです。

そして、たとえどんな状況に陥ったとしても安心して子供を産み育てられるような社会にするためにも、非正規雇用やワーキングプアなどの貧困対策、社会保障の充実をお願いします。

結婚、出産を推進して子供を増やしたいなら、選択的夫婦別姓を認めて

パイナップル 大阪市 女性 40代

結婚して夫の姓に変わりました。手続きなど煩雑であることと、姓が変わると、夫の家庭に入るというイメージがあることが嫌です。女性の精神的、経済的自立を妨げる要因の1つだと思っています。一言で言うと、どうして私だけが姓を変えないといけないの?でしょうか。結婚、出産を推進して子供を増やしたいなら、選択的夫婦別姓を認めて、結婚に対するハードルを下げる努力をして下さい。世界に目を向けて下さい。

個人的なことをお話すると、私は法律婚で改姓した既婚女性です。自分の旧姓が気に入っておらず、夫の姓が珍しくカッコよかったという中2病的な理由で、自ら進んで改姓しました。強制的夫婦同姓で自分が不自由を感じたことは全くありませんが、法改正によって不便な思いが解消される人々が多数いることが想像できますので、選択的夫婦別姓には大大大賛成という立場です。

同姓にしなければ法律婚ができないことが結婚のネックに

佐々木百合香 北海道北広島市 女性 30代

改姓により、旧姓で行ってきた仕事が同一人物のものと認識してもらえなくなることや役所関係の書類等、手続きが煩雑なこと。もっとそれぞれの選択が増えたほうが良いと思います。同一の姓にしなければ法律婚ができないことが結婚のネックになっているカップルもいるのではないでしょうか。

育ててくれた祖母を忘れたくないから今の姓を名乗りたい

ましまし 岡山県 女性 30代

私は両親を早くから亡くし母方の祖母に育てられました。祖母が私が結婚をしてよそに行ってしまう事が寂しいと言います。もし祖母にもしものことがあった時も、私は育ててくれた祖母を忘れたくない思いで今の姓を名乗って生きていたいと思うのです。なので彼とは籍を入れず何年も一緒に暮らしています。

相手の家族には早く籍を入れてほしいと何年も言われ続けているので、夫婦別姓、事実婚が認められると気持ちが楽になるのにな…と言われるたびに思います。平成も終わろうとして時代がどんどん変わっていき、法律ができた頃より性別、夫婦のあり方、子育てなど自分らしくと様々な生き方が変わってきた時代です。いつまで経っても女・男はこうあるべき、など古い制度のままでうんざりします。

選択的夫婦別姓で困る人は一人もいないのでは?

みん 女性 30代

改姓してしまうと、自分が自分で無くなる気がするから改姓に抵抗があります。 今までこの名前で生きてきたのに、その存在を否定された気持ちになります。 婚約中の相手がいますが、我慢して改姓するか、相手に改姓してもらうか、事実婚にするか、悩んでいます。
選択的夫婦別姓で困る人は一人もいないと思います。 夫婦同姓を強要されることによって困る人の方が多いのに、なぜ法律は変わらないのでしょうか。

純粋に多くの方の幸せのために

匿名 大阪府 女性 20代

夫婦別姓と言う存在すら最近まで知らなかったような人間です。 それ以前は女の子が男の子の名字に変わるのが当たり前なんだと言う認識でいました。

友達同士で、あの男の子と結婚したら組み合わせが変だね、○○君とは絶対結婚出来ないなーと笑って話していたのを覚えています。

男の人で女の人の名字に変わる場合のことを考えて結婚を意識する人は何人位いるのでしょうか? 生きてきてあの女の子の名字に変わったらと語り合うことってあるんでしょうか? どこかでどうせ女の子が変わるもの、と言う認識があるから、結婚するときの氏名変更の手続きを考えたり、自分の名前が変わってしまうことへの言い様のない孤独を抱かず生きていけるのだと思います。 他人事だから夫婦別姓にも無関心な人が多い気がします。

芸能人もほぼ全てと言って良いほど男の人の名字へ変更しています。 それはお互い合意してやってることだから良いとしても、某女性芸能人の方が、希少な名字だから変えたくないために、事実婚になっていました。 男の人には変える意思がないのでしょうか?

女の人が名字を残すのは何故こんなにも困難なのでしょうか。 子を残し氏名の存続と言う点のみならず、生まれてから死ぬまで同じ名前で生きたい人の意思も蔑ろにしています。 私の姉も事実婚で子供が二人いますが、それもやはり姉が名字を変えたくないと主張したためでした。 女の人が我慢しない限り婚姻出来ないのなら、女性が虐げられているのと何が違うのでしょう。総理大臣もあらゆる政治家も奥さんに改正してもらったはずです。 自分の身にふりかからない限り無関心な人達に失望しています。勿論賛同してくださる大勢の男性の方を貶す意図は一切ないです。 お互いが納得のいく形で結婚するには絶対必要な制度だと考えます。

私は純粋に自分達の幸せの為に夫婦別姓を求めていますが、何かしらの形で悪用されようとしていると言う意見も見かけます。 それは私の本意ではありません。純粋に多くの方の幸せのためにと考えています。きちんとした対策を持って、夫婦別姓を是非検討してください。

次の世代に、女性が改姓するのが当たり前という誤った認識を引き継がせないために

ろざり 奈良県 女性 30代

「ママは女の人だからパパと結婚するときに名字を変えたんだよ。」

当時7歳の妹の子供(つまり私の姪)が言った言葉です。私は背筋が凍る思いがしました。すぐに「ママはパパの名字を選んだけど、性別は関係ないんだよ。2人で相談してどちらかの名字を選ぶんだよ。」と伝えました。

思えば私が中学生の頃、夫婦別姓について国会議員が話している様子をTVで見て、自分が大人になる頃には選択的夫婦別姓の世の中になっているだろうと予想していました。

それから20年。ついには最近の子供までこんな誤った解釈をしていたなんて、とショックで悲しくなりました。そして、私が中学生だった頃の大人たちは何をしていたのだろう、と少し恨みました。そして今、そのバトンが自分にもまわってきたのを感じます。今の子供たちには私みたいに落胆してほしくないです。

私が選択的夫婦別姓に賛成する理由はいまの強制的夫婦同姓は差別と人権侵害が含まれていると感じるからです。

婚姻時に改姓をする人が存在し、その割合は圧倒的に女性が多いです。希望して改姓する人と不本意ながら改姓する人がいます。希望によって扱いを変える(選択的夫婦別姓)のは一人ひとりを尊重する社会であれば当然だと思います。

また、性別によってここまで改姓差があれば、社会のほかの部分がどれだけ多様化・ジェンダーフリーになったところで、多様性のある平等・公平な社会と言えるのか疑問です。

性別によって不当に扱われることなく、自分を大切に自分らしく生きることができるように、いま生きている人間によって、いま必要だから、いま選択的夫婦別姓の議論が起こっています。時代の変化に合わせて法律やルールを変えるのは当然で、個人と社会にとって生存戦略ともいえます。

選択的夫婦別姓制度が、多様で温かく寛容な新しい社会の幕開けにつながる。そう信じています。

生まれ持った姓を使い続けるため、ペーパー離婚を経験

Ino 東京都 女性 40代

婚姻により強制的に同姓を迫られる日本の法制度の意味がわかりません。

婚姻後も実の姓(旧姓というのは抵抗があります)を使って暮らすために、2度ペーパー離婚をしました。事実婚状態だった時期もありますが、子どもとの関係の証明を求められたり、親権や相続の問題など、また別の不利益が大きいです。

現在はやむなく婚姻状態で仕事は実の姓を使うという方法をとっていますが、銀行口座の新設や確定申告などの税務手続きなど、戸籍名でないと認められないことも多く、まるで不法滞在者扱いのような居心地の悪さと不利益を常に感じています。

待つのに飽き飽きしました。これは避けられない潮流です。いい加減に前へ進めていただきたい。

求めているのは、「強制的」夫婦別姓ではなく、「選択的」夫婦別姓です。

同姓がしっくりする方は同姓にすれば良いだけです。

旧姓利用がすすめば、現状の不利益はある程度は緩和されると思いますが、配偶者のうちの片方だけが、2重の名前を使い分けるという意味のないストレスから逃れられない点に関してはどのように説明しますか?

戸籍名が「本当の姓」、旧姓はあくまで「通称」となると、名乗る意思のない「配偶者の姓」のベールを不本意に被せられる人(そのほとんどが女性)が少なからずいることに対してどうお考えですか?

あなた(特に男性)は、婚姻と同時に「配偶者の姓」に変えよ、と言われて喜んで受け入れますか?

離婚率30%越えという驚くべき数字を見ました。そうした現実の前になお、婚姻による片方の改姓を強いる論理的な理由が本当にあるのでしょうか?

家族にはそれぞれの人生があるのに、姓を統一する理由はどこにあるのか

かや 宮城県仙台市 女性 20代

夫の姓だとありきたりで全然自分の名前だと思えません。しかし、身分証などはすべて夫の姓。入籍するときに、全ての改正手続きに労力を費やし、夫からはなんかごめん、と謝られた。議員が反対する理由はなんですか?家族ではあるけれども、それぞれの人生があるのだから、どちらかの姓に統一しなければ、どんな不都合があるというのか。そして大体が女性が変えるという流れ。夫が自分が変えようか?とは言ってくれたものの、そういうことじゃない!!!どちらかぎ不利益を被ることがおかしいという話だ。選ばせてほしい。選べるようになった暁には、即戸籍名を旧姓に変える予定だ。

同姓の強制が結婚を妨げているのでは

みった 海外在住 女性 30代

海外で夫婦別姓にて結婚しています。自分の姓が変わることに抵抗があり、事務手続き等単純に面倒でしたので旧姓のままにしています。子供が生まれたら姓を夫婦で統一しても良いかなと思っています。夫婦別姓が可能になることにより、結婚に対するハードルが低くなり、結婚する人が増えることは新たな可能性を生み出す一歩と考えています。個人的には離婚へのハードルが低くなったとも感じます。結婚してダメなら離婚すればいい。日本の世間一般的にはなかなか受け入れられない価値観かもしれませんが、人の数だけ結婚の数があり、もっと自由であるべきだと思います。

「どちらかの家に入る」結婚はもう時代遅れ

かきくけ子 大阪市 女性 50代

家制度がまだまだ続く中どちらかの家に吸収される。結婚した者は同等であるべきなのにうちの子になる理不尽。改姓をする労力。lgbtと同様、個を大切にすべきである。

改姓するための様々な事務手続き、心身の負担。労力、費用がどれだけかかるのか。元号も変わったように日本政府も新しい考え方を持ちましょう。

研究成果や特許が結婚後の自分と結びつかない

wako 神奈川県横浜市 女性 20代

(1)キャリアが途切れてしまう

改姓前に出した研究成果や特許、その他あらゆる実績が現在と結び付かなくなる。それを危惧して業務上は旧姓を使用し続けているが、例えば特許の出願は法律上の手続きとなるため新姓となってしまい、全てが今まで通りという訳にはいかない。

(2)自分の結婚をきっかけにそもそものこの国の制度の問題に気づいた

結婚の話が出た時点では私は選択的夫婦別姓についてほとんど考えたことはなかった。ただ、現在の法制度のもと「無条件に女性が男性側の姓へ改姓するという慣習は不公平だ」と夫へ訴え(その時点で夫は結婚時に新たな戸籍を作ること、その戸籍の姓をどちらにするか選択できることを知らなかった)、せめて何か公平な方法(くじ引きか何か)でどちらが改姓するのかを決めようと納得してもらった。しかし、夫の両親(彼らも前述の結婚時の戸籍の扱い、姓の選択について知らなかった)が「男の子が産まれた時点で、一生その姓を名乗ると想定して名前をつけているから」と譲ってもらえず結局今年4月、私が改姓しての結婚となった。

女性が改姓を強いられる場合の多い、こういった慣習には確かに問題があるが、私の願いは改姓により現在私が抱えているストレスを夫に代わりに抱えて欲しいということではない。しかし今の法制度のもとでは必ず夫婦いずれかがストレスや不利益、不都合を強いられることになる。ただ好きな人と人生を共に歩みたいだけなのに、なぜ必然的に不利益、不都合を被らなくてはいけないのかと考え、選択的夫婦別姓に賛同したいと強く感じた。

一刻も早く選択的夫婦別姓を進めて欲しい。

その際には、既に改姓した人が旧姓へ戻る権利も含めた内容にして欲しい。

人生の大切な出来事である結婚で、人のアイデンティティをつぶさないで

momoko 横浜市 女性 30代

夫婦別姓により、夫婦のどちらかが氏名を変更しなければならない不便さ、不自然さを感じているから。

人は生まれた時に名前を親から貰い、名前は自分を表す最も大切なものの1つ。夫婦別姓により氏名変更する事は、自分のアイデンティティを変えろと言われている程、人を苦しめ、悩んでいる人がいる事がいる事をもっと知ってほしい。

結婚は人生中での最も重要な出来事の1つであるが、だからと言って、結婚により1人の人のアイデンティティを潰すような事があってはならないと思う。

夫婦別姓により救われる思いの人の存在をないがしろにせず、一人ひとりが自分の人生を選択できて、幸せに生活するべきだと思う。

時代は変わるのに法律や憲法をなぜ変えないのか?

各夫婦に同姓(夫氏・妻氏)・別姓の選択の自由がほしい

とし 茨城県つくば市 男性 30代

結婚して名前をかえず仕事をするか、どちらの名字を名のるか等、各個人や夫婦に選択の自由がほしい。同じでなければいけないと言うイメージはあくまでも、固定観念であるとおもいます。

夫婦が別姓で何のデメリットがあるのでしょう。子供の名字なら、夫婦で決めたらいい。男女とも働きに出る時代、結婚のせいで、いろいろ手続きするなんて、仕事の効率の無駄。古い考えはもう捨てた方がいい。

以前の自分が消されていくような感覚。夫婦どちらもこの苦痛を味わわないで済むようにしてほしい

toyoko 埼玉県さいたま市 女性 30代

結婚するときに私の姓にするか夫の姓にするか話し合い、揉めました。

私は自分の姓にこだわりがあり、夫は無いので一度は私の姓にすることにしましたが、夫の両親や知人に婿養子になったと思われるのではないかという懸念から、結局夫の姓になりました。

仕事上では以前からの姓を使い続けていますが、銀行口座の名義、保険証、免許証、パスポート、どんどん自分の名前が変えられていき、以前の自分が消されていくような感覚です。

改姓後の新しい自分の名前に違和感を持ちながらも使い続けなくてはならない苦痛は、体験したものにしかわかりません。

(嫁入りなどという制度はもうないにもかかわらず)夫の姓にするなら嫁入り、(養子縁組には別な手続きが必要なのに)妻の姓にするなら婿養子に入ったと誤解されるのも、夫婦同姓を強制する法律のせいだと思います。

夫婦どちらも姓を変える苦痛を味わわないで済むために、また、「家に入る」という古い民法の頃の価値観を無くすためにも、一日も早く夫婦別姓を選べるようになってほしいです。

子供の頃から結婚しても姓を変えたくないと思っていました。

自分が結婚する頃にはさすがに夫婦別姓が選べるようになるだろうと思っていましたが、何十年も何も変わらないままでした。

古い民法の価値観を引きずってこだわって、大きな経済的損失を生み出し、多くの人に苦痛を与えています。

改正する男性の割合が増えるか、男性同士のカップルが増えて男性が声を上げなければ変わらないのでしょうか?

新しい土地で新姓で呼ばれ、名前も呼んでくれる人はおらず、喪失感

すみれ 岐阜県 女性 50代

こんにちは。最近賛成派になった者です。私はどちらかと言うと保守的で30歳で結婚した際も女性が改姓するのが当然だと思い、わりと抵抗なく夫姓になりました。元々私は姓と言う団体名より個人名にアイデンティティが強かった、と言うのもあります。多分生まれ育った田舎が「屋号」と下の名前で事足りていて、中学校に上がるまで姓で呼ばれた事がなかったからだと思います。

しかし知らない土地に来て改姓後何年か経つうちに、他の人たちが親しくなるにつれ名前や愛称で呼び合っているのに自分だけ「新姓+さん」でいつまででも呼ばれていることに気づきました。さりげなく「私も名前で呼んでね。」と言っても、その時は了解!と言いながら次に集まる時は相変わらず私だけ姓呼びでした。(これって西洋では大変失礼な事でこの辺が日本人の気が利かないところです。)

この様な事は旧姓時代には経験した事がないので姓だけでなく名前まで失ってしまった様な喪失感と、疎外感を感じました。だからおのずとそう言う人たちとは距離をおくようになりました。もっとも殆どの人に悪気はなく、新姓はひらがなにすると二字なので呼びやすいだけの様でわが子も親戚の子たちもそんな目にあって来た様です。

姓を元に戻せれば、又は通称としてでも使えれば・・とよく思いましたが「選択的夫婦別姓制度」にはなかなか賛同は出来ませんでした。「別姓」と言う言葉がネガティブなことと「左翼思想の人たちの言い分」と言う雰囲気があったからです。

でもこの夫婦同姓制度って本当に日本の伝統なのか?と歴史をいろいろ調べてそうではないことが分かりました。この事だけでなくあらゆる政策が、明治新政府による西洋の真似であったこと、江戸時代は西洋人もうらやむ程のパラダイス社会だった事を知りました。おそらく保守派の人たちの多くも気づき始めていらっしゃる事でしょう。(思えば江戸時代からの屋号を守り、名前で呼び合う私の田舎などは超保守的と言えますね。)

私自身は、もうすぐ証明書に旧姓併記出来る様になるらしいし、ペンネームとして使えたらそれでも良いと思いましたが、こちらのサイトを拝見してそれだけでは困ると言う方も多くいらしゃる事が分かりました。

この様な理由で私は皆さんのご活動に賛同致します。読んで頂きありがとうございました。

事実婚(ペーパー離婚)でも解決できない問題がある

zucca 世田谷区 女性 30代

婚姻時に戸籍上は改姓し、子供が生まれても通称名(旧姓)で通してきました。保険証は会社におこられながらそのまま。運転免許証は旧姓のまま嘘をついて更新。しかしついにパスポートの期限が切れ、転職するのを機に、離婚の手続きをして姓を戻しました。すっきりしました。

親には離婚手続きをしたことは伝えていません。

離婚→妻(見届け)とするにも、区役所で交渉が必要でした。「妻(見届け)」とは、将来結婚する意思がある場合に適応されるから、「同居人」の扱いになると言われました。

子供の学校関係の書類は、通称名として夫姓を名乗ります。

子供と姓が異なるため、海外旅行のパスポートや、親としての身分証明書がないこと(子供の銀行口座の開設ができなかった)など、まだ不便があります。事実婚にしても解決できない問題があるのです。

「選択的」である以上、反対される理由が理解できません。マイナンバーが導入され、管理コストはかからないはずでは。

不利益が大してないはずだと主張されるかたには、実際にご自身で体験して確かめていただきたいです。

改姓が壁となって結婚できずにいる

小森 熊本県熊本市中央区 女性 20代

お付き合いをしている方と私、どちらも自分の姓のままでいたいです。なのでまだ結婚はできません。このまま夫婦別姓が選択出来ないのであればいずれは事実婚をすることになると思います。また、他県で夫婦別姓制度が採択された場合、引っ越そうと話しています。

選択的夫婦別姓が認められ、困る人がいますか?夫婦同姓で困っている方はたくさんいます。

パートナーの親と同じ姓にはしたくない

りんご 大阪府 女性 20代

パートナーのことは死ぬまで一緒にいたいと思っているが、訳があってパートナーの実親とは仲良くしたくありません。

私と同じような方もたくさんいると思います。

パートナーとは長い付き合いで同居もしているが、改姓だけが壁になって結婚できずにいる

きつね 大阪府摂津市 女性 20代

7年間一緒にいて、同居して2年になるパートナーがいます。

結婚も話題にのぼるようになってきましたが、ネックなのが「どちらかの名字にしないといけないこと」です。相手はそれも理解してくれており、未だ入籍予定はありません。

私は自分の名字を含めた名前の響きにとても愛着があり、これまでの学生時代や仕事でもその名字で呼ばれてきました。初対面の人からも「きれいな名前だね」と言ってもらうことが多く、そのことに誇りをもっています。

また、パートナーは長男で、彼が苗字を変えると引き継ぐ人がいなくなってしまいます。

私はどうしても、どちらかがひとつの大きなアイデンティティを失ってまで「結婚」をしたいと思えないのです。逆に言えば、それだけがネックで結婚に踏み切れないのです。

お互いそばで支え合うための結婚で、どうしてどちらかが嫌な思いをしなければならないのでしょうか?

どうして何十年も名乗ってきた苗字を、突然「あなたは◯◯になりました」と言われ、その苗字を名乗らなければいけないのでしょうか。

いくら旧姓併記が許されていても、様々な手続きには戸籍の苗字が必要です。どうして、どちらかに負担がかかる仕組みになっているのでしょうか。

苗字を変えたくないと言うと、「親の名字に愛着があるんだね」と言う人もいます。

しかし、私の育った家庭は昔から夫婦仲が悪く、父との関係には特に悩まされました。私が選択的夫婦別姓を求める理由には、「父が残してくれた名字を変えたくない」「家族の戸籍を離れたくない」などという部分は全くないのです。あくまでも、「自分自身のアイデンティティを守りたい」のです。

つまり、「名字」=「家族」ではないということを、理解して欲しいのです。

私のように、「名字を変えなければいけないので結婚に踏み切れない」という若者は、非常に多いと思います。こういった考えが出てきていることは、「自己のアイデンティティを守ろうとしている」「個性を尊重する」という意味で、非常に良いことではないかと思います。

「同じ」が当たり前だから、「違い」を認められないのです。

「離婚=子どもの苗字が変わる」ということにより、苦しんだ人はたくさんいるのではないでしょうか。

様々な形の幸せがある現代だからこそ、様々な形で家族をつくることを許して欲しいです。

全員がそうするのではなく、「違いを認めて欲しい」のです。

どうか、よろしくお願いします。

50代でお互い再婚を考えているが、改姓が問題になり結婚できない。歳を追うごとに事実婚のデメリットも大きくなる

mupomupo 新潟県 女性 50代

私達カップルはそれぞれ死別、離婚を経て15年前に再婚を前提に付き合いを始めました。しかしそれぞれに持ち家が有り 当時は彼の子供が中3と中1、私の子供が中1と年長と上3人が思春期の難しい年頃で

改姓(入籍)も同居(事実婚)も直ぐには無理があろうと判断し時期を待つことにしました。

しかし上3人が成人した頃末の娘は13歳、交際から15年待ってようやく今年末娘も成人しました。

その間、口約束だけを信じてきましたが私は彼の経営する店の店員でもあり、万が一彼の気持ちが変わったり死別をした時には職も収入も絶たれるという状況。何度も不安に苛まれ15年のうち10年を心療内科に通う日々でした。夫婦別姓制度さえ有ればと何度思ったことか。

ようやく彼と二人けじめをつけようかと考え始めましたが、月日を経たことで更に増してしまったのが改姓することによって相手方の”家”に入ることへの違和感、今更感です。地方ではまだこの感覚が生きています。

特に私は初婚が婿取りでしたので彼の実家(農家で大家族しかも周囲が親戚だらけ)の環境でこの歳になって嫁という立場になるのはかなり抵抗があります。

彼の方も亡き妻が入る墓を置いて私の姓になるには抵抗があるでしょう。

入籍して改姓が無理なら事実婚という方法もありますが、病状説明や手術の同意、看取りを断られる可能性、終の住処を得る際の不利益…等々歳を追う毎にデメリットが多くなります。

私達に必要なのはあくまで「夫婦別姓」なのです。

夫婦別姓に反対する人達は言います。

「子供を守る為」「家族を守る為」と。

私達は子供達の心を守る為に改姓(入籍)を避け同居(事実婚)を避けてきました。そうすることで時間をかけてひとり親家族同士の親交を深め絆を結んできたにも関わらずただひとつ”夫婦同姓”に阻まれて本当の家族になることが出来ずにいます。

人生100年時代と言われる世の中になり、人々に再婚を考える機会が増えてくるでしょう。入籍によって改姓を強いる「夫婦同姓制度」が新たに家族を作ることの邪魔をする。そんなことが実際にあるとどうか知って下さい。

選択的夫婦別姓が認められないが為に「家族」になることを諦めざるをえない国民が数多く存在します。

結婚、再婚しやすい環境を整えることは孤独な高齢者を減らすことにも繋がります。

誰もが結婚しやすい環境を作る「”選択的”夫婦別姓制度」の導入をお願いします。

特許の名義やセキュリティの高い研究機関での本人確認で困難を抱えている

にったくみ 東京都立川市 女性 50代

特許出願時、婚姻前→婚姻後(戸籍名)→職場で旧姓での出願が認められると変遷し、60件余り出願した特許の出願人名が旧姓戸籍名で混在、実績説明等に毎回時間がかかると共に未婚既婚、旧姓使用の可否経緯等説明が必要になる

論文発表後6ヵ月以内であれば、公知にならず、特許出願できるが、戸籍名と異なる旧姓論文発表のため、同一人と認めて貰う事が困難になる

海外のセキュリティの高い研究機関(NASA,ESAなど)入構時に日頃やり取りしている名前、論文発表名とパスポート名が異なる(併記の)ため、本人確認に時間が著しくかかり、会議開催時間に間に合わないなど周囲に迷惑をかけた

があったため、ペーパー離婚再婚を繰り返し、今は事実婚です。

事実婚では子供は非嫡出子になるため、婚姻しましたが、論文、特許、自分の証明に改正しない人と比べて著しく不利益を被ってきました。

今、また相続に関し事実婚では不利益になる事もあり、夫婦一緒に死なない限り問題が解決しないと感じています。

121位である事を真摯に受け止めて、世界で日本人同士の婚姻だけが同姓を強要されている不合理を解消して頂きたいです。

仕事上の実績につながる名前を変更することは苦痛

渡邊 東京都港区 女性 30代

子供を望んでいる為、法律婚をを検討しているが、改姓が義務という事に大変な違和感を覚える。

会社では部下を持ち、長年フリーランスで自分の姓名を使用してきた私には、個人のアイデンティティだけでなく、誇りある自社の名称を変更するに等しい苦痛がある。

また、相手も同様に自分の名前に誇りを持ち、男性が姓を変える事には未だ根強く偏見がある。

夫婦の別姓が当然のように選択の自由になる事を祈る。

この20年程で、ネット・SNSの普及により、姓名は『目に見える個のアイデンティティ』として一層強くなった。

IT企業では、chatwork、slack等、自分の名前を使用したチャットで24時間仕事の連絡を取り続ける。

毎日目に付くところでずっと姓名の並びを見続け、それを自分自身として受け入れ誇りを持っている人間に、改姓を義務付けるのはナンセンスとしか言いようがない。

姓の個人にとっての大事さ、意味合いが、反対している方の年代や生活環境とは変わってきてしまっている。

夫婦別姓におけるデメリットが「不安な人のネガティブな想像」以外見受けられないのだが、不安な人は同姓にすれば良いだけなのだ。

別姓をお互いが尊重し、夫婦が平等でいる為に『事実婚』を選択する人たちが、ただ結婚出来る様になるだけなのだ。

具体的に、選択的夫婦別姓の政策をを反対する人たちの挙げている理由としては

・新制度の導入に対する役所手続きのシステム構築、運営費

以外にないだろう。他に本当の理由があるとは考えにくい。(手間や予算がかからないなら、反対意見を出すような労力は必要ないだろう)〔コストは旧姓併記よりも安くなると試算させれています・事務局注〕

こちらは、姓が変わる事で結婚・出産を踏み止まっていた人々が変わる事での経済効果や出生率の変化を見通して進めて頂きたい。

自分は、港区に住むIT系会社員、30歳女であるが、企業では部下を複数名持ち、自分の名前で長年フリーランス活動も行なっている。

名前を変えると言うことは、個人としての不満だけではなく、誇りある自社の名称を変更する事にも等しい苦痛が伴う。

また、パートナーとは収入はほぼ同じ、お互いに自分の姓と、それに合わせて親が名付けてくれた名を誇りに思っている。

どちらも姓を変更する利点は見当たらない。

何故なら、愛し合い信頼し合う事、家族になる事に、姓は関係無いからだ。(変えた経験がある者だけが、信頼関係を保つ為、その経験にすがっているように見受けられる)

男性が収入を得、世帯主がはっきりしていた時代はとうに終了した。

国民が何を求めているのか、耳を傾け、調査し(ヒアリングは全ての基本である)真に国民から支持され信頼される日本という国に、一歩近づかれてはいかがだろうか。

夫婦別姓を実現する為に海外移住する夫婦すら居る現実を見つめて欲しい。そんな事が可能な、経済的に高位な国民が日本から離れる決断をするという現実を。

いつまで若い世代に、日本社会から断絶させる道を選ばせるのだ。

声をわざわざあげる事もしない、選択的夫婦別姓を潜在的に求めているのは、前述の通り、ネット社会で個の捉え方が変わった後の『平成生まれ以降』の世代。

どれだけ結婚に踏み切るカップルが増えるか。それがどれだけ経済利益を生み出すのか。

今でも遅いくらいだ。

これから2000年代生まれの若者が結婚しようというこの今、速やかな決断と行動を、国民は期待している。

研究者にとって、名前は生命線

研究者のたまご 埼玉県 女性 20代

研究者にとって名前は生命線です。私は、現在結婚を控える20代の女性研究者です。結婚前に旧姓で出した論文によって海外の教授に、「あ、あの論文のXX(苗字)さんね!」と言われて、認識されていました。そのため仕事では旧姓を使い続けたいと考えています。一方で海外出張やビザの申請等では戸籍名を使う必要があります。このような事情からグローバルに活躍する研究者になるためには戸籍名と旧姓が一致する必要があります。これが強制的夫婦同性により叶わないことが非常に悔しいです。

また、将来的に子供を持った場合には現状の事実婚制度では共同親権を持つことができません。事実婚を選択しようとしてもそれはそれで不具合が生じてしまいます。

若手研究者の支援(現状で姓を変える可能性が高い女性研究者率の向上)と少子化対策を行うのであれば、選択的夫婦別姓の導入は避けられないと思います。具体的な導入に向けて建設的な議論を重ねていただきたいです。

親の離婚・再婚・再離婚によって姓が3度変わった

イチカワユウタ 大阪府松原市 男性 30代

僕はこれまで3度名字が変わっています。一度目は両親が離婚した時で2歳でした。この時からそのまま進めば良かったのですがなんと母が再婚して経緯は分かりませんがいつの間にか再婚相手の養子になっていて6歳で別の姓に変わりました。さらに再び離婚して15歳の時に再び母方の姓になりました。

しかしこれだけでも十分辛いのですが小・中学時代の同級生からは未だに旧姓(養子時代の姓)で呼ばれます。正直旧姓で呼ばれるのは嫌なのですが彼らに「今の名字で呼べ!」と言いたくないのでしぶしぶ旧姓で呼ぶのを黙認しています。

親が再婚して養父は良い人だったので再婚自体には深い恨みや憎しみはありませんがいつの間にか養子に入れられたのは本当に悔しく名字を一貫して名乗れていない人生が今でも嫌な気持ちにさせてくれます。再婚後に改姓前の名字を書いては消しゴムで消して書き直したあの悲しい気持ちのテストの日を今でも覚えています。

僕は親の都合で何度も改姓してしまいましたがこれも夫婦別姓が選択できるのであればもしかしたら変わっていたかもしれません。一刻も早く夫婦別姓が導入されて僕のような思いをする人が少しでも減ってほしいと思います。親の都合のために何度も名字を変えなければいけない理不尽はおかしい。夫婦同姓の強制は結婚する当事者だけでなく他の人にも影響が出ることを僕の経験談を通じて一人でも多くの人達に知ってほしいと願っています。

それぞれの夫婦がそれぞれの結婚の形を選べる時代になってほしい

ゆーみー 東京都練馬区 女性 20代

現在の日本の結婚制度、戸籍制度に違和感があります。嫁、婿、家制度に縛られることなく、同じ人間として対等で自由な関係を希望します。

時代は令和となり、なんでも選べる時代になってきていると思います。

その為夫婦同姓でどちらか一方が公的に苗字を変更することに違和感があります。

結婚の際にお互いの苗字をどうするのか

そう言った選択肢があっても良いのではないでしょうか。

実際は女性が男性の性に変更する人がほとんどです。

苗字を変更する為に、免許証やパスポート、カード等様々な手続きに時間やお金を掛けることにも違和感があります。

女性が社会進出してきたことにより、結婚しても仕事では苗字を変更しない人も増えています。このような方たちも苗字を変えなくても良いという「選択肢」があれば苗字を変えないことを選んだのではないでしょうか。

結婚したいけれど苗字を変更したくないといった名義変更の障害を選択的夫婦別姓という制度を取り入れ無くすことで、結婚率が現在よりも上がることは明確と思われます。

結婚率が上がることによって子どもの出生率にも繋がるはずです。

昔からの文化や伝統も大切ですが時代に合わせて法律も変えて行く必要があるのではないでしょうか。

「選択的」ですから何を迷うことがあるのか不思議でなりません。

それぞれの夫婦がそれぞれの結婚の形を選べる時代になって欲しいと思っています。

今の制度のままなら法律婚は選ばない

かわーん 東京都八王子市 男性 20代

自分の改姓も、パートナーに改姓させることにも精神的苦痛がある。少なくとも現状の法制度の中で自分は法律婚を選ぶことはないでしょう。

改姓への精神的苦痛や事務処理の手間、その後複数の名を使い分ける面倒等のデメリットが多く、多くの人にとって結婚への抵抗感の一つとなっている。名前が同じでなくとも家族は形成できることは家に姓の違う祖父母のいた時代で既に証明されており、少子化対策を急務と掲げる政府は急ぎ選択的夫婦別姓を認めるべき。夫婦同姓は現状女性が姓を改変するケースがほとんどで、これは家督制度の名の下の男性支配社会がいまだ蔓延っている証。

これからの人たちのためにも、旧姓を使い続けたいという声を届けたい

E.S. 東京都中野区 女性 50代

結婚時に20代後半でしたが、それからもう25年以上、夫婦別姓を待っています。

戸籍の姓で最低限の口座開設をしましたが、いつでも堂々と使えるように本来の姓での口座もそのまま保持しています。ですが現状では、それがわたしの本来の姓であっても正式なものとは見なされませんので、トラブル防止のための使い分けに気を配っています。できるだけとやかく言われないよう、本来の姓での表だった活動が、つい減少しがちになっています。とてもつらいです。

近年では、引っ込み思案に拍車がかかりました。

結婚を意識したころに会社をやめましたが、自立していて、いっぱしの社会人だったつもりです。結婚後に登録した派遣会社では「旧姓で呼んでいただくことはできますか」と尋ねても、その点については返事すらもらえないまま戸籍の姓で登録されました。書類上がどうであれ、その派遣会社の内部で働くわけでもないのに呼び名すら認められないとは、なんと不自由なのだろうと痛感しました。

姓のことで自分の考えをいちいち人に伝えるのがおっくうになり、最近では、わたしの考えを知っている昔からの知り合いのつてで在宅仕事をもらうなどが中心です。どんどんと活動範囲がせまくなるまま、世の中の片隅に埋もれてしまっているという自覚があります。

世論を紹介するネット記事などで「実際に旧姓を使いつづけている人は○○パーセント程度」という数字が出されることがあります。その中には、わたしのようにずっと強く望みながらも、疲れてしまって「その件を話し合わなくていい場所でのみ活動し、法的に認められるまで、自分の話をしたくない」という人は、含まれていないはずです。

わたしは、25年以上も、待っています。

もう自分には間に合わないのかなというあきらめを、何度もいだいてきました。ですがこれからの人たちのためにも、届けられる声があれば、どこかに届けたい。

結婚後の姓を、本人たちが選べるようにするという案に反対しつづけている政府には納得がいきません。全員にそうしろと強制する案ではなく、個々人のケースでなぜ反対されるのか。

さまざまな戸籍関係の書類で、欄をひとつふたつ増やすだけの事務的処理ならば、大金はかかりません。逆に現在のような夫婦別姓回避策のために投入している予算(住民票への旧氏併記、免許証への併記、本年後半を予定しているパスポートの改善など)は、今後もどんどん増えつづけるでしょう。

金額だけ考えてもその通りですが、さらに、現状では出産への躊躇もあります。

夫婦の姓の問題に関係なく子育てをしていけるのであれば、いまよりもずっと精神的なハードルが下がり、出産を検討する夫婦も増えるはずです。

実際問題として、わたしが若い時分に出産を選べなかった理由の一部が、姓の問題に由来していました。どうしても、踏み切れなかった理由のひとつでした。

本人たちが「選べる」ことは、社会に害をなすどころか、よい点しか思いつかないのが、わたしの長年の思いです。

事実婚。子どもはほしいが、婚外子になってしまうことに抵抗がある

KAORI 埼玉県 女性 30代

私は現在パートナーがいますが、夫婦同姓にすることへの抵抗があり、事実婚の状態です。子供がほしくても、現在の日本では、事実婚では婚外子となってしまいます。そして、突然の事故で相手か自分が命を失っても、相続の権利もありません。また、海外では当たり前のように呼び合っている名前(First name)が、日本ではお互いにほとんど知らない、というのが現状です。First nameこそ、その人の無二の名前であり、他の誰にも縛られない自分を表現できるはずなのに、どうして苗字でしか呼べないのでしょうか。私は、自分のまま最後まで生きていきたい、名前なんかでアイデンティティがゆがむことは無いと言いますが、私にとってはずっと一緒に歩んできた名前で、私そのものです。夫婦別姓、実現してください。本当に本当に応援しています。

手続きのため会社を2日休んだ。今の制度は非合理的

ぴよみーよ 女性 30代

・【手間がかかった体験】会社を2日休んで免許証、銀行、パスポートなどの名義変更をしなくてはならず時間を奪われた。

・【非合理的1】東京都あっきーさんが挙げていたように、外国籍の人と結婚した場合は別姓が認められているのに、日本人同士の場合は認められないというのは、法の下の平等に反すると思う。

・【非合理的2】婚姻の際は同姓しか選択肢がないのに、婚氏続称(離婚した場合、婚姻中の氏を継続して使用することが選択可能)を認めているのは、筋が通らないと思う。

・【非合理的3】別姓反対派は家庭の一体感が失われるなどという理由を挙げるが、そう思う人が同姓にすればよいだけで、よその家庭が別姓にすることを否定する権利はないと思う。

・【結論】同姓を強制する合理性があると思えないので、別姓を選択可能にしてほしい。同姓にしたい人は同姓にし、別姓にしたい人は別姓にすればよいと思う。

旧姓を使うためには、いちいちお断りが必要で不便

S 東京都 女性 30代

研究者をしています。結婚前からの業績があるので、迷う余地もなく仕事では旧姓を使っています。しかし、職場がかわったり新しい仕事を引き受けたりするたびに、「旧姓使用届」を出したり、銀行口座名義と仕事での名義が異なることでいちいち事情を説明をしたり、非常に不便です。先日は、「旧姓と新姓が併記されている公的な書類(戸籍謄本でなくても可)」というものを求められ、非常に困りました。結局新姓が私の手書きで書かれている年金手帳をコピーして提出しましたが、そんな手書きのもので「証明」される同一性って、何なんでしょうか。仕事関係の人に、結婚しているというプライバシーを知られてしまうのも嫌です。新姓で呼ばれるたびに、旧姓の自分が否定されている気持ちになります。

「選択的」であって「強制的」ではないのに、認められないのが納得できません。家族の形は、それぞれの家族が決めればいいことです。子供がかわいそうと言いますが、韓国や台湾は別姓ですが、家族のつながりは日本以上に強いです。それに、「伝統的な家族観」といいますが、その伝統はせいぜい明治以後のことで、日本の長い歴史を考えたら本当に短い「伝統」です。早急に、選択的夫婦別姓制度の創設を願います。

誰も悲しまないような選択肢がほしい

さら 千葉市 女性 20代

私には兄弟がいないため、代々受け継がれていた名字が途絶えてしまうことが、親族に申し訳ないと感じます。また、結婚式する相手に婿入りしてくれるよう頼めば良いと言われますが、彼を傷つけてしまうことになりそうでととても不安で言い出せません。仕事においても恋愛においても、誰も悲しまないような選択肢があるべきだと考えます。

選択的夫婦別姓の件でも、財務省職員がお亡くなりになった件でも、若者として今の政府に魅力を感じません。知り合いの官公庁職員達は国へ貢献するため日々一生懸命働いていますが、それを政府が台無しにしているように見受けられ、悲しいです。

旧姓の私が私。いつでもペーパー離婚できるように準備している

ぴーちゃん 埼玉県草加市 女性 20代

昨年、結婚願望が強い夫と結婚をしました。当時は、職場のこともあるし旧姓で続ける、そのうち新姓に慣れるだろう、くらいの軽い気持ちで必要なところだけ改姓手続きを済ませ、仕事は旧姓で続けておりました。しかし、日が経つにつれて時々必要になる改姓した自分の名前に違和感を覚えるようになりました。新姓で呼ばれるのが嫌で、病院にも行けません。中でも、携帯ショップに行った際に戸籍の名前でないと、と勝手に名前を変えられてしまいとてもショックだったことが忘れられません。仕事人間なので圧倒的に旧姓の頻度が高く、まだ気持ちを抑えられておりましたが、転職を決意し面接にて旧姓使用が可能か尋ねると、在籍中に結婚して改姓したならまだしも、今その姓であれば…と丁重に断られてしまい、携帯ショップでの出来事と同じだと思いショックを受けました。結局入社を決め、近々離婚をするからと嘘か本当かわからないことを伝え、名札は旧姓で作って頂きましたが、システムでは新姓表記となってしまい、お客様を混乱させてしまうからと結局新姓で仕事をしております。

何度もウェブで検索をして、新姓を受け入れようと自らを納得させようとしました。名前は記号だとか、単なるわがままだとか、転職先には旧姓での実績はないのだからただ負担を増やすだけだとか、色々見ましたが腑に落ちないのです。旧姓の私が私なのだと、強く思っております。幸いにも夫や家族が理解をしております。ペーパー離婚を考え、いつでも出せるよう離婚届を書いて保管してあります。

選択的夫婦別姓制度導入において、迷惑するのは誰だというのでしょうか。お互いの姓や子どもの姓など、話し合った結果は念書書くなり婚姻届に記載して、そこを法的に縛ればいいのではないでしょうか。法的に縛る部分が、現代の個人や家族の形と乖離しているように思います。

ジブリ映画の千と千尋の神隠し、漫画やアニメにもなっている夏目友人帳という作品にも名前が大きく関わっておりますが、両作品には相手の名前を奪って相手を支配をするという共通の内容があります。名前はアイデンティティであり、自分の生まれた意味である。夫婦同姓制度はそれを奪い相手に支配される感覚になる。私が陥っている感覚はまさにこれだと感じております。

免許証の表面がまだ旧姓表記なので、次回更新の3年後までには制度が導入されていたらいいなと思っております。導入されなければ、ペーパー離婚です。

自分の生家に愛着があり、姓を継ぎたい

翡翠 東京都墨田区 女性 20代

私は、旧来の家制度が好きです。

私は長く続いている家の跡取り娘です。一人っ子なので、ほかに継ぐ人はいません。私がお付き合いしてきた方々も、それぞれ家がある方が多かったため、私は結婚ができないです。

夫婦同姓になると、どちらかの家がなくなってしまいます。土地も墓もあるのです。

私は実家を継ぎたいです。継ぎたいから、夫婦別姓を選択したいです。

現在のパートナーも、婿に入るということはできない、と言われています。彼と笑いあえる日が来ることを祈っています。

一人っ子が増えたことにより元来の家制度は危機を迎えています。このまま、は通用しないところまで来てしまっているとおもいます。

どうか、何か対策を。お願いしたいです。

実家で「家族の絆」は感じられなかったが、親もまた今の婚姻制度の抑圧を受けていた

雨ふり 女性 30代

私は日本人です。選択的夫婦別姓を心から希望します。なぜ国は、法律という名の厚い壁で女性の自立を阻みながら、女性に働けだの生めだの要求ばかりするのですか?そもそも、婚姻という双方の自由意志によってのみ行われるべきものが、一方の姓に統一という強要により基本的人権を踏みつけていることになぜ注意を払ってくれないのでしょう。家族の在り方について選択肢を増やすということを頑なに拒み続ける日本という国が、私にはまったく理解できません。

自分は親から虐待を受けてきました。当然夫婦同姓(母親は夫姓に改正)で私を含め兄弟も全て同姓でしたが、「家族の絆」などという国が掲げた同姓しか認めない言い訳は、私の家には全く存在しませんでした。もとより、婚姻による「入籍」という拷問があるが故に国の被害者となったのが私の家だと思っています。親は「お前には~(夫の家)の血が流れている」と私たちをののしりました。しかし、本当に心から子供自身が憎かったわけではないと思います。婚姻=入籍という国の強要により、妻である前に「嫁」であることを求められ自分が自分らしくいられないこと、人である以前に「嫁」であることを強要された苦しさの矛先が、自分たち子供に向けられていたのだと思います。氏の統一で家族の絆が守られるなど、苦労したことのない人の妄想に過ぎません。それを言い訳に再三の国連の勧告を無視し続けられるのが信じられません。

私は研究者兼医療職でありこれまでの自分の生き方、キャリアに誇りを持っています。名前も姓も、一生変えたくありません。人生にパートナーがほしいと思い、真剣に考えたこともありましたが、結局相手も改姓できないので結婚をあきらめたこともあります。夫婦別姓がそのうち認められるだろうと期待していた時期もありましたが、頑なに国が拒否し続けた結果、婚姻できないまま「高齢出産」といわれる生物学的年齢に達してしまいました。事実婚を選択しなかったのは、法律婚のように夫婦、その子供として認めてもらえないこと(急変時に意思決定をゆだねる人として認めてもらえないこと)を仕事上知っていたからです。さらに、子供を生まない(様々な事情で)生めない、妊孕性のない女性に対しての政治家による人権侵害発言も甚だしく、また「同姓が嫌なら結婚しなけりゃいい」と発言した人もいます。国が言っているとおりになると思います。この陳情のウェブサイトをみていると、改姓が嫌で結婚に躊躇し、結果的に精神的に病気になった人や結果的に出産可能年齢を過ぎてしまったという人がいます。国が真剣に考えることをせず、「同姓が嫌なら結婚しなけりゃいい」と逆切れして議論を放棄した結果、実際子供が減り、女性の未婚率や、離婚率が上昇したのだと思います。反省して未来のことを真剣に考えてほしいと心から思います。

婚姻は自由なはずなのに、なぜ入籍という拷問がセットでついてくるのか理解に苦しむ。

選択肢を増やすだけの制度がなぜ認められないのか疑問

ゆりな 広島県呉市 女性 20代

私は自分の結婚が現実的なものとなるまで夫婦同姓に違和感はありませんでした。社会で「当たり前」とされていることであり、また日本人で周りに夫婦同姓でない人がいなかったからです。

しかし、婚約し自分の結婚が目前になったとき、「嫁入り・婿入り」の家制度はもはや存在しておらず、入籍して新しい戸籍を作る際はどちらかの姓を選択することを知りました。そして、どちらの姓を選択することができるにも関わらず大多数の女性が改姓を余儀なくされている現実を知りました。

夫婦は対等な関係であるにも関わらず、大多数の場合女性だけが馴染み深い名前を捨てさせられ銀行、免許証、パスポート、クレジットカード等面倒な改姓手続きを強いられることに強い違和感を覚えます。

パートナーと改姓について話しましたが、親の考えや周りの目を気にしてパートナーは改姓を嫌がり、結婚の話は一旦白紙になりました。

現在の制度で夫婦別姓を名乗るためには事実婚しかなく、若いうちは事実婚で問題なくとも出産や入院、遺産相続の際が心配です。また、選択的夫婦別姓が認められず夫婦別姓をすると、アウトローな人と周りから白い目で見られそうで心理的に苦痛です。

なぜ結婚する際に改姓するか、しないかの選択肢を増やすだけである選択的夫婦別姓が認められないのか疑問です。

ダイバーシティを認めない国に未来はないと思います。選択的夫婦別姓をどうか認めてください。

女性は改姓しない特別な理由が必要、男性は改姓する特別な理由が必要。これは平等ではない

YM 京都市 女性 20代

私は今年、事実婚を選択しました。もともとは法律婚をする予定でしたが、たくさんの話し合いの末、現行の法律婚では互いの意思やアイデンティティ、社会的立場を尊重できないと考えての決断でした。

私は自分の名字に強い愛着を持っています。そのため、結婚時には苗字を変えたくない旨をパートナーやパートナーの親にも伝えました。しかし、最初はなかなか受け入れてもらえませんでした。パートナー自身にも、自分も苗字を変えたくないという気持ちと、男である自分が苗字を変えたら社会的にどうみられるかという心配がありました。私も、それらのことを考えたとき、苗字を変えたくないというのは自分のわがままなのではないか、そのことでパートナーに負担を強いることになるのではないか……と悩みました。しかしそれと同時に、夫側が苗字を変えることへの偏見がある社会に対する疑問や不信感も沸き起こりました。現行の法律では、夫妻どちらかが必ず苗字を変えなければなりません。どちらの姓に変えるかを夫婦の意向によってのみ決められたなら、まだ制度として受け入れることができたかもしれません。しかし、現実には夫側の姓を妻が名乗るカップルが多数派です。そこには、「夫側が苗字を変えるためには何か特別な理由がなければいけない」という社会的な意識が強くあるように感じます。中には本当に苗字にこだわりのない方もいらっしゃるでしょうが、そうした意識にかかわらず、「苗字を変えないことの特別な理由がない」場合、現状は妻が夫側の姓に変えることを受け入れざるを得なくなるのです。もちろん、夫側には苗字を名乗り続けることの特別な事情など必要ありません。これには明らかに慣習が作り出した男女の立場の差が示されており、現代のモラルからすれば到底平等といえるものではありません。苗字の決定にこうした男女の社会的なパワーバランスが影響する(ように見られる)からこそ、苗字を変えた男性は偏見の目にさらされるのではないでしょうか。

私は結婚に際し、苗字を変えたくないことの理由をあれこれと捻りだしたあげく、この労力は単に自分が女であること、その立場の低さ、権利の乏しさに起因するものだと気づき、愕然としました。そうした思いを抱かせる社会であって良いわけがないと強く思います。

女性も男性も、全ての人が互いに尊重しあえる社会に整えてほしいと思います。

なぜ片方だけが、それも、ほとんどの場合女性が、当然のように改姓

片方改姓は疑問 広島市 女性 40代

昔から思っておりました。なぜ女性ばかりが当然のように改姓するのか。
私は一人っ子であり、墓のことも含め自分が継ぐと思っておりました。できれば私の名字になってくれる人と結婚できたらいいなと。親も強くではありませんがその希望を何度か私に話したことがあります。
しかし実際結婚するとなると、なかなか言い出せないもので、一度だけ夫となる人に話しましたが、なんとなく気まずくなり、すぐにあきらめてしまいました。
なぜあの時もう少しねばらなかったのか、どちらの名字にしてもよいのですから、なぜきちんと話し合わなかったのか、悔やみます。
おそらくそうしたとしても、女性が改姓するのが当然と、私が譲ることになっただろうと思われます。
しかしやはりおかしい。なぜ片方だけが、それも、ほとんどの場合女性が、当然のように改姓。
家族の絆と言うなら、命がけの出産をする女性の名字に合わせても良いですよね。そのような法律ができたら、あまりの事務の煩雑さに、男性の多い国会では、あっという間に選択的夫婦別姓の法案が通ることでしょう。
片方だけが改姓、というのがどうしても納得できません。
あまりに遅いです。法改正が。一人っ子同士で結婚する人、女の子しかいない家庭、離婚した人、再婚を考えている人、再婚時に思春期の子供がいる人、教授、研究者、医師、社長。同姓強制のため困っている人がたくさんいるのに、なぜ放っておくのですか?
事実婚をしている人の理由の多くは、別姓が認められていないからです。
1950年代から議論は出ており、何度も国会にも提出されているし、民法にほんの一部文を足すだけの案も出されているのに。
事実婚では相続、保険、医療の同意など、不都合がたくさんあるのです。
通称、旧姓使用では、全然だめなのです。パスポート提出の時、不審者扱いされるのです。
同姓にしたい人は引き続きそうしたら良い。しかし、事情があってそうできない人には、別姓を認めてください。
1日でも早く認めてください。

苗字が一つだから家庭としてうまく機能するという保証はどこにもありません

山田さん 東京都目黒区 女性 40代

自分が慣れ親しんだ名前をどちらかが強制的に変えなければならないという事そのものが公平性に乏しいと思います。
また実際に私の周囲では、結婚後の苗字を変えたくないとの理由で事実婚でお子さんを育てている家庭もあります。苗字を変えたい人は変えてよく、変えたくない人はそのままの苗字を使えるようになる事で、子育てしやすくなる人たちがいます。苗字が一つだから家庭としてうまく機能するという保証はどこにもありません。多くの人がより生活しやすくなるよう選択性夫婦別姓が認められる事を求めます。
一家が一つの苗字を持つ事で家庭が成立するなどという時代錯誤も甚だしい家父長的思考を早くアップデートしてもらいたいです。

自分が変えたくないと思っていることを相手に求めるのは違う

はな 埼玉県 女性 20代

私の名前は苗字で呼ばれることが多く、あだ名を付けるにしても苗字を変えたものがほとんどです。産まれた時からそれが当たり前だったので、結婚することで変わってしまうことがいやです。「相手に変えて貰えばいい」という意見もあると思いますが、自分が変えたくないと思っていることを相手に求めるのは違うと思いました。
また、女性が当たり前に働く世の中で結婚して苗字を変え、働く時は旧姓を使うということも最初から変えなければ1つの苗字で済むと思います。各書類の名前変更も仕事を休み、お金を払ってまですることでしょうか。
たかが苗字でも愛着のある大切な苗字です。苗字を変えないという選択肢があるだけでもっと生きやすい世の中になると思います。
伝統や歴史も大切ですが、これからの未来を作っていくのは若い世代です。もう少し若い世代の意見を取り入れてはくれないでしょうか。どうせ自己主張が強いだけと切り捨てないできちんと耳を傾けてください。

選択的夫婦別姓の実現に期待し、今後5年は結婚を保留

よこ 東京都練馬区 女性 20代

私は、現行の改姓手続きの煩雑さから、選択的夫婦別姓の導入に賛成している。
私自身は、改姓の手続き・それにかかる費用を初めて調べたとき、あまりの負担の多さに驚き、できることなら改姓したくないと思った。また、煩雑な改姓の手続きを誰も何の疑問もなく女性に負担させる風潮に疑問を感じている。実際、私の交際相手(男性)は、結婚時には私(女性)が相手姓に改姓してくれるものと思い込んでいたようだ。
これから結婚しようとする二人がともに改姓を拒む場合、どちらかが我慢して改姓し法律婚をするか、事実婚を選ぶかしか選択肢がない。我慢して改姓すれば、改姓したことを一生後悔する可能性があるし、事実婚は法律婚より不利益を被る点も多く、こちらも不満が残る可能性がある。選択的夫婦別姓を導入すれば、このような事態は回避できると考える。
現在、私は選択的夫婦別姓の実現に期待し、今後5年は結婚を保留しようと考えている。しかし、必ずしも実現の可能性は高くないため、出産時期を考慮して、いつかは妥協して結婚することになるかもしれないと諦めを感じるところもある。
選択的夫婦別姓は、夫婦の姓のあり方の選択肢を増やすだけなのだから、制度導入を躊躇する理由はないと考えている。私は、自分が納得する生き方を自分で決めるために選択肢が欲しい。

2択のうちの1と3択のうちの1ではまったく違う

かに 愛知県名古屋市 女性 20代

男性の姓にすることを常識とする流れのせいで、女性が自分の人生や大事な選択を変えることに何の疑問も抱かず、大きなことと考えていなかった時代があったということです。それは女性が我慢をすることが軽んじられているように思います。私は縁あって素晴らしい人に出会うことができ、姓を変えることなく、実家の期待にも応えることができました。しかし、それは本当に正しい選択だったのか、と考えることがあります。この罪悪感や後ろめたさは”夫婦別姓“という選択肢があったうえで”私の姓を二人で選ぶ“ということができていたら、その選択が自分たちでしたことだと、胸を張ってこたえられると思います。こんな風に罪悪感に思う、姓を夫に変えてもらった女性たちが増えないためにも、この制度、選択肢が3つに増えることがとても大きな一歩だと思います。
たとえ、この案が可決されたあと5年ほどのうちに別姓を選んだ人が全体の中で10%も満たない結果がでる可能性も大いにあります。
だからといって「だったら可決する必要はなかった」とは決して思わないで欲しいです。
やっと「選択できるうちから自分の意思でなりたいものになれる権利」を得られたのですから、2択のうちの1と3択のうちの1ではまったく違う答えだということをわかってもらいたいです。

港 神奈川県茅ヶ崎市 女性 20代

苗字と名前が父と母であり、両方があってこその自分

現在25歳の未婚です。今、お付き合いしている方がいます。結婚、考えれば考えるほど苗字が変わることに抵抗があります。
母は再婚していて、今の父の姓を20年以上名乗っています。血のつながらない姉と私をずっと大切に育ててくれてきた父と父方の祖父母のことが、私も姉も大好きです。そんな父や大切な祖父母から貰った唯一の姓が変わることがすごく悲しく、悔しいです。
実は彼もそんな私と同じ境遇で、彼のお母様も10年ほど前に再婚しております。
現在のお父様の家業を継ぐことも決まっており、共に仕事をして、血のつながらない自分に大切な家業を継がせて下さることにとても感謝を感じているようです。
そのため、彼も苗字が変わることへの疑問や、夫婦別姓への同意は抱いてくれています。
友人からは事実婚を勧められましたが、法律婚と他種の方法を取らなければ婚姻もできないという形には納得がいきません。
私にとっては苗字と名前が父と母であり、両方があってこその自分です。
自身のアイデンティティーを守って生きていきたいと強く望んでいます。

これから結婚する若い世代の声に耳を傾けるべき

あーちゃん 愛知県名古屋市 女性 30代

今まさに結婚を控えている30代女性です。私自身、これまで親しんできた氏を変える気にならず(その必要性も感じられません)、かといってパートナーに改姓を強要したいとは思わないため、それぞれが現在の姓を引き続き名乗りたいと考えています。ただ、事実婚では両親の理解が得られるかわからず、不安な日々を過ごしています。万が一こじれた場合は、結婚の話自体なくなってしまうかもしれません。
夫婦でどちらかの姓を決められると言いながら、実際は「女が姓を変えるもの」との無言の圧力を感じるため、私が現在の姓を継続して使用したいと主張すること自体が我儘と捉えられるのではないか、と苦しんでいます。制度さえ変われば、堂々と別姓を選択できるのに、と歯痒い思いです。おそらく多くの男性はそんなこと考えたこともないのでしょうが、世の中にはこういった「女性がじっと我慢するもの」が多すぎる気がします。
反対派の方々の主張は「選択的」の意味を理解されていないように感じます。同姓を選択することによって「家族の絆」や「一体感」を深めたいと考える方は、今までどおり同姓を選択なさればよいのです。また、高齢層の方は反対派が多いのかもしれませんが、これから結婚する若い世代の声に耳を傾けるべきではないでしょうか。そして圧倒的に「姓を変える側」である女性の声をもっと意識的に拾ってください。今まさに結婚を目前にしながら苦しんでいる者の声として、一日も早い選択的夫婦別姓制度の実現を望みます。

家族の絆が失われるかどうかは、苗字次第ではなく、当人次第

もへ 大阪府 女性 20代

私は役所の戸籍担当として、毎日大量の婚姻届や離婚届、子の入籍届等の処理をしてきた。
まず結婚した方のマイナンバーカードやパスポート、健康保険証、印鑑登録等の氏名変更の業務が大変。そしてそのうち3組に1組が離婚するので、また氏名変更の業務が発生。その別れた夫婦うち大半の子どもたちは、家庭裁判所の許可を得て母親の旧姓戸籍に入籍するので、子どもたちの氏名変更が大量発生。(たまに離婚するほど嫌いな存在である元配偶者の氏を、仕方なく名乗り続ける人もいる)
結婚による改姓を望まない夫婦もいるのに、この作業は無駄すぎる。
親子別姓だと子が不幸になるという方へ。現行法でも、結婚して改姓した方は親と別姓になってしまっています。子が兄弟別姓になると可哀想だという方へ。現行法でも、例えば姉妹弟は各々結婚すると全員別姓になってしまうことが多々あります。
家族の絆が失われるかどうかは、苗字次第ではなく、当人次第です。
旧姓併記で問題ないという方は、婚姻時に配偶者の姓に改姓してあげてください。
選択的夫婦別姓に反対の方は、自分の意向と違う風潮が世に広まり、社会が変化するのが怖いのかもしれません。ですが、どのみち現代社会は既に変化し続けています。現状維持できないほどに。
それならば、時代に合わせて、別姓婚も自由に選択できた方がよくないですか?

少なくとも自分の子どもにはそんな思いをしてほしくない

匿名 東京都中野区 女性 30代

プロポーズされた。彼の生涯のパートナーになりたい。しかし選択的夫婦別姓が実現していない現状、法律婚をするか否か悩んでいる。私が選択的夫婦別姓実現を望むのは、改姓時のコストやキャリアだけが理由ではない。同姓が強制されること自体がおかしいと思うのだ。私たちカップルの場合、それぞれの職業や親族、また自分が女であることを考えれば、私が名字を変えるほうが負担や外野からの面倒な詮索は少ないだろう。家の名字が途切れると困る事情はないし、仕事は対海外なので主にニックネームを使っているし、よく氏名の漢字を間違えられるし…そのため戸籍名に強いこだわりがあるわけでもない。しかし、そんな私でも夫婦別姓を選択したいのだ。そもそも両者が対等であるはずの結婚で、一方がこれまでの姓を改めもう一方の姓に合わせるのが強制だなんて理不尽極まりないと考えるからだ。どちらの姓にするのが負担や面倒が少ないかと比較し選ばせること自体が酷いと思う(そしてその結果女性のほうが多く改姓している)。尚、子どものためには家族は必ず同姓でなければという人がいるが、逆の考えだ。夫婦別姓が選択できる社会の実現のほうが次世代の幸福のためになると信じる。小さいころ、女は結婚したら姓を変えなければいけないのかと考え悲しくなった。未だに選択的夫婦別姓が実現せず失望している。少なくとも自分の子どもにはそんな思いをしてほしくない。子どもの姓を決めるのにもめるのではという声もあるが、夫婦同姓なら結婚時に・別姓なら子どもの誕生時に、と決める時期が異なるだけだ。 また、マイナンバー制度が出来た今、別姓で婚姻関係・親子関係の確認コストが増えるとはもう言えないのでは。 「選択的」なのになぜ未だに認められないのか疑問。結婚に悩む我々世代のためにも、次世代のためにも、一刻も早い実現を望む。

改姓することが出来ずに結婚を諦めました

moto 東京都 女性 40代

親から姓名判断をしてもらい授かった姓名です。何故女性ばかりが改姓しなくてはならないのか。結婚はしたいが、改姓することが出来ずに結婚を諦めました。また改名する事により結婚にしろ離婚にしろ手続きの手間は女性ばかり。全てが無駄な作業にしか思えません。
選択出来るだけの事です。これだけの事がなぜ日本に出来ないのでしょうか。

最高裁の判断には本当に驚き

たこのす 静岡県 男性 60代

夫婦別姓が認められなければその一族に一人残った子供が結婚しようとした際、その子が相手の姓を名乗れば、その一族の歴史はそこで終りになります。ですが、もし、選択的夫婦別姓が認められ、子供に複数恵まれればそれぞれの名前を名乗ることも可能でしょう。そうなれば、一族の歴史は残ります。
夫婦別姓に反対する意見もかなり聞きましたが、日本文化としての家制度を維持したいぐらいの根拠のようです。しかし、ならば、夫婦別姓を認める事こそ本当に家を守りたい、未来に繋げていきたいと思う人たちの気持ちに寄り添うことになるのではないでしょうか。
最高裁の判断には本当に驚きました。ありえません。今日ただでさえ高くなっている結婚へのハードルを下げる気はないようです。少子化対策にも逆行していると思います。

名前が別姓であることが、家族の絆を弱くするという議論は論外

ham 石川県 女性 50代

私自身夫婦別姓です。国際結婚23年になります。主人が日本の就労ビザを取得する際に、その会社のビザ申請担当の方がカタカナで書いた読みがなが、日本語表記での氏となりました。その後に私達が出会って結婚するとなった際に、私が直面した現実が、カタカナの”読みがな”が自分の氏となるかあるいは主人が漢字姓になるという2つの選択肢でした。最初は、一般的な選択肢をとり、一旦主人の姓に合わせて登録したものの、発音上も表記上も便宜的につけられただけのある種”記号”のようなものが名字であるという違和感が日々膨らんでいきました。カタカナの名前は主人にとっても本当の名前ではありませんし、発音も違います。そこで、家庭裁判所に行き、その違和感や自分のアイデンティーの一部を残しておくことで使い分けをしたいとお願いし、私自身の旧姓と主人のカタカナの読みがなをあわせてカタカナ+旧姓の名字にすることを認めて頂きました。そうすることで、あらゆる場面で求められるサインや旧姓のままの利用も可能になり、自己のアイデンティティーも残しておけると考えたからです。3人の子どもたちも、その状況に応じて名前を使い分けどの場所でどの名前を使うかの判断は任せています。名前欄の文字数が足りなければ、「母親の旧姓+名」、書道では見た目のバランスが悪いから「母親の旧姓+名」、公的書類や入学などに関わる試験にはフルネーム「父親のカタカナ姓+母親の旧姓+名」などです。主人の姓に私の旧姓はついておらず、カタカナのみの表記ですから、子供と私(母親)は同じ姓、主人はカタカナのみの姓ですので、夫婦夫子別姓です。子供たちに聞いても、人とは違う名字であることや父親と名前が違うことついて、まれに質問されることはあっても、差別的な経験をしたことは一度もないといっています。そもそもカタカナの読みがなで名付けられた姓は、私達にとっては、記号でしかありません。あのとき、ビザ担当の方が他の発音で読みがなを書けば、違う名前になっていたわけですから。ましてや名前が別姓であることが、家族の絆を弱くするという議論は論外だと実感として思います。家族はそれ以上のものです。夫婦別姓でない方々にとっては、その価値基準は、自己の経験に基づくところから判断するしかないわけですから、反対する理由もわからなくもありませんが、その多くが、感覚的、文化的価値観からくる意見だと思います。別姓を望む人にとっては、複雑な背景や理由がある場合も少なくありません。いろいろな物事と同じで、選択肢があることで、ひとはその選択についてより深く考え、責任と主体性と誇りを持って行きていくことができます。色々な選択肢、多様な考え方があることが、家族文化や日本古来のあり方を否定することにはつながらないと思いますので、私は選択肢がある方が良いと思っています。

海外には旧氏使用という観念がない

m 神奈川県 女性 20代

メーカーで研究者として働いている者です。
海外でエンジニアとして活躍する夫と法律婚をしており、戸籍上の氏は夫氏にしていますが、研究者としては旧氏で活動しております。
現行の夫婦同姓では研究者として二重の氏名を名乗らざるをえず、キャリアが分断されてしまい、大きな不利益を被っております。
研究者のように世界で活動する人にとって日本国内でしか通用しない旧氏使用拡大は何の解決策にもなりません。
これらの理由から選択的夫婦別姓に大いに賛成します。
以下に、具体的にどのような場面で戸籍上の氏を名乗らざるをえないか、例を挙げます。
・海外大学にてphDの取得を検討しているが、海外には旧氏使用という観念がないため、戸籍上の氏でしか取得できない場合がほとんどである。
・海外特許を取得する場合、戸籍上の氏しか使用できない。なお、日本では旧氏併記が認められているが、一見して婚姻している事実がわかるため、不特定多数に自身のプライベートを知られることになってしまう。
・海外の研究機関など機密情報を取り扱う施設に立ち入る際には戸籍上の氏名での本人確認が必須である。研究者としては旧氏名を使用しているため、手続きに莫大な時間と労力がかかる。
婚姻により氏を変更することは、研究者のキャリアに大きな不利益を与えます。これは研究者の海外流出ならびに国力の低下に繋がります。私は日本のために、日本の技術力の高さを世界に広めたいと考えているからこそ、日本政府には選択的夫婦別姓を認めていただきたいです。
また、多くの女性が婚姻に伴い氏を変更しているいま、日本で女性がキャリアを積んでいくことは不可能だと考えます。
日本国内の優秀な人材が、強制的夫婦同姓により実害を被っており、そのために能力を最大限に発揮し活躍できていない現状をご認識ください。
早急な対応を望みます。

夫婦別姓が選べるようになれば結婚したい

つぶ 埼玉県春日部市 女性 30代

自分の氏に自分のアイデンティティーを感じているから。自分の氏の家系が私の代で途切れるから。結婚したいが氏を改めることに抵抗があり、結婚の決断ができないから。
世界では同性強要している国は日本しかない。
夫婦別姓は家族の絆が薄れるというが、では日本以外の国の家族はどうなのか?
家族としての絆は薄いのか?
そうではないと思う。別姓でも家族の絆は当然にあると思う。
もう何十年も議論し続けて、いつになったら夫婦別姓が認められるのか。
私は夫婦別姓が選べるようになれば結婚したい。その為、結婚は思いとどまっている一人である。
私同様、選択的夫婦別姓が叶えば結婚できるカップルはたくさんいるように感じる。
個人の尊重と多様性、そしてこの国の人口減少を少しでも抑えるために夫婦別姓を選べるようにして欲しい。

通称はニックネーム程度にしか過ぎない

I 男性 20代

彼女と結婚するにあたって自分が姓を変えたいと両親に伝えたところ、絶縁するとまで言われました。私が姓にこだわりがなく、彼女が姓を変えたくないからこその改姓の決断だったのですが、ここまで強固に反対されるとは思わず、非常に苦しい思いをしています。夫婦別姓が選択可能であればこのような事態にはならなかったはずです。事実婚は法律婚と比較して経済的な面で苦しいことが多く、非常に残念で悲しいです。このような事情から私は選択的夫婦別姓に賛成します。
旧姓の通称使用について彼女と調べました。結局分かったことは、通称はニックネーム程度にしか過ぎないということでした。姓に対してアイデンティティを感じる人がこのような馬鹿馬鹿しい制度を受け入れられるわけがないと感じました。通称使用を推進するために公務員の方々の大変な労力が割かれているのかと思うと本当にうんざりします。

「選択的」別姓という話であるのになぜ反対

ありー 東京都大田区 女性 30代

婚姻、離婚時に姓が変更になることにより、過去のアイデンティティや実績の損失、また氏名変更のための各種申請の手間が片方だけにのしかかる重い手間であるから。
「選択的」別姓という話であるのになぜ反対する必要があるのでしょうか。別姓にすることで離婚率が高くなるということを懸念しているのであれば、人間関係自体がその程度のものだっただけであり、姓によるものではありません。

あくまでも”選択肢が増える”だけなのに

ぱちぱち 女性 20代

私は実際に昨年結婚し、夫婦がどちらかの姓に合わせないといけないことでパートナーと衝突しました。私は自分の名前で生まれてから今まで過ごしてきて、結婚によって変えないといけないという現状に疑問を抱いていました。パートナーは世の中の96%が男性の姓にしているという現状から世間体を気にし、私の姓にするという選択肢は無かったようです。個人的な事情で結婚という形を選択しましたが、今でも公共の場では変更した名前で自分を名乗らないといけない、呼ばれるということに慣れないし慣れたくありません。この件はずっと日本でも課題として挙がっていると思いますが、夫婦同姓がなくなるわけではなく、あくまでも”選択肢が増える”だけなのに、それが認められないことにも納得いきません。同じ姓にしたい人がしたらいいし、そうじゃない人は別姓にしたらいい、このままだと今後どんどん”結婚”を選ぶ人は少しずつ減っていくんじゃないかと思います。
上記にも述べましたが、“選択の自由””は与えられないのでしょうか。人が自由に自分らしく生きていきたいという気持ちを持つ人は、今後どんどん増えていくと思います。日本の古き良き文化を終わらせたいわけではありません。ただ、このまま変わらないのであれば、日本という素晴らしい国が””先進国””とは名乗れなくなると思います。
好きな人,大切な人と居られることに縛りがあることが生きにくいです。
どうか,視野を広げてください。

子供たちに胸を張れる、日本の姿を見せたい

ホノカ 大阪府豊中市 女性 20代

同じ姓である利点が感覚的なものしかないのに、姓を別にしたいという方の意見を否定するのはおかしいと思いました。
私も、自分の姓をかえたくないです。
姓を変える手続きをどちらかが負担するのも、違和感があります。
結婚相手が、姓を変えたくないという意見を持っているなら、その意見も尊重したいです。
政府には利権にとらわれ過ぎず、私たちの意見を汲み取ってくださると嬉しいです。
昔のしきたりにずっと縛られて、今のニーズに合わせられない日本の姿は、見ていて悲しいです。
子供たちに胸を張れる、日本の姿を見せたいです。

選べるようにしたらいいじゃないかと言うだけ

yam 女性 30代

夫婦別姓によってのデメリットが思い浮かばないため。行政の管理のしにくさが反対の主な理由の印象を受けます。姓を別々にしようと言っているのではなく、選べるようにしたらいいじゃないかと言うだけで何をこんなに揉めるのか分かりません。

赤の他人に結婚のステータスをさらされたくない

みほ 川崎市 女性 30代

○法律婚でないと社宅が借りれない
○旧姓併記で対応できている気になっているが、旧姓が私の名前で括弧書きなのはおかしい。赤の他人に結婚のステータスをさらされたくない。
○UAEで強制的夫婦別姓の話をしたら鼻で笑われた。
○クレジットカード、証券の口座、銀行口座、パスポート、論文、特許で旧姓のみを使いたい。不要なトラブルのリスクを避けたい。
○夫の家の所有物扱いされる。嫁は跡取り製造器ではない。
○いろんな人になんという名前になったのと聞かれるのが非常に不愉快。
○事実婚で、緊急を要するときの、怪我や病気のときの対応が心配。相手の姓を嘘でも名乗るできか。住民票に見届けの妻と記載し、それを持ち歩くか。。

もし、強制的夫婦同姓を継続する、もしくは、通称使用の拡大で済まそうとするのであれば、性差を、理由に改姓を強要するのは違法だと学校で教育する、大人になってしまった人たちのために広く社会に周知する、どちらも改姓を希望する希望しないときのために役所にくじを用意しそれで決める、当事者ふたり以外は決定権をもたないことを周知する等の対応をしてください!

昔から自分の名前が好き

ありさ 東京都国分寺市 女性 20代

昔から自分の名前が好きで、この文字列が自分のことを指す、という意識が強い子供でした。年齢を重ねるにつれ、友人たちから呼ばれる名前は姓由来の呼び名が多く、また社会に出てからは基本的には姓で呼ばれるようになりました。生まれた時からずっと一緒にいた名前にとても愛着があります。同姓しか選べない現在の婚姻制度の中で、どうしても法律婚したいと思う男性と婚姻届を出しましたが、婚姻届を出すまでにパートナーに「改姓したくない思い」を理解してもらうところまでで疲れてしまい、同じく姓に愛着のあるパートナーに譲る形で夫氏婚に甘んじました。別姓の選択肢がない中での妥協のため、年に何度もパートナーを責めてしまいます。私を苦しめているのは貴方だと罵ってしまうこともあり、パートナーは今では罪悪感もあって言い返すことも無く、項垂れてしまいます。事実婚に切り替えることも考えますが、万が一のことが会った時のこと、子供が「非嫡出子」になってしまうことが不安で踏み切れていません。今は1人の娘が生まれ、この子も将来苦しむかもしれないと思うと辛くて仕方ありません。夫の姓に合うように2人で沢山考えた名前をつけたので、姓も合わせて気に入ってくれると嬉しいと思いつつ、私のように姓に愛着があると苦しくなるかもしれないと、娘に申し訳ない気持ちもあります。友人たちが結婚が決まる度に悩む姿を見るのも、辛くて仕方ありません、気持ちをやり過ごす方法をアドバイスするしか出来ないのも苦しいです。全て「別姓」が選択肢に入るだけで解決できる、一刻も早い選択的夫婦別姓制度の導入を望んでいます。

18歳成人ができて、選択的夫婦別姓が出来ない理由がわかりません。事実婚では生まれた子供は「非嫡出子」となってしまいます。「非嫡出子」の区別をやめたり、事実婚に法的根拠を認めたくないのなら、「選択的夫婦別姓」を認めることが1番コストが少ないと考えられます。1番合理的な判断をお願いします。

法の下の平等はどこに

かぶら 三重県 女性 50代

法の下の平等はどこにあるのでしょう。
別姓が認められないために、結婚や出産を躊躇する若い世代の方達、
結婚後も社会で働きたくても、旧姓で堂々と働けないため、諦めてしまう主婦の方々等々、人生を進めるうえで、多くの弊害が生じております。
結婚して改姓により、多大な喜びと幸せをかみしめている人々がいる一方で、多大な精神的苦痛と対峙させられている人々がいます。苦痛なら、事実婚にすれば良いとか、外国人と結婚すれば良いだけ、とかそのような意見は暴論です。日本に生まれ、日本人で良かった、と誰もが心から思える、寛容な社会の実現を切望しております。

現状は、いわゆるいじめ、嫌がらせと同等です。
多大な精神的苦痛を感じている人々がいるのに、反対派の国会議員は夫婦同姓に固執して、
困っている人々を徹底的に苦しめています。
本来国会議員の役割は、国民一人一人を幸せに導くのが筋だと思いますが、
切実な願いを頂いている国民を不幸に陥れております。

反対派の方の意見として、家族の絆が壊れるとか言っている人がいますが、名前を統一しないと絆が壊れるような関係性こそ、問題です。
絆や信頼関係は、日々一歩一歩積み上げていくものですから、同姓別姓は全く無関係です。

現在の法制度が、別姓を望む人々にとって、かなり深刻な暗い影を落としていることを理解していただきたいです。

家族の形の多様化は止められない現実

山口薫子 東京 世田谷区 女性 60代

改姓を望まないカップルの場合、どちらか一方が改姓を強制される夫婦同姓はどう考えても法が定める「全て国民は法の下に平等である」に反しています。カップル間の平等も損なわれます。
夫婦同氏を望めば婚姻が許されるが別姓を望めば許されないという不利益!法的に許されるものではありませんよね。
どうして夫婦は同じ姓を名乗らなければならないのか合理的理由が分かりません。
人の生き方、家族の形の多様化は止められない現実です。多様性を認め合い誰もが行きやすい社会を望みます。それには選択的夫婦別姓の導入は必然と思っています。